私はメンタルチャットの管理人

メンタルチャットでおこるさまざまな非日常

人はどう老いるのか (講談社現代新書 2724)

2024-11-13 15:21:58 | メンタルヘルス
久坂部 羊 (著) 講談社刊 2023/10初版 240P 1012円 
著者は阪大医学部卒で麻酔科・外科を経由して在外公館の医務官 今は高齢者医療と作家という華々しい経歴の人。本書は日経の書評に出てたんで買う気は無いが図書館検索したらあったので借りた本でamazonではベストセラー1位らしい。レビューを見ると高評価。歳を取れば認知機能の衰えや体の衰え 死に至る病気の不安とか 死に至る経緯をみんな恐れるのだけれど あたしは老いる前に 生還率3%です・・という急性大動脈解離で死にかけたので いずれはみんな死ぬという現実を受け入れてるし楽しい人生だった・・てまだ死んでないけどそう思えるので 明日お星さまになっても後悔は無い。支えてくれた嫁さん 両親 叔母 そして徳洲会西東京病院の鈴木さんとスタッフに感謝である。本書は医療側の本音みたいなものも医療の限界にも触れている。術後11時間お裁縫させてもらいましたわ・・と笑われたので ほんまにーと笑ったのも思い出。年が明ければ生還して丸9年だが これ全部おまけなわけで 良く9年もおまけがついたな・・と思う。本書の後ろの方に ”はじまったものはいつかは終わる。それは致し方ないことで 未練は無駄で抵抗すれば余計に苦しむ。そのときがいつ来てもいいように、今できることは、目の前の仕事にベストを尽くし悔いを残さないようにすることだ”というフレーズがある。死を身近に見てる医者だから言えることだろうが死にかけるとすんなり理解できる。医療にも限界はある。最後がいつくるかはわからないが それまで充実して生きてりゃ死は怖いものでもなんでもない。まー目の前の仕事が家事なのがちょっとだけ不満ではあるが それが今のあたしがやるべき仕事なのでまーいいか。明日の朝いきなり終わってるかも知れん体だが できればもう少し遊びたいw 本書買わなくてもいいが図書館にあるなら読んでいただきたいと思う。健康な人には理解しにくい部分も多いだろうが 読んで損は無い。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 国分寺・国立の湧水 | トップ | 縮んで勝つ: 人口減少日本の... »

コメントを投稿

メンタルヘルス」カテゴリの最新記事