私はメンタルチャットの管理人

メンタルチャットでおこるさまざまな非日常

13日に

2021-08-14 12:54:58 | メンタルヘルス
岸防衛相が靖国神社を参拝した。靖国には色々祭られているのだけど ほとんどが動員されたただの国民。それに対して中国が「強烈な不満と断固反対を表明する」と反発してるが まあA級戦犯も合祀されてるから 靖国=戦争の犠牲者・・と簡単に割り切れないのは事実だけど 日本が香港・新疆ウィグル自治区の人権侵害を非難したときに 中国は内政問題に口を出すな・・と反発したんだから日本も正式に 内政問題に口を出すな・・と言えばいいのでは?と思ったりもする。靖国に祭られてるのは日本人だけなんだしね。
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ひさびさに京都がらみではない

2021-08-14 10:49:25 | メンタルヘルス
存在しない女たち: 男性優位の世界にひそむ見せかけのファクトを暴く キャロライン・クリアド=ペレス著 河出書房新社 2020年初版。厚さ3センチもあるような分厚い本なんでソフトカバーにもかかわらず2700円もする。先に22ページまで読んで難渋してると書いたが全部で419ページもある。ただ363ページからがデータの引用元が英文で書いてあるだけなんで 実質362ページ 354ページからは著者謝辞と訳者神崎朗子氏なのだが これは読まないといけない。手っ取り早く内容の概略を知りたければ カバー表紙裏の ”人類の半数を考慮しないとどうなるかを描いた物語 そしてジェンダー・ギャップが日常生活の中で常識としてまかりとおり、女性にどのような害を与えてきたかを暴露する本・・・中略・・・万が一のとき男性のデータに基づいて構築されたこの世界で、女性たちがどんな目にあっているかについて論じ・・・中略・・・存在しない女たちの真髄は変化の呼びかけでもある・・とある。全部読んで うまく要約してあるな・・と思った。全体的には世界で公表されたレポートをエビデンスというか数値で見える化した本と思えば まあ大体あってる。フェミニストの為の本というより 本書が2019年の王立協会科学図書賞(著者は英国人)ビジネスブック・オブ・ザ・イヤーだったりするので ポジションとしては微妙なところ。日本で受け入れられるか?と言えば ブレイディみかこのぼくはイエローでホワイトで・・が図書館で132人待ちだったのに比べて こちらはたったの3人待ちだったことからもわかるように 物好きにしか知られてないだろう。あたしはこれ某男性週刊誌の短い書評で知ったので まあ幸運だったし うちの市って文教都市だから図書館が買ってくれてたのがラッキーだった・・と言うしかない。個人で新本でこれを買うか?と言われたらまず買わないだろう。読んだ後でも欲しいとは思わないw 全体は6つの章に分かれていて 1.日常生活   2.職場 3.設計 4.医療 5.市民生活 6.災害が起こった時だ。 著者はイントロダクションで 男性が基準?と もう男性全般に喧嘩をふっかけてるわけだが 1の日常生活においては指摘は納得できるが これは男性・女性に限ったことではない。トイレの問題は女性用個室は男性用の小便器を含めた数の2倍でもいいと思うので これはわかる。性的ハラスメントの問題もわかる。2の職場においては同意できない。まあ男性より女性の方が無償労働時間が長い・・というのはある意味事実ではあるけれど うちでは等分でやってるし あたしも嫁はん(こういう言い方は家をひきずる封建的な呼び方なんだろうがまあ 関西人だということで許してもらいたい)も 職場に恵まれたのか 能力で仕事を割り振られるような技術職なので 他を知らないからああ 世間てそういうもんか・・としか思えない。まあ妊娠・出産という避けられないハンデが女性にはあるのだけど うちみたいに産まない選択をすればそれはない。それがいいかどうか まあ子供が減少して急速に高齢化に向かってる日本としては国賊なのかも知れないが お互い好きなことをするためにそういう結果になっただけ。実力主義の神話と著者は言うけど いい職場だったので それでいいと思うし あたしから見ても嫁はんはあたしより能力があると思うし だからどうだ?と思ったことはない。まああたしは死にかけて早期退職になっちゃったが 嫁はんは請われての選択で フリーランスで仕事するようになったんで やっぱりあたしより何倍もすごい。同じ職場だったからわかるが 性差別するような上司がいなかったので この項に関しては否定的。プログラミングは男の仕事?と著者は疑問を投げるが その現場にいたあたしからすれば 優秀な女性はいっぱいいたし 同じ仕事なのでコードを見ればそれが能力の数値になって見えるので これはない。女性の体をめぐるデータ・ギャップと著者は言うけど これはそれなりのギャップを埋める努力をしない上や生産者が悪いのであって性別とは関係ない。労働環境についても同様。3の設計にしても なんらかの基準モデルを想定しなければ何もできないわけで 性別ごとに設計を変えるのは非効率的ですらある。まあ車のシートベルトは その最たるものだが 女性用にシートベルトをデザインできるのか?という疑問はある。乳房を避けて肩ベルトが回せるのか?あるいは妊婦の為の圧迫しない腰ベルトが開発できるのか?仮にできたとしてもそれは男性にとって優しいのか?という問題を生むからもうどうしようもない。ある程度の規格化は必要だし それを性別で分ける必要があるのか?とは思う。一部の外車は肩ベルトの取り付け位置を上下できるようになってるけど それ以上どうしろと?不満を提起するのは結構だが 解決につながる提案を何もしてないのはどうかと思う。薬の問題にしてはこれは性別に関係なく起こりえることで あたしは心臓系と精神の薬を10種類ぐらい飲んでいるのだけど これとて合わないがあって医者にリクエストしてほぼ全てを試した上での選択だ。まあホルモンや体組織の関係から 効く効かない問題が出るのは仕方ないが これは治験のやり方を変えればいいだけの話だ。5の市民生活で費用のかからない労働力・・と言うが うちは等分で分割してるのでそれはない。しいて言えば あたしがいつ死ぬかわからん爆弾を抱えてるから 負荷は軽くなってるのは事実。これを費用のかからない労働力と言いたいのならそれで結構。性差を考慮しないと著者は言うが 多くの税金を払ってるのは稼ぎのいい嫁はんの方だし 家計を握ってるのも嫁はんなので他はどうであれうちは違う。子供も老人もはいない核家族だから これによって生じる問題もない。政治やジェンダー・ニュートラルの問題も当事者同士でちゃんと話せば解決する問題。最後の災害が起こった時・・って これこそ性差なんか関係ないんじゃないか?と思う。総じて本書 ある程度は納得できる部分もあるけれど うちでは違う・・という部分がかなりあって まあビジネス書だな・・という感じが濃厚。ただ これまで数値化されてなかった部分をある程度数値化してエビデンスにした点はすごいと思う。速読のあたしでも 必死で読んで3日かかったから一文一句じっくり読む人だと2週間では無理だろう。ちょっと読んで気に入ったら買えばいいと思う。ただし これは女性側からの苦情の集大成なので 本書を読むべき人は男性だと言える。面白かったけどもう一度読もうとは思わない。当然本棚は無しである。
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