Wander Life

癒しを求めた流浪の旅模様を綴ってます

2020 秋の釣り旅in道北①【旅立ちは新日本海フェリー「らべんだあ」】

2020年11月17日 21時09分19秒 | フェリー旅

2020年11月3日

 

 

 

 


かねてからの念願だった移住を決意し、新卒以来永年勤めた会社を10月末をもって退職。
どうにか転職先も決まり、年明けからの勤務ということで11月・12月の2ヶ月間は無職が決定。
人生でこれ程のフリー期間がとれるのは、定年退職後を除けば多分最初で最後。やりたいことをやれるチャンス到来。
という訳で、自分の人生でいつからかずーっと心残りになってるやり残しをする旅に出発。目的地は北海道道北。

 
この地でトライする自分の人生のやり残しとは?それは幻の魚イトウを釣ること。

絶滅危惧種であるイトウは、日本では北海道の一部地域でのみ生息が確認され、それが主に道北地域。釣りシーズンは春と秋が良いとされ、11月はイトウ釣りシーズンの終盤。偶然にもこの期間に長期休暇(?)がとれたなら、これはもう行くしかない。

ということで、道内10泊の予定をたて、いざイトウ釣りの旅へ出発。



 
 
気分が高揚しているのか、前夜はあまり寝付けず浅い眠りのまま午前2時30分起床。いよいよ来た旅立ちの時。

身支度を整えて3時30分、愛車レガシィと共に出発。まず向かうのは新潟。新潟から小樽行きのフェリーに乗船し北海道を目指す。

何日も前から準備してたので忘れ物は無いと信じたいけど、高速道路走行中に「あっ」とさっそく忘れ物発覚。保険証忘れた。もうあきらめるしかない。使わないで済むことを祈ろう。他にもありそうで怖い。 
 
 
 
 
 
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眠れなかった分、関越道走行中睡魔に襲われ、途中仮眠をとりながらのんびり進む。やがて早朝の谷川岳P.Aに到着。
 
 
 
 
 
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紅葉しかかっていて、なかなかきれいではないですか。
ここからは関越トンネルで上越国境越え。まだ時期が早いので雪国ではない新潟県にIN。

しかし北海道は今夜から寒気が流入するらしく、明日は雪予報。週間天気を見てこれを察知し、急いでスタッドレスを購入し履き替えてきた。海外製の格安スタッドレス。TRIANGLEという銘柄で1本5000円。この金額はありがたいけど、本当に雪道走れるか不安も。念の為チェーンを携行。

のんびり走り北陸道新潟西I.Cで出て一般道へ。新潟西港へは新潟亀田I.Cが最寄りのようだけど、国道8号の流れが良いので時間的にはあまり変わらず、高速料金も僅かですが安くすむ。
 
 
 
 

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午前9時30分頃、新潟西港近くのスーパーに到着。ここでビールと食料を調達。毎回こういう時はついつい食べきれないほど多く買ってしまう。
 
 
 
 
 
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そしてここから5分程で新潟西港到着。約20年振りの新日本海フェリー。あの時は2段ベッドの寝台だったけど、今回は個室「ステートAアウトサイド」。
 
今の時期は閑散期に位置付けられていて、定員2名のステートAを1名料金で貸し切りが可能なことと、何と言っても夜行フェリーはGoToトラベルの対象となっていて35%OFF!さらに船内でも使える地域共通クーポン付き。
これらの恩恵に預かり、思い切って個室をチョイス。
 
 
 
 

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今宵の宿「らべんだあ」。久々の船旅にテンション上がる。
さっそく乗船手続きをし、乗船待ち待機所へ。出港は12時。「11時30分から乗船開始となります」と誘導員さんに言われ、それまで港付近をブラブラ。非常に風が強く今日は揺れそう。さらに今夜から冬型の気圧配置が強まり、日本海はシケ予報。「Mr.悪天候」の異名をとる自分がどこか行こうとすると必ずこうなる(-_-)
 
 
 
 
 
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時刻は11時30分となり、いよいよ乗船開始。さらにテンションUP!スロープを上り船内で誘導員さんの指示に従いクルマを停車。荷物を持ちステートAの客室へ。
 
 
 
 

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DSC_0103.jpgうおっ、凄い!テレビ・冷蔵庫・洗浄機付きトイレ・シャワーとあって、ほぼホテル。さらにアウトサイドなので窓付き。この時点でテンションMAX。こういう部屋で船旅してみたかったんだよな〜。感無量。
 
 
 
 

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今回の乗船券。部屋のカギはカードキー式。持ち帰り可能。
 
 
 
 

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そして地域共通クーポン。5枚も頂いて、さて何食べようか?
 
