Wander Life

癒しを求めた流浪の旅模様を綴ってます

「あけぼの」ラストラン乗車紀行③

2014年03月19日 23時20分00秒 | ラストラン旅

2014年3月14日(3)

 

 

 


NHKテレビ実況中継の中、秋田に到着。
テレビでは県民の声を紹介。「『あけぼの』は秋田県民の為に走ってくれた列車」。

 

 

 

 

 

秋田では出発セレモニーがあると聞いていたので、個室を出てデッキに向かう。

同じことを考える人が多いようで、デッキには乗客が集う。そしてホームはやはりすごい人。

 

6号車からではセレモニーの様子はわからないけど、やがてEF81の汽笛が鳴り、秋田を発車。

 

 

 

 

列車がホーム先端に進むにつれて、人の数はどんどん増えていく。

 

 

 

 

 

4番線ホーム先端付近は人でビッシリ!車内からも「すげー!」の声があがる。
「あけぼの」への、秋田県民の想いが凝縮されたような光景。


秋田からは車掌さんが交代。新青森発車時と同じ「あけぼの」の歴史についての車内放送が流れる。
続いていつもと同じようにお休み放送となり、車内放送は中断。
自分はここで夕食タイム。

 

 

 

 

 

今日の朝、大館の花善さんで購入した特上鶏めし。これは本当に美味い。特におかず。
もう「あけぼの」で花善さんの鶏めしを食べれることもないのか。

 

 

 

 

 

羽後本荘に到着。個室を出てデッキに行くと、何やら「蛍の光」が聴こえる。
ホームで一人のおじさんがアコーディオンで演奏。
またしても涙腺直撃弾。デッキで泣くのはちょっと恥ずかしいけど、また泣いた。


アコーディオンおじさんの「蛍の光」を聴きながら羽後本荘を後にする。

 

 

 

 

 

仁賀保。

 

 

 

 

 

遊佐。
もう夜10時を過ぎているというのに、どの駅にも多くの方がおられる。
この日本海側小都市はよく言われる「新幹線の恩恵を受けにくい地域」。
「あけぼの」を本当に必要とされている方も多いはず。


夜遅くのお見送りは、奥羽線のみならず羽越線の方々にも「あけぼの」が愛されていた証拠。

 

 

 

 

 

23時過ぎに酒田を発車。上野まで寝ないつもりだったけど、睡魔が襲ってきた。
ここからは根性で起きてる。

 

 

 

 

車内検察時に頂いたラストランの乗車記念ステッカー。
秋田運輸区作成のもの。こういうの頂けると嬉しくなる。
きっと秋田運輸区は「あけぼの」を残したかったに違いない。

 

 

 

 

 

あれっ、いつの間にか鶴岡。やばい、時々落ちてしまっているようで記憶がとんでる。

 

 

 

 

 

再び気付くとどこかの駅。村上かと思ったら新発田だった。記憶とびまくり。しかし、もう午前1時を過ぎているというのに駅にはまだ人がおられる。


新発田を発車したあと、睡魔に耐え切れず自分はここで就寝。
カーテンを閉めてベッドにゴロン。あ~せっかくのラストランの夜なのに。
この心地いいソロの夜もこれで最後か。明日の朝は来ないでほしい。zzz…。

つづく

 

 

 

 


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