2013年11月19日
昨晩乗車した「あけぼの」、おはよう放送で目が覚める。
「新潟管内での信号トラブルにより15分遅れで運転してます」。
新潟県内がかなりの大雨だったから抑止が心配だったけど、15分なら全然大丈夫。
安心して再び就寝。
雨の秋田到着。
東能代を出たところで本格起床。車窓の紅葉がすごくきれい。
米代川。
遅れはかなり回復し、約5分遅れで大館に到着。ここでは昨日予約しておいた花善さんの鶏めしを購入。
やっぱり大館に来たら花善さん。この鶏めしがまた美味しい(特に特上鶏めし)。
しかし、もし本当に「あけぼの」廃止なら、大館駅でのこの風物詩も無くなってしまうのか。
特上鶏めし 1100円。
いつの間にか雨はやみ、列車もほぼ定刻に戻り、9時15分頃に弘前到着。自分はここで下車。
今回もきれいな景色と夜行列車ならではの「非日常」を満喫。
トンネルだらけの新幹線でビューッ…なんて、自分には本当に無理。
ああ、この雄姿が見れなくなるなんて考えられない。新聞報道が誤報であってほしい。
津軽三味線の発車メロディが鳴り終わると、「あけぼの」は青森に向けて発車していった。
ここからは奥羽線に乗り換えて鶴ヶ坂を目指す。途中、川部で寄り道し「五能線フリーパス」を購入。
難読駅名「ないじょうし」。
鶴ヶ坂到着。
この辺は雪が多い。ここから徒歩5分程の所にポツンと佇む温泉がある。
たらポッキ温泉。
奥羽線に乗る度に気になっていた温泉。
いつか「あけぼの」を降りて朝風呂に…と思っていた。ついに念願叶う。
料金を支払いさっそく浴室へ。普通の銭湯のような佇まい。
しかし湯船には源泉が惜しげもなくかけ流しされている。泉質は「ナトリウム-塩化物泉」。
低張性ではあるけど、やはりかけ流しなので源泉のいい匂いがする。殺菌塩素臭など皆無。
飲泉もできてとてもいい湯。地元の方が次から次へとやって来て社交場でもある。
<たらポッキ温泉>★★★★☆
泉質:A 眺め:C 癒し:B コスパ:B 料金420円 シャンプー・石鹸備え付けなし。
銭湯設備ながらやはり泉質の良さが抜群。ロケーションもよく休憩室もあってくつろげる。
本業は水産加工屋さんということで、自分の好物「いわし煮干し粉末」を購入して温泉を後にする。
かき揚げそばと相性抜群。
鶴ヶ坂から奥羽線に乗車。12時頃、弘前に戻ってきて、駅構内のそば屋「こぎん」さんで昼食。
津軽名物にしんそば。
続いて久々の五能線周遊へ。
13時08分発 深浦行きに乗車。
海岸沿いもいいけど、この岩木山の眺めもいいな~。
五所川原では多くの乗客が下車。車内は一気にのどかに。
鰺ヶ沢ではしばらく停車するようなので、いったん下車して駅前スーパーでビールとつまみを購入。
こういうローカル線らしさは大好き。
後ろ2両はここで切り離し。
鰺ヶ沢を発車するといよいよ海岸線。
日本海出現。
久々に見る風景。本当にきれい。
水平線に虹。
千畳敷付近。
轟木付近。
海岸に点在する岩々に当たる荒波がしぶきをあげて迫力満点。
窓を少し開けていると海の音が聞こえてきて、よりいっそうきれいな景色を満喫できる。
「感動シーン連続」のフレーズ通り車窓に釘付け。なかなかお目にかかれない、素晴らしい景色。
何もかも忘れてひたすら眺める。
終点 深浦到着。
深浦駅を出ると再び絶景出現。
もっと散策していきたいところだけど、すでに夕方。今日は泣く泣く折り返す。
「リゾートしらかみ5号」。
「橅」編成。
「リゾートしらかみ」に乗車するのもずいぶん久々。
閑散期だけあって、今日は空いてる。実にのどかな車内。
もっときれいな海を眺めていたかったけど、千畳敷付近で日没を迎える。
残念ながら海上は曇り空で、五能線名物の「夕日」は拝めず。
それと同時に睡魔が襲ってきて、しばしの仮眠。
途中、五所川原からは大勢の通勤客が乗り込んできた。ホームライナー的な通勤列車でもあるらしい。
弘前到着。
本日のお宿は「ホテルドーミーイン弘前」。
8階の部屋からはいい眺め。さっそく温泉で汗を流す。さっぱりした。ドーミーインの温泉はありがたい。
早く寝るつもりだったのに時刻は0時近く。明日はサッカー観戦で早起きの予定。
夜鳴きそばを頂いて就寝。