2013年12月30日
「はまなす」は寝台車以外深夜も車内放送が行われる為、たびたび目が覚める。
東室蘭到着。
まどろみ状態のまま時間は過ぎ、やがて減光が解除されて南千歳に到着。いつの間にか定刻に戻っている。
まだ外は真っ暗。列車は雪が降る千歳線を進み定刻6時7分、終点札幌に到着。
ホームに降りると、寒い!寒い中でもあちこちで記念撮影。
自分も先頭DD51の撮影に向かうと、やはり12両のMAX編成。青森同様機関車はホームギリギリに停車。
仕方なくドアップ。
6時20分過ぎ「はまなす」回送。最後尾は雪がビッシリ。雪の深夜を力走してきた証。かっこいい。
今日の「はまなす」はMAX12両編成が満席だった。
需要は充分あるのに廃止の噂、考える度にブルーになる。
気を取り直し温泉に向かう。やはり夜行列車を降りるとむしょうに朝風呂に入りたい。
地下鉄「東豊線」に乗り替え、終点福住で下車。駅を出ると札幌の街は明るくなってきた。
札幌ドームを右手に見ながら吹雪の中を歩くこと約20分。雪が激しく、少々きつくなってきたところで、
ようやく到着。
つきさむ温泉。
ここは23時間営業で、午前6時~9時まで朝風呂タイムとなっている。
さっそく館内へ。温泉は4階。健康ランドのような感じだけど、茶褐色の温泉は本格派。
体を洗い、さっそく露天風呂へ。塩素臭がすることもなく、循環ながらお湯の良さは味わえる。
泉質は「アルカリ性単純泉」。源泉浴槽もあるけど泉温が25℃と低い為、加温はされているらしい。
札幌の街中にいることを忘れる静けさと吹雪の中で露天風呂を満喫。あっという間に9時になってしまった。
<つきさむ温泉>★★★★☆
泉質:B 眺め:A 癒し:A コスパ:B
成分的にはそれ程濃くないけど、眺めのいいロケーションと茶褐色のお湯はそれだけでリフレッシュできる。
料金が高いのが難点ながら、設備は充実しており1日いても楽しめそう。
朝風呂営業があり、「はまなす」利用者にはぴったり。
入浴料1255円(バスタオル・タオル付き)。朝風呂は740円(タオルなし)。シャンプー・ボディソープ備え付けあり。
温泉を出て再び地下鉄に乗り札幌駅へ。「1日散歩きっぷ」を購入し、今日はこれから静内に向かう。
未だ乗車経験がない日高本線。
特急が走っていない日高線は、周遊券やフリーきっぷではなかなか訪れる機会が無かったけど、
「1日散歩きっぷ」は普通・快速限定。そうとなれば日高線に初挑戦…ということで、いざ出発。
それにしてもお腹がすいた。3・4番線のホームにあるそば屋さんで遅い朝食。
そばを食べていると3番線に「北斗星」が到着。多くの乗客が降りてきてみんな記念撮影。実に楽しそう。
ブルトレは人を幸せな気持ちにさせてくれる。乗客の顔を見れば一目瞭然。
時代の変化は分かるけど、少しくらい残してくれても良かろうに。まずい、また悶々としてきた。
普通苫小牧行に乗車。721系はクロスシートなのがありがたい。もうロングシートは勘弁。
サッポロビール庭園。
苫小牧到着。
ここから初の日高本線に乗り換え。
自分は2両編成の2両目に乗車。車内はずいぶん混んでいる。帰省客に混じり「鉄」の方も多い。
海側の席に座っていると車内放送「後ろの1両は鵡川で切り離します」。
「なにーっ!?」そういうことは先に言ってくれ。しかも「鵡川」って苫小牧からすぐじゃん。
せっかく海の車窓を楽しもうと思ったのに。ひどい仕打ち。
列車は定刻14時22分に苫小牧を発車。室蘭本線と離れ、初の日高本線を進む。
そして、約30分で鵡川に到着。本当にすぐ着いてしまった。
予告通り、ここで2両目の乗客はゾロゾロと1両目に移動させられる。
無理矢理1両に押し込まれた車内は大勢の立ち客が出る混雑ぶり。ちょっとこれはひどい。
自分は通路側に着席した為、ほとんど景色は見れず。あ~せっかくの初日高線なのに。
途中駅で降りる人がほとんどいないまま通路側で過ごすこと約1時間、ようやく静内に到着。
皮肉にも、ほとんどの乗客がここで下車。
静内らしいポスター。
今年大活躍だったロードカナロアは静内生まれだったのか。今回はできないけど、牧場巡りも楽しそう。
夕暮れの静内を買い物がてら散策。しかし風ビュービューでとてつもなく寒い。
すぐにホテルにチェックイン。ホテルローレル。
「ローレル」と言えば、やはり「サクラローレル」を思い出す。静内のホテルらしい名前。
ここは天然温泉が付いている。さっそく最上階の浴場へ。
日帰り営業もしているようで、地元の方も多く訪れる。お湯は鉱泉を沸かしたものらしい。
しかしながら温泉のいい匂いがする。静内の夜景を見ながら、しばし至福の時間。
風呂を出てようやく夕食タイム。今日は天ぷらそばしか食べていないからお腹ペコペコ。
夕食は、札幌駅で購入した自分の北海道での主食「石狩鮭めし」。
今は期間限定の「新旧食べ比べバージョン」となっている。
新も旧も美味いけど、いくら好きの自分にはやはり「新」の方が好み。
夕食を食べ終わり、「KYOKUGEN」腕相撲対決を見て就寝。
二晩連続夜行列車だったから、さすがに疲れた。zzz…。