衆院選が公示され、12の政党が選挙戦の火蓋を切った。この中でマスコミに大々的に取り上げられた日本維新の会は、今や自民党の補完勢力、あるいは“第2自民党”になった感がする。
脱原発の方針はどこかに消え、企業・団体献金の禁止も撤回した。自民党が憲法改正で「国防軍の創設」を唱えると、それに呼応するかのように自主憲法の制定を打ち出した。TPPの交渉参加にも積極的だし、使い方は違うとはいえ消費税を11%に引き上げよと言う。自民党以上に保守的で体制寄り、さらに国粋的ではないのか。
選挙の結果はもちろん分からないが、予測では自民党が比較第1党になる公算が高い。しかし、過半数を制するのは無理だろうから、その場合、維新の会が自民党と連立政権を組む可能性が大きいと見る。もちろん、自公協力をどうするか、参議院との“ねじれ”を解消するために、民主党との大連立なども予想されるが、維新の会は自民党に最も近い体質なので、大きな影響力を振るうだろう。経済政策でも新自由主義的な傾向があるから、自民党との連携は十分にあり得る。こうして見ると、維新の会が自民党の補完勢力になる公算が高いのではないか。
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