今回の解散・総選挙はいろいろ言われているが、要するに、追い込まれての解散だろう。近いうち解散とかバカ正直解散と言う人もいるが、私はそうは思わない。野田首相が「近いうちに」と言ってから、3ヶ月以上もたったのだ。少しも、近いうちではない。また、バカ正直でもない。
民主党は大敗が予想されるだけに、大多数の議員が解散に反対だったという。その反対論を押し切って解散したのは、要は“野田降ろし”が出てくるのを警戒したからだろう。身内の議員がどうなろうともそれを無視して突っ走るのは、自暴自棄と同じである。どこか破れかぶれな面がある。したがって、今回の解散は「自爆解散」か「やけくそ解散」と思えるのだ。
民主党が勝てばそうは言われないが、今の予測ではとても勝てるとは思えない。80議席も取れば上出来だという見方や、50~60議席ぐらいで惨敗するという予想も出ているほどだ。選挙の結果は予断を許さないとしても、比較第1党になるのも難しいと見られている。まあ、後で結果から判断するとしても、今のところは野田首相の自爆解散、やけくそ解散と見るのが妥当ではないか。
最新の画像[もっと見る]
-
『長崎の鐘』 2時間前
-
たかが野球、されど野球 2時間前
-
宮沢賢治と妹・トシ 12時間前
-
宮沢賢治と妹・トシ 12時間前
-
ムハンマド(マホメット)を讃美した大詩人・ゲーテ 2日前
-
スピノザと汎神論 3日前
-
日本で最初の女医・荻野吟子 3日前
-
『砂の器』より 4日前
-
キャンドル・ベイビー 4日前
-
紺野美沙子さんのこと 4日前