芥川賞作家の新井満が、2001年(平成13年)にアメリカの原詩に曲をつけて発表したものだ。
通常、生きている者が死者を悼むのだが、歌詞の冒頭には「私のお墓の前で 泣かないでください そこに私はいません」とある。これは人の死を嘆き悲しむ者に対して、死者の方から“いたわり”の言葉を投げかけているのだ。
親しい人が亡くなれば悲しい。その想いが募るとこのような歌詞が生まれるのだろうか。人は亡くなっても、いつもあなたの側に寄り添っている・・・ それは永遠に続くのだ。 秋川雅史の歌声で聴いてみよう。
千の風になって 歌:秋川雅史