Wander Life

癒しを求めた流浪の旅模様を綴ってます

2013 道央温泉紀行⑥【「あけぼの」明け方の湯檜曽ループ越え】

2013年04月24日 22時17分00秒 | 鉄道旅

2013年4月15日

 


夜中に目が覚めると長いトンネルの中、この感じは清水トンネル。
トンネルを抜けると雨は上がっている。そしてここからが上り「あけぼの」のクライマックス「湯檜曽ループ」。
土合を過ぎると、右手の眼下に現われるのは湯檜曽集落に点在する灯り。
そして進行方向と垂直に交差するレール。
ループで直交するレールと下界の灯火が、明け方の静けさと相まって何とも幻想的。

さすがに写真は無理だった。
しかしこの光景が見えるのは一瞬。
再びトンネルを抜けると、そこはもう先ほど見えた下界。明け方のループショーは、はかなくも瞬く間に終了。
しかし何度見てもいい光景。この景色がいつまでも見れますように。油断すると寝過ごしてしまうことも。
それにしても、「あけぼの」の景色は本当にいいな~。
列車はやがて水上に運転停車。ああもう水上か。

 

水上を出るとブラインドを下ろして再び就寝。ああ~もうすぐ東京だな~。現実復帰が迫ってくる。

 

 

 

高崎到着。
大宮を出たところで本格起床。下車の支度を始める。毎度のことだけど、12時間30分あっと言う間。
行きはシングルDXだったけど、やっぱり自分にはソロの方が落ち着く。

 

 

 

尾久車両基地を通過。
ところで、今回使用したのは「周遊きっぷ」の後継である「北海道全線フリーきっぷ」。
「多客期使用OK」は有難いけど、なにせ「有効期限5日」は短すぎ(周遊きっぷと違い行き帰り含めて5日)。
今回のように札幌メインならまだいいけど、夏・冬休みに道東・道北で数日滞在…と思ったらとても使えない。
JR北海道にこのことを問い合わせると、
「有効期限は実際の利用状況から決定しており、当分見直しする予定はない」と、何ともつれない返答。
一体何の利用状況を根拠にしているのかわからないけど、これではお先真っ暗。
フリーきっぷで道東・道北温泉巡り…何てことはもうできなさそう。
ちなにみ同時発売された道南限定バージョンの「みなみ北海道フリーきっぷ」は、さらに短い有効期限3日。
往復きっぷとして使うか、弾丸トラベラーにでもならないと。
ハナから使いにくくして「ご利用の減少→フリーきっぷ完全廃止」というようなシナリオが見え隠れする。

 

 

 

そんなことを考えていると時刻は6時58分、終点上野に到着。「うえの~うえの~」お馴染みの到着放送。
閑散期にも関わらず多くの乗客が下車。これは少し意外。昨夜のツアー客以外の方も多い。

やはり「あけぼの」を必要としている人は多いようで一安心。存続へ向けて自分もまた乗りに来ないと。

 

 

 

春休み究極のグータラ生活はこれで終了。早くまた上野駅13番線に戻って来たいな~。

 

 

 

また乗れますように。

 

 

 

 


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