2020年12月8日
兵庫県北部の豊岡で迎える朝。午前7時起床。
今日は香住まで行って釣りをし、夜は松葉ガニを頂く予定。その為に今日は夜まで何も食べず。
しかし今は晴れてるけど、Mr.悪天候の異名を持つ自分らしく今日の天気予報は雨。しかもなんだかここ北近畿だけを狙い打ちしたような雨雲。自分が釣りしようとするといつもこうなる(-_-)
朝風呂でさっぱりして10時ちょうど、豊岡グリーンホテルモーリスをチェックアウト。今回もモーリスらしい安定の快適さだった。
ホテルを出ると既に雨。傘持ってない為、アイティ内の100円ショップで折りたたみ傘購入。330円。このパターンて傘がどんどん溜まっていく(*´Д`)
豊岡から10時54分発の普通 香住行きに乗車。
キハ47の味わい深い車内。昨日の103系や113系同様、JR西日本管内ではまだまだ国鉄時代の車両が現役で嬉しくなる。
接続列車が到着するといくらか増客して定刻に豊岡を発車。
円山川が見えてくると城崎温泉に到着。多くの乗客が下車。
あの名湯 円山川温泉はまだ休業中とのこと。個人的いい温泉TOP5に入る名湯。なんとか復活してほしい。
列車は円山川を離れ、エンジンを唸らせながら山間部を進む。天気は引き続き雨。雨具も持ってきてないし、この雨の中釣りするのは嫌だな〜と途中下車して寄り道することに決定。
竹野で途中下車。ここから海に向かって雨の中歩く。
徒歩約20分で日本海に出る。竹野海岸という砂浜。
こちらは竹野川の河口。寒くもないし、この天気じゃなければ十分釣りできるのに。
防波堤の向こう側は冬の日本海らしく大荒れ。こちらはちょっと釣りは無理。
釣りしたい欲にかられながらやって来たのは海岸に建つ北前館。こちらに誕生の湯という温泉がある。
受付を済ませさっそく浴室へ。露天風呂は小さいけど日本海が一望でき、幸い今日は貸し切り状態。湯は非常にしょっぱい強塩泉。ヘタに目に入ると目を開けてられない。誰もいない露天風呂で日本海を眺めながら90分コースで堪能。
湯上がりにレストランで海の幸を食べれるけど、夜のカニに備えてここはガマン。
竹野駅に戻り、普通 香住行きに乗車。まだ雨は降っている。夕マズメだけでも釣りしたい。
雨に煙る日本海。飛んでる鳥はトンビでしょうか?しかしこの暗い空を見てると雨は止みそうにない。
14時41分、カニバサミのオブジェでおなじみ、香住に到着。城崎温泉−浜坂間の普通列車は今もキハ47の独壇場。いつまでも独壇場であってほしい。
ひとまず本日のお宿にチェックイン。駅から徒歩5分ほどの所に位置する「夕香楼しょう和」。前から気になっていた宿、ようやく泊まれる。
部屋から日本海が見えるオーシャンビュー。ちょっと晴れ間が出てきた。そうとなれば夕マズメの一勝負。釣具の準備をしていそいそと香住東港へ。
16時スタートフィッシング。何でもいいから青物入ってきてくれないか、とレンジバイブを投入。しかしまた雨が降り出す。
しかも結構ドシャ降り。たまらず中断。天気概況見ると雨降ってるのここだけ。雨男の本領発揮で330円傘大活躍(*_*)
30分程すると小降りになって釣り再開。多少濡れてしまったから寒い!寒い中ランガンするもバイトは無し。結局何も起こらないまま時刻は17時30分となり、夕食時間に間に合わなくなる為、早くも無念のストップフィッシング。結局雨に濡れただけだった。
今回も香住フィッシュ捕獲ならず。昼からエサ釣りしたかったのに、といつものように往生際悪くブツブツ言いながら宿に戻り、温泉で冷えた体を温める。ジワーンと染みる〜。
温泉のあとは今旅のメインイベント、松葉ガニ。予想通り結構な量のようだけど、朝から何も食べず準備万端。
松葉ガニとはこの地で穫れるズワイガニの呼び名。その存在はまさに冬の味覚の王様。
茹でガニ丸々一杯の他に刺身・焼きガニ・鍋などほぼフルコース。これはたまらん(゚∀゚)
まずは食前酒。美味いけど、やっぱりビールが欲しい。
という訳で第二食前酒。自分にはこちらの方が合ってる。
そしていよいよカニへ。これはカニ刺し。甘くてプリッとして、美味い〜。
焼きガニ。香ばしさがカニの旨味を引き立てる。
カニミソ。美味いに決まってますって。
カニ鍋。美味しんぼに出てきた至高の五大鍋を思い出す。火を通しすぎないよう頂くと、あ〜幸せ(*´ω`*)
最後はカニ雑炊で〆。結構な量頂いたけど、2時間一心不乱に食べ続け完食。朝昼抜いておいて良かった。
食後のデザートはケーキとソフトクリーム。なにか怒涛のように過ぎていった至福のひとときだった。もう何も食べられない。
静かな香住の夜景を眺めて就寝。一庶民の自分にはMAXレベルの豪勢な夜だった。まあたまにはこんな贅沢も。zzz…。