2021年7月23日(金)
高知県南国市で迎える朝。午前7時30分起床。
昨晩は暑さでバテバテだったせいか、すっかり爆睡。
曇っていて涼しそうながら、今日も真夏日予報。
さっそく準備して9時出発。
まずは釣具店へ。高知市内にあるオオツ釣具さん。品数豊富で店員さんも親切。いい釣具屋さん。
こちらでオキアミを購入。110円で至福の時間が過ごせる。
ただし釣れれば(ー_ー)
しかし愛媛に行った時も思ったけど、四国はオキアミが安い。
まずやって来たのは種崎突堤。昨日はアクセスの仕方がわからなかったけど、今日はじっくり探索しついに到達。
さっそく突堤からオキアミ投入。昼はエサで何でもいいから釣り、夜はルアーで大物勝負。
今日は大潮で今は干潮のタイミング。ずいぶん浅い。
風もあまり吹かず、気温は32℃程。熱中症が気にかかる暑さ。冷たいのをゴクゴク飲んで水分補給したいけど、どうも朝からお腹の調子が悪く、クルマの中で熱くなったペットボトルの水、と言うかお湯をチョビチョビと。炎天下でこういうのは危険。要注意。
そして魚からの反応は無し。30分程で見切りポイント移動。
次に来たのは、ここもメジャーポイントと言われるタナスカ。わりと大きな船が着岸する岸壁から釣りができる場所。
「タナスカ」というのは通称かと思ったら、どうやら正式な地名。なぜここだけカタカタ地名なのか?気になるけど、はっきりとした由来は不明らしい。
アカメも狙えるというこのポイント。既に暑さでバテ気味ながら、藁にもすがる思いでオキアミ投入。
しかしバイトは全く無し。本当にヤバい。丸ボースで終わるかも。
岸壁の端からは岸際のブレイクも狙えて、今度はこちらをサーチ。岩には無数の貝殻(カキ殻?)が付いていてこれがやっかい。仕掛けを着底させると高確率で根掛かる。これは困った。やったことないけど、ワームみたいにノーシンカー(オモリ無し)にしてオキアミ投入。
初めてのオキアミノーシンカー。フワフワして何やってるかわからない。こんなんで釣れるのか?
ククッ!
んっ?ロッドに伝わった僅かな感触。
反射的に合わせると、乗った!まさかのオキアミノーシンカーにヒット!ベラか?
しかし予想に反してグオングオンと強烈な引き!何だコレ?デカい!
ブチッ!
うわ〜切れた〜( ̄□ ̄) その場にへたり込む。
何だ今の?小魚用の細いリーダー(釣糸の先端部)だったからひとたまりもなかった。
冷静に考えると、この場所でオキアミにバイトしてくるデカい魚とはクロダイではないか?くそ〜、千載一遇のチャンスを逃したかも。
ここでリーダーをルアー用のフロロカーボン20lbにチェンジ。この強力ラインでなんとかワンモアチャンス。再びオキアミノーシンカー投入。
カンカンに照りつける真夏の日差しと波の音だけが聞こえる静寂の中、オキアミがフワフワと水中を漂う。
ククッ!
うおっ、またキタッ!万全を期す為、今度は一呼吸置いてフッキング!
その瞬間からロッドに伝わる生命感!おーし乗った。今度は獲る!
グオングオンとさっきと同じ強烈な突っ込みに堪えながら、やがて魚が水面に浮いてきた。フロロ20lbの強度に任せ、多少強引に引き寄せてそのままぶっこ抜き!
おっしゃー、ついに今遠征初フィッシュゲット!
クロダイかと思ったら、よく似てるけどこれは腹側のヒレが黄色いキビレ。初めてキビレ釣った。嬉しい〜。
手尺で35cm程。そんなに大きくないけど、自分には十分。感無量。
しかしなかなかかっこいい魚。食べると美味しいらしいけど、例により自分はリリース。水の中で支えて蘇生させるとビューッと元気に泳いでいった。
ふ〜っと一息。丸ボース回避で一安心。
その後バイトは無くなりまた沈黙タイムに突入。ちょうど群れが入ってきたタイミングだったようで、なんとかモノにできて良かった。
時刻は14時。暑いし1匹釣れたし、ここで昼食タイム。
交通量の多い高知市内を避け南国市方面に走っていると、いい感じの店発見。
大きな看板と「かつおのわら焼き 塩たたき」のノレンか食欲をそそるゆず庵。
美味しいカツオのタタキを食べれる店が第一希望だったのでドンピシャ。
「鰹マイスターの店」。
即決で入店。昼時を過ぎ、店内は密になることもなくゆったり。これなら安心。
「メニュー下さい」と言ったら「新聞がメニューになってます」。
おっと、これは初めてのパターン。美味そうなカツオのわら焼き写真につられ、かつおたたき5枚定食とノンアルビールを注文。
まずは龍馬1865というノンアルビール。冷え冷えのジョッキに注いで、美味〜い。カラカラの喉に染み渡る。
本当は3本くらいいけそうながら、お腹の不調の関係で1本でガマン。
