Wander Life

癒しを求めた流浪の旅模様を綴ってます

2014 冬の道央ぶらり紀行⑥【上り「あけぼの」最後の湯檜曽ループ車窓】

2014年03月09日 16時51分00秒 | 鉄道旅

2014年2月24日

 

 

 


携帯アラームで目が覚める。時刻は3時30分。何でこんな時間に鳴るんだ?
約10秒後、我に返る。そうか、「あけぼの」に乗っていたんだった。
上越国境の車窓を見る為の携帯アラームだった。長岡停車も気づかない程、珍しく熟睡していた。

そしてカーテンを開けると、ちょうど石打通過。激しく眠いけど、ここから上越国境の夜景観賞。


越後湯沢を通過して雪深い針葉樹林帯を進む。
時折聞こえるのは「ピーッ」というEF64の汽笛と「カンカンカン」という踏切音。
やがて真っ暗な土樽を通過し関越道をくぐると清水トンネルに突入。何度見てもいい情景。


しかし年々廃れていくこの上越国境が碓氷峠のようにならないか心配になる。まあ貨物が走るからまだ安泰か。
そして約10分後、清水トンネルを抜ける。
土合を通過し、眼下に広がるのは湯檜曽集落の灯りとループで直交するレール。
素朴だけど幻想的。この湯檜曽の夜景もこれで本当に見納め。
トンネルを出るとここは先ほど見えた下界。そして程なくして水上に運転停車。
車内に静寂が訪れる。

 

 

 

 

 

運転士さん交代。
水上を発車したところで、カーテンを閉めて再び眠る。
しかし一度起きるとなかなか寝付けず、夢の中と現実を行ったり来たり。

 

 

 

 

 

新前橋に停車。
この区間いつも寝ていたからわからないけど、新前橋って前から停まってたっけ?それともトラブル?
しばらくすると動き出したけど、何だったんだろう?自分は引き続き夢と現実を行き来中。
やがて「ハイケンスのセレナーデ」に続きおはよう放送が流れ大宮到着。

 

 

 

 

 

定刻に大宮到着。やはり新前橋停車は通常だったのか?

 

大宮を過ぎると、沿線には寒い中多くのカメラマン。
あ~しかし3月14日まで本当に1ヶ月を切ってしまった。
まだ先…と思っていたけど、ここへ来て何かよりいっそうズシリとのしかかってくる。

 

そして自分の「あけぼの」乗車も、次の3月14日上りラストランで本当に最後。
ラストランは山側のソロなので、日本海も湯檜曽ループも今回で見納め。
しっかり目に焼き付けたけど、あきらめなんかつくはずもなし。


列車はやがて上野駅地平ホーム13番線に定刻到着。「うえの~うえの~」。
あ~本当に着いてしまった。

 

 

 

 

 

すぐに記念撮影大会が始まる。

 

 

 

 

 

EF64には次から次へと人が溢れてきて写真もままならず。しかしここも罵声がとぶことはなく平穏。

 

 

 

 

 

自分も一瞬のタイミングで1枚。

 

それにしても3月14・15日の上野駅13番線はいったいどうなってしまうのか?
考えるとちょっと怖いけど、トラブルでニュース沙汰…何てことにならないよう、譲り合って最後の「あけぼの」を見送りたいもの。


7時10分過ぎ、「あゝ上野駅」が流れて「あけぼの」推進回送。
回送を見送り13番線を後にする。これから会社行かないと。
富良野は良かったな~。現実復帰が厳しい。

 

 

 

 

 

次回いよいよ3月14日ラストラン。

 

 

 

 


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