2018年1月6日
6時50分起床。萩で迎える朝。ようやく空が白み始める。夜明けの遅さが冬の西日本を感じさせる。
さっそく朝風呂へ。残念ながら朝は露天風呂は使用できず、備長炭風呂の内湯のみ。しかしやはり朝風呂は最高。
風呂上がりにビールを飲んでいると、キハ47長門市行きが発車していった。こちらの萩ロイヤルインテリジェントホテルもJRビュー。
8時30分に朝食。軽食ながら無料なのでありがたいサービス。食後は部屋で二度寝。このグータラ生活がたまらない。
その後12時に部屋を出て、まずは萩焼会館へ。お土産を買い足す。
次に東萩駅へ。今日はこれから長門湯本に向かう。13時23分発の長門市行きに乗る為にホームへ行くと、隣にはあの列車が。
「○○のはなし」。およそ列車名とは思えない独特な愛称。は=萩 な=長門 し=下関。車名に沿線地名の頭文字をとったこの列車は、東萩‐新下関の風光明媚な車窓を独特の車内から楽しめるように、キハ47を改造して作られた観光列車。今回は乗れないけど、今度はこの列車で下関を目指してみたくなる。
自分はキハ47の長門市行きに乗車。キハ47なので2両編成。単行が多いこの区間でこれはありがたい。列車は定刻に発車。
東萩以西は初めて通る未踏区間。さっそく車窓に現れたのは指月山。
昨日萩に来た時からリトル富士山のような容姿で気になっていた山。調べるとかつてはこの山に萩城が築かれていたとか。初めての土地はいつも新鮮な感覚。
列車は日本海沿いを走る。それにしてもきれいな海。エメラルドグリーン。
きれいな景色をボーっと眺めていると、14時1分に長門市到着。前から来てみたかった長門。ついに辿り着く。
感慨にふける間もなく、2分の待ち合わせ、美祢線キハ120厚狭行きに乗り換え。オールロングシートの単行車内は満員。山陰本線を離れ美祢線へ。美祢線に乗るのも初。
14時9分、今回の最終目的地、長門湯本に到着。
ホームに降りてビックリ。降りたのは自分だけ。しかも無人駅。長門の湯元温泉って結構有名だから、そこそこ大きな駅で乗降客も多いと勝手に思い込んでいた。しかし自分はこういう静かな所が大好き。かえって良かった。
駅から10分程歩くと、音信川に沿った湯本温泉街に出る。一昨年にあのプーチン大統領が訪れた長門の湯元温泉。静かでいい雰囲気。
共同浴場は恩湯と礼湯があり、恩湯は現在建て替え工事中。今回は礼湯に入る。
自販機で入浴券を購入し受付へ。料金なんと200円。ただし脱衣所の鍵付きロッカーは100円非リターン式。
浴室は小さな内湯浴槽と洗い場があるのみ。体を洗いさっそく湯船へ。泉質はアルカリ性単純温泉。恩湯は源泉掛け流しだったようだけど、こちらは加温・加水された湯が掛け流されている。その為、特に特徴のある湯ではないけど、消毒用塩素臭がすることもなくリラックスして入れる。
地元の方が入れ替わり立ち替わり来られて、地元の社交場になってるような感じ。
<湯元温泉 礼湯>★★★☆☆
泉質:B 眺め:C 癒し:B
やはり源泉掛け流しの湯を堪能したかったところ。湯元温泉は旅館でも日帰り入浴を受け付けている所が多いので、はしごしてみるのも楽しいかも。料金200円。シャンプー・ボディソープ備え付けなし。有料ロッカー100円。
温泉を出たあとは喉カラカラ。コンビニで地ビールちょんまげを買い音信川で頂く。あ~染みる~。美味い。しかしいい所だな。恩湯にも入ってみたかった。帰りの美祢線の時刻が迫り、ここで駅へ戻る。
16時7分発の仙崎行きキハ120、1分遅れで到着。単行の車内は行きと同じく満員。オールロングシートなのが残念。
16時18分、長門市到着。ここで途中下車して、近くにあるスーパー「サンリブ長門店」に夕食の買い出し。地元産の刺身を仕入れる。
駅に戻って来るとちょうど夕暮れ。これは海に出ればすごい夕日が見れたかも。
17時36分発の益田行きを待つ。日が暮れると一気に寒くなる。
17時24分、引き込み線にいたキハ47が入線。
行きと同じくキハ47なので2両。車内は通学生で満員。2両でよかった。
列車は定刻に発車。長門市駅で途中下車印を押してもらったけど、この途中下車印、なかなか乾かず下手に触るとぐじゃぐじゃになって台無し。細心の注意を払う。
窓の外は完全に日が暮れて真っ暗。せっかくのきれいな車窓は見えず。やはり山陰本線は夜乗るのはもったいない。
18時13分、東萩に到着。多くの学生と共に下車。
ホテルに戻ると、温泉入ってきたばかりながら今日も露天風呂へ直行。ここの露天風呂、ちょっとハマった。
風呂上がりにサンリブで買ってきて刺身をつまみにビールタイム。仙崎港産バトウ鯛とヤリイカ。メチャ美味い。
夜景を眺めながら長門の味覚を堪能し就寝。このグータラ生活もいよいよ終盤。明日は出雲に戻り、帰りの「サンライズ出雲」で帰路へ。