やまびこ農場ブログ~北沢ニジマスセンター・食べ物工房旬~

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アーニカの娘5

2009-03-06 18:19:21 | Weblog
冬の太陽を浴びて、寒さの中育った「寒じめほうれん草」の味のわかったツヤちゃん。さすがオーガニックの菜食主義者。
さてさてどうなるかな。

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ホストの娘のカリは、なべ一杯に大根、ニンジン、さといも、ごぼうの皮をむ

いて夕食の用意をした。

「あれ、このなべのおかずみんなのだけど、なくなちゃった。たべるものがないよ。ツヤが食べちゃったの。」

ツヤちゃんは腹いっぱい食べて、米の飯は食べなかった。みんなはお味噌汁と、

たくあんだけでたべた。もくもくと、ツヤには文句もいえないし。

「一体全体、誰か、英語で、けんかするの教えてよ。」とカリがさけんだ。

ツヤちゃんは、梅干が好きというので、ママはおけの中から、梅干を三個とってあ

げると、「もっとうめぼし。」と言って自分で、おけの中から、丸々とした梅干を

六個とってきて、まさかとみんなが思う中、それを、その場で平らげた。

「のどが、渇いたわ。」と言って、ジョッキになみなみと水をついて飲み干した。

パパは、かわいそうと思って、ツヤに暖かい緑茶を茶碗についでやった。

(やめればいいのに。)

一すすりすると、「緑茶大好き。アイラブグリーンテぃー」と言った。
 
ツヤちゃんのその日の夕食から、緑茶がおいしいと味を占めた。

茶葉をがばがばと急須に入れて、例のジョッキで緑茶を入れた。

(なんせ、急須のふたから、ふやけたちゃっばがこぼれてんだもんね。

 ツヤちゃん入れすぎ。さぞかし濃くてうまい緑茶だろうね。)


ホストのパパは、家族のものにも飲ませなかった、自分用の高価な緑茶の茶葉が

ミルミルなくなっていくのを見て緑になった。(いえ、青くなったの間違いです。)

「俺の楽しみがなくなってしまう。チビチビ飲んでいたあの高価な緑茶が。」

       ***

続く