そしてかつおたたき定食。
さっそく頂くと、うおっ、柔らかくて濃厚なカツオの風味とわら焼きの香ばしさ、
メッチャ美味い(๑´ڡ`๑)
カツオの美味さをいっそう引き立てるのが、この天日塩(写真左)。
カツオのタタキは当たり前のようにポン酢で食べていた自分に衝撃。人の好みにもよるけど、自分は天日塩で食べた方が美味いと感じる。そう言えば天ぷらも天つゆより塩派だし。
この「いごてつの天日塩」、土佐佐賀で生産されてる高知県産。ただの塩とは違うまろやかなしょっぱさでカツオの旨味を引き立てる。この塩だから美味いのかも。
そしてこの見慣れないドレッシング(写真右)も、なにか不思議な美味さ。タマネギとユズのフレッシュな香り。サラダだけで何杯もいけそう。
思いがけずいい店発見。今後南国市に来る際はリピート確定。本場の美味いカツオのタタキを堪能させて頂きました。
昼食後はホテルに戻って一休みし、ここからは夜の部。
タナスカはだいぶ人が増えたのでパスし、高須エリアのテトラ周りへ。
ここで秘密兵器投入。
昨日散々蚊にやられたので、ドラッグストアで強力虫よけ購入。フマキラーのプレミアム品。ノーマル品の倍近い値段したけど、蚊に刺されやすい体質の自分にはこれくらい必要。
強力虫よけを顔から足まで塗りたぐり、18時スタートフィッシング。夜の部はルアーで勝負。
足元にはショウリョウバッタ。久々に見た。見事に葉っぱと同じ色。
「ヘタクソ早く釣れ」と言いたげな顔(-_-)
時刻は18時45分、ここで日没。
今日は大潮。そして満潮を過ぎて下げに突入し絶好のタイミングのはず。しかし期待と裏腹にノーバイト。やはりそう甘くはない。
アカメとは言わないから、シーバス釣りたい。そうなるとやはり川の方が狙いやすいか。
ということで、またポイント移動。
ポイント移動中、時刻は19時30分。ここで今日も夕焼けタイム。
おお〜、昨日にも増してきれい(゚∀゚)
刻一刻とその色を変える夕焼け。赤ワインのような、なんとも妖艶な色。
見ている間は嫌なこと全て忘れられる景色。いつまでも見ていたいけど、儚くも徐々に色が薄くなり暗くなっていく。
やがて夕焼けタイムが終了し辺りは真っ暗に。束の間の現実逃避終了。
ここで釣り再開。どこに行こうか悩んだ結果、川岸にエントリーしやすく適度な川幅の下田川河口へ。
ルアーはアルカリシャッド。これで表層〜ボトム付近まで広く探る。
そう言えば、プレミアム虫よけの効果は絶大なようで、全く蚊に刺されない。
快適〜(*^_^*)
シーンと静まり返った川面に、時折バシャッというボラのライズ音が響く。その中ひたすらアルカリシャッドをキャスト。
30分程経過し、下げが効いて川の水位が下がってきた。水が動いていい感じなのに、シーバスもアカメも現れない。
う〜ん、やっぱりダメか。
ゴゴンッ!
うおっ?ダメかと思っていたところへバイト!ついにキターッ!
突然のバイトに頭真っ白。いつもここでパニクって何もできずにバラすので、ここは冷静にまずは追い合わせ。よし、これでガッチリフッキング。
グイグイと強力な引きをいなしながら、だいぶ岸際に寄ってきた。ここでネット用意。さあシーバスか?はたまたアカメか?
ドキドキ最高潮の中、慎重に岸に寄せて、ついにネットイン!
おっしゃー!ようやくキタッ!
ライトで照らすと、魚の正体は昼間と同じキビレ!昼間よりサイズアップの手尺40cm。
シーバスでもアカメでもなかったけど、夜の部初フィッシュ。あ〜痺れた。
やや諦めムードだった中、本当に感謝の1匹。
水の中で蘇生してからリリース。バシャッと水しぶきを上げて戻っていった。
痺れる1匹をもたらしてくれたアルカリシャッド。毎度頼りになる。
その後バイトは無く、暑さでバテバテ。20時30分ストップフィッシング。
シーバスもアカメも釣れなかったけど、今日はキビレを2匹も釣らせてもらい満足。
静寂から一転、突然訪れる緊迫感。そしてきれいな景色。釣りの醍醐味を堪能させて頂いた。
ホテルに戻りビールタイム。くう〜うめえ(>ω<)
でもお腹が本調子でないのでホドホドに。
今日の夕食もエースワン。朝どれ どろめ。
こちらでは「しらす」のことを「どろめ」と呼ぶようで、生どろめをご飯に乗せて食べるどろめ丼。
どろめ独特の苦味とふんわりとした食感。あ〜美味い。
テレビでは、ちょうど東京オリンピックの開会式放映中。
開催までのプロセスは最悪だったけど、日本を含め各国選手の皆さん意外に晴れやかな表情で一安心。
国名が書かれたプラカードは漫画の吹き出し。
ちょっとこれ、ツボった(*´Д`)
オリンピック開会式を見ながら就寝。今日はよく眠れそう。
明日は早くも最終日(¯―¯٥)