冬の太陽を浴びて、寒さの中育った「寒じめほうれん草」の味のわかったツヤちゃん。さすがオーガニックの菜食主義者。
さてさてどうなるかな。
****
ホストの娘のカリは、なべ一杯に大根、ニンジン、さといも、ごぼうの皮をむ
いて夕食の用意をした。
「あれ、このなべのおかずみんなのだけど、なくなちゃった。たべるものがないよ。ツヤが食べちゃったの。」
ツヤちゃんは腹いっぱい食べて、米の飯は食べなかった。みんなはお味噌汁と、
たくあんだけでたべた。もくもくと、ツヤには文句もいえないし。
「一体全体、誰か、英語で、けんかするの教えてよ。」とカリがさけんだ。
ツヤちゃんは、梅干が好きというので、ママはおけの中から、梅干を三個とってあ
げると、「もっとうめぼし。」と言って自分で、おけの中から、丸々とした梅干を
六個とってきて、まさかとみんなが思う中、それを、その場で平らげた。
「のどが、渇いたわ。」と言って、ジョッキになみなみと水をついて飲み干した。
パパは、かわいそうと思って、ツヤに暖かい緑茶を茶碗についでやった。
(やめればいいのに。)
一すすりすると、「緑茶大好き。アイラブグリーンテぃー」と言った。
ツヤちゃんのその日の夕食から、緑茶がおいしいと味を占めた。
茶葉をがばがばと急須に入れて、例のジョッキで緑茶を入れた。
(なんせ、急須のふたから、ふやけたちゃっばがこぼれてんだもんね。
ツヤちゃん入れすぎ。さぞかし濃くてうまい緑茶だろうね。)
ホストのパパは、家族のものにも飲ませなかった、自分用の高価な緑茶の茶葉が
ミルミルなくなっていくのを見て緑になった。(いえ、青くなったの間違いです。)
「俺の楽しみがなくなってしまう。チビチビ飲んでいたあの高価な緑茶が。」
***
続く
さてさてどうなるかな。
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ホストの娘のカリは、なべ一杯に大根、ニンジン、さといも、ごぼうの皮をむ
いて夕食の用意をした。
「あれ、このなべのおかずみんなのだけど、なくなちゃった。たべるものがないよ。ツヤが食べちゃったの。」
ツヤちゃんは腹いっぱい食べて、米の飯は食べなかった。みんなはお味噌汁と、
たくあんだけでたべた。もくもくと、ツヤには文句もいえないし。
「一体全体、誰か、英語で、けんかするの教えてよ。」とカリがさけんだ。
ツヤちゃんは、梅干が好きというので、ママはおけの中から、梅干を三個とってあ
げると、「もっとうめぼし。」と言って自分で、おけの中から、丸々とした梅干を
六個とってきて、まさかとみんなが思う中、それを、その場で平らげた。
「のどが、渇いたわ。」と言って、ジョッキになみなみと水をついて飲み干した。
パパは、かわいそうと思って、ツヤに暖かい緑茶を茶碗についでやった。
(やめればいいのに。)
一すすりすると、「緑茶大好き。アイラブグリーンテぃー」と言った。
ツヤちゃんのその日の夕食から、緑茶がおいしいと味を占めた。
茶葉をがばがばと急須に入れて、例のジョッキで緑茶を入れた。
(なんせ、急須のふたから、ふやけたちゃっばがこぼれてんだもんね。
ツヤちゃん入れすぎ。さぞかし濃くてうまい緑茶だろうね。)
ホストのパパは、家族のものにも飲ませなかった、自分用の高価な緑茶の茶葉が
ミルミルなくなっていくのを見て緑になった。(いえ、青くなったの間違いです。)
「俺の楽しみがなくなってしまう。チビチビ飲んでいたあの高価な緑茶が。」
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