2014年1月19日
「あけぼの」引退まで1.5ヶ月。未だに廃止を受け入れられないまま。
しかし気持ちを切り替えて、自分のラスト乗車の計画をたてていた。
もちろん3月14日のラストランには乗りたいけど、これはとてもとれそうにない。
2月下旬を自分のラスト乗車にすべく、まずは2月19日の下りソロを狙う。
年末年始と異なり今の時期は事前受付はしてくれない(と思い込んでいた)ので、9時45分に最寄り駅みどりの窓口に出向く。幸い今日は日曜日で会社は休み。
「10時にお願いします」と指定券申込書を提出すると、窓口氏の目が一瞬険しくなり「ソロですね、わかりました」と受理。
その後、奥からもう1人出てきて何やら打ち合わせ。今の「あけぼの」ソロの難易度を物語る。
その後マルスを操作し、事前にデータを入力。
10時打ちに備え窓口が休止される。
そして9時58分、窓口氏が携帯電話を耳に当てる(時報を聞いていると思われる)。
久々に10時打ちを生で見る。緊張が高まってきた。
9時59分。自分も時計を見ながら息を飲む。
そしてついに、10時!
窓口氏の手が一瞬ピクッと動いた。そして、
窓口の2人目の方から自分に手で「○」のサイン!10時打ち成功!「ふーっ」と安堵のため息が出てしまった。
出てきたきっぷは、間違いなく「『あけぼの』ソロ上野-青森」。
しかし部屋番号はビックリの6号車20番台!
通常、ソロは5号車1番から発券されるようで、実際10時打ちの時は必ず5号車だった。
それが6号車のしかもギリギリ20番台とは。こんなの初めて。
コンマ何秒が明暗を分ける、瞬殺の状況。水曜出発にも関わらず。
窓口の2人目の方が中から出てきて「良かったですね」。
自分「あ~ありがとうございました。しかし部屋番号が6号車20番台だったのでびっくりしました。」
窓口「廃止間近で『あけぼの』の個室はなかなか取れません。開放Bならいくらか楽ですけど。10時ぴったりに打つのは結構難しいんですよ。フライングはご法度。4秒くらいロスしますから。教えるのも難しいです。感覚がものをいいますよ。」
自分「また上りの分を買いにきますのでお願いします。」
窓口「7時に窓口は開きますので、なるべく早くいらして頂いた方が確実です。」
自分「今の時期でも事前受付してくれるんですか?」
窓口「ええ、やってますよ。先着順に受け付けします。」
自分「いいこと聞けました。早く来ますのでまたお願いします。」
どうやらこの方は10時打ちのベテランのようで、窓口氏が瞬殺を予想してヘルプを求めたらしい。
しかしこの駅のみどりの窓口は本当に頼りになる。
過去に冬休み帰省ラッシュピークの下り「トワイライトシングルツイン」を10時打ちでとってくれたことや、「あけぼの81号下段」をキャンセル待ちでとってくれたこともあった。
「あけぼの」ラストランの寝台券も、この駅に託してチャレンジしてみようか。
そして事前受付可能とはいいこと聞けた。上りはソロ海側が絶対条件。
ソロがとれたとしても海側であるには一駅では確率的に厳しい。二駅申し込めれば確率アップ。
事前受付が可能であれば二駅に申込み可能。これは大きい。
何とかソロを確保し、今度は4日後の上り争奪戦。果たしてソロ海側ゲットなるか?