森見登美彦の夜行を読み終えた。相変わらず森見ワールド全開である。まあ京都に住んだことのある人以外は?と思うところも多いだろうが 実に巧妙に構成された話である。四畳半神話体系やきつねのはなしあたりを彷彿とさせるのだが京都が舞台 まあ尾道だの青森だのの話ではあるのだが 全てが根っこは京都で繋がっている。不条理でもあり不思議でもある森見ワールドである。これ 出だしから面白かったんだよね。まああたしが森見登美彦が好き・・という部分はあるにせよ 最後まで一気に読ませて 京都でしかあり得ない不思議を充分に味わわせてくれる いい作品だと思う。昔 今は故人(多分事故か病気だと思うが)亡くなった 河原町今出川にあった友人の下宿から 冬に下駄履きで通った下鴨の飲み屋に行く夜や 自分の部屋から見える静まり返った京都の街 低い瓦屋根が面々と続く京都の夜が思い出される。図書館で借りたんだが まだ少し高い時期に ヤフオクで手ごろな値段で一冊 先日amazonのマケプレで一冊と2冊持ってるのであるw じゃなぜ図書館・・て言われそうだが待ち行列に入ってただけだ。身辺が忙しくて 気分のいいときに読もうと思ってたら本の山に埋もれて ばたばたしてる間に図書館が準備できました・・になっただけである。狸三部作の有頂天家族3が待ち遠しい。本作 夜行はあたしが自信を持ってお薦めできる一冊である。
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