2018年3月3日
2月25日に閉幕した平昌オリンピック。日本選手活躍のおかげですっかりのめり込み、オリンピック期間中に予定していたプチ旅も当日延期する事態に。オリンピックが終わって喪失感に襲われている中、改めて土日のプチ旅に出発。
14時頃、新宿駅到着。まずは最近マイブームの「BERG」でビールタイム。ビールもいいけど、黒ビールがまた美味い。
14時30分、ビールタイムを終えホームに向かう。これから乗るのは小田急ロマンスカーの「あさぎり」。
学生時代まで小田急沿線住民だった自分がちょくちょく乗っていた特急ロマンスカーの中でも、やや異彩を放っていたのが御殿場線に乗り入れる「あさぎり」。
前から乗ってみたかったもののなかなか乗車機会がなく、そうこうしているうちに来る3月17日ダイヤ改正で「あさぎり」の愛称が「ふじさん」に変更になるとのこと。
列車自体の廃止ではないものの、幼い頃から乗りたかった「あさぎり」の愛称が無くなってしまうという一大事にいてもたってもいられず、「あさぎり」に乗りにやってきた。
14時40分頃、折り返し「あさぎり5号」となるMSE60000形が入線。
初めて見るMSE。何かを連想させる顔立ちながら、何なのかわからず。
間もなく見納めとなる「あさぎり」の文字。自分の中で「あさぎり」と言えば未だにSEのイメージが強く、ロマンスカー自体もNSEやLSEのイメージが残ったまま。
何年か前、久々にロマンスカーに乗った時はEXEで、展望席が無いロマンスカーにちょっと違和感があった。
こちらのMSEも展望席は無いようだけど、地下鉄千代田線乗り入れのミッションがあるようなので仕方なし。
しかしその後登場したVSEで展望席が復活。さらに3月17日デビューのGSEでも展望席が設置されてるようで、ロマンスカーはめでたく原点回帰してくれそう。
5号車に乗車して14時50分、定刻に新宿を発車。
久々の小田急線。登戸までの複々線化がいよいよ完了し、3月ダイヤ改正で複々線ダイヤになるとのこと。
「あさぎり」の特急券と御殿場までの連絡乗車券。
特急券はオリンピック真っ最中2月17日の9時30分頃に自宅から一番近い小田急の駅で乗車変更。この日は3月17日ダイヤ改正で登場する一番列車10時打ちの為に並んでいる方がおられた。
おそらくGSEの展望車かと思うけど、小田急で10時打ちの光景を初めて見た。
乗車前にビールを飲んできたけど、やはり車内で飲まない訳にはいかず当然のように追加。車窓を眺めながらのビールはやはり格別。
14時58分、豪徳寺で停止信号により一時停車。代々木上原を出て以降の景色は自分が知っている地上複線だった頃の面影は無し。
思えば自分が子供の頃から高架複々線の構想はあり、狛江市付近は先行して複々線化されてたけど、こうして何十年も経てようやく完成したのかと思うと感慨深くなる。
これで混雑緩和してくれるといいけど。なにせ朝の小田急通勤通学ラッシュはえげつなかったので。
15時4分、多摩川を渡り登戸を過ぎると自分が知っている小田急線の風景が蘇りる。「あさぎり」は新百合ヶ丘・相模大野・本厚木・秦野と停車。ずいぶん停車駅が増えた気がする。
上質空間のMSE車内。なぜか座席のセンターアームレストが無いのはロマンスカー伝統か。
やがて車窓には丹沢の山々。曇り空なので、この先、富士山の姿が見えるか気がかり。
新宿を出て約1時間、松田に近付いてきた。間もなく列車は減速。上り線を横切り「あさぎり」専用の連絡線へ入ると列車は右に大きく曲がってJR御殿場線に乗り入れ。
16時頃、小田急の新松田ではなくJRの松田に到着。当たり前だけど、本当にJRに入った。新鮮な感覚。
松田を出ると東名高速と寄り添いながら急勾配を登っていく。今まで御殿場線は国府津−松田間しか乗ったことなかったので、この区間は未踏区間。こちらも新鮮。
16時13分、駿河小山で「あさぎり12号」と交換。
やがて車窓に富士山出現。曇ってるけどなんとか見えた。
そして定刻16時22分、終点御殿場到着。寒~い、かと思ったら、全然寒くない。
御殿場までやってきた小田急MSE。かつてのRSE時代にはここからさらに沼津まで行っていたけど、乗車率が良くなかったのか、再び御殿場止まりに。
御殿場駅のバックには雄大な富士山。
とにかく「あさぎり」乗車が叶って一安心。また明日も乗る。ひとまず駅を出て本日の宿へ。
本日の宿は「ホテルα‐1御殿場インター」。御殿場駅から徒歩15分程で到着。
チェックインして部屋に入ると、窓から富士山が一望!景色フェチの自分にはたまらない。
しばらく富士山をボーっと眺め、次に最上階の大浴場へ。温泉ではないけど、やっぱり大浴場が付いているのは有難い。
部屋に戻り、御殿場の夜景を眺めながらビール飲んで就寝。
明日は温泉へ。今日は暖かかったけど、明日はさらに気温上昇の予報。花粉が心配。