 
 
 
 
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出港時刻が近付きデッキに出てみる。やっぱり船旅ではこの出港シーンを見届けないと。
そして定刻12時、船がゆっくり動き出し離岸。「ボーッ」という汽笛が鳴り響いていよいよ出港!
 
 
 
 
 
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誘導員さんが手を振ってお見送りしてくれる中、徐々に遠ざかる新潟西港。「旅に出る」って感じ満点。
 
 
 
 
 
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急行「はまなす」廃止で鉄道の東北・北海道夜行が消滅して以来、北海道へ行く意欲が減退してたけど、やはりフェリーは旅情を感じられる旅手段。これは今後もありのあり。
関東からだと大洗か新潟がメインかと思うけど、自分の中では早朝に到着して時間を有効に使える新潟-小樽の新日本海フェリー一択。料金も安いし。
 
 
 
 
 
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防波堤の向こうは波ジャブジャブ。一応酔い止め薬は持参してるけど、使うハメになるのか?
 
 
 
 
 
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防波堤が途切れ荒波の中へ。大きな振幅で船体が揺れるものの、なんとかなりそうなレベル。
 
 
 
 
 
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いざ大海原へ。フェリーは結構なスピードで進む。新潟ー小樽の所用時間は16時間30分。「北斗星」の上野-札幌が16時間くらいだったから、だいたい同じ感覚。
 
思えば、初めて北海道フェリーに乗ったのは今はなき東京-釧路の近海郵船。東京湾内でスピードが出せない為、確か所要時間は30時間くらいあったような。
二晩はさすがに長く感じた。それとは対照的に大洗発は東京湾内のスピード制限を受けない為、結局大洗発の方がメジャーになり東京発のフェリーは衰退してしまったのだろうか?
 
 
 
 


DSC_0127.jpgここで船内に戻るとレストランが営業していて即入店。

まずは生ビール。海を眺めながら飲むビール最高!
 
 
 
 
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そして鮭いくら重。いくら大好き人間の自分はメニュー見た瞬間にバイト!あ〜美味い。
 
 
 
 

DSC_0128.jpg生ビール1杯では足りず追加のサッポロクラシック。全てGoToトラベル地域共通クーポンでお支払い。
背景がコロナで衰退した経済の立て直しなので手放しで喜べないけど。
なお、コロナ感染防止でレストラン・売店は営業時間が大幅短縮されている。船内イベントも無し。
 
 
 
 
 
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ランチタイム終了で部屋に戻ると、今度は部屋からオーシャンビュー。
 
 
 
 
 
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まさに船旅の醍醐味。今のところまだ晴れてるけど、明日の北海道は雪予報。
 
 
 
 

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しばらくすると広島-巨人のテレビ中継スタート。地上波とBSが入るものの、地上波は航行区域により電波が不安定。

試合は9回2アウト2-0で巨人リード。戸郷投手初完封勝利かと思いきや、土壇場で菊池選手に同点2ランを打たれてあ~あ。結局延長10回引き分け。投手うんぬんより、本当に最近打線が打てないな。日本シリーズの結果が早くも見えてしまう。
 
 
 
 

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いつの間にか外は曇り空。いよいよ冬型の気圧配置が強まってきたか?

 

軽く昼寝してると既に日没。ここで大浴場へ。
大浴場にはなんと露天風呂まであり!洗いを済ませさっそく露天風呂へ。船の中で入る露天風呂。風が猛烈に強く、顔を風に向けていると息苦しい。追い風になるようなポジションで入浴。船が結構揺れているので浴槽のお湯もジャブジャブ。不思議な感覚だけど、爆風の中で入る露天風呂は最高。45分コースで満喫させて頂く。
 
 
 
 
 
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部屋に戻ると競馬中継やってる。しまった、今日はJBCクラシックの日だった!馬券買い忘れ。ガックリ。それにしてもクリソベリル強かった。単勝130円。
 
 
 
 
 
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今度は部屋で風呂上がりのビールタイム。時刻は19時30分。モニターによると、フェリーは津軽半島付近を航行中。もう青森。速い。
 
ビールタイムが終わると早くも就寝準備。なにせ明日の小樽入港は午前4時30分。早寝して明日は3時30分起き。
 
 
 
 

DSC_0153.jpg21時、雲の隙間から覗く月灯りを眺めながら就寝。
「らべんだあ」の船旅、超絶快適。時間経つの早すぎ。
zzz…。

 
 
 
 

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