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安心登山の技法

2024-09-24 15:54:57 | メンタルヘルス
洞井 孝雄 (著) 東京新聞出版局刊 2012/2初版 287P 1650円 手元にあるのは図書館の除籍本で初版。ご自由にお持ちください・・から拾ってきたもの。東京新聞発行の岳人という登山雑誌の連載と中日新聞に連載してたみんなの山登りをまとめたもの。12年くらい前の本だが 未だに新本が出てる。著者の洞井さんて名古屋の人で 三重の鈴鹿山系や中央アルプスがホームらしいが1950年生まれなので 昔の山屋。ここにも書いたが 以前友人の彫金やさんが 天気もいいし裏山登ろうや・・と言いだして午前中の遅い時間からほとんど装備も無しに取り付いて 遭難しかけた話は書いた。本書を読むと あたしがこれまずいんじゃない?と思ってたことがきっちり書かれてるので良書だよなぁ・・と思う。あたしは 小屋を建てる遊びをしてたが いいお師匠さんが2人いて彼らに教えを請いながらやってた。山って甘く見たら 即お星さまになるので ちゃんとしたスキルと体力のあるリーダーの元 技術と体力をつけていかないといけないんだが 電車で見かけるファッションだけは山屋みたいな中高年て ちゃんと生きて帰れるんだろうか 不安になる。山に行く=渋谷で遊ぶくらいの感覚に見えて仕方ないのだが。というあたしも 友人の誘いで金魚の糞みたいについてった口なんでえらそうなことは言えんが・・道も知ってるし 裏山だし低山だから楽勝・・とかいうのでついていったら ほとんど何も知らないw こりゃやばい・で下山を始めたが途中で迷ったのはお決まりの話だ。方角がわからなくなり 地図もコンパスも無いし自分の位置もわからない。頭の中にうっすらと位置関係は残ってたが。こういう場合下っていけば人家に出るだろう・・とやみくもに歩くとあっけなく遭難したり滑落したりする。迷ったらわかるとこまで引き返せが鉄則なので無事に降りてこれたが・・ 素人が遭難する典型的なパターンだ。地元の人でも山菜取りに入って迷うのだから 他所もんの都会暮らしが迷って当然。で これで懲りた。以後低山しか行かない。 京大の裏山の吉田山だが 吉田神社の参道からあがればすぐだが裏からとりついたらもう迷ったw 才能無いよね。愛宕山ですらおっかねーなーと思うが 京都の小学生の定番遠足コースの大文字山くらいなら行けそう。まあ死にかけて体力半分以下なんで もうちゃんとした登山は無理なのは自分が一番良く知ってる。心臓周りに爆弾抱えてるんで登ってる最中になんかあったらヘリ飛んでも助からんだろうというのもある。田舎は好きだが なんかあって運ばれる病院がしょぼいと お星さまになるので 東京か京都しか行けんよなぁ・・というわけで 登山がらみの雑誌やら本はいっぱい出てるが みんなギアや素晴らしさを書いてるけど 登山は基本体力と周到な準備のいる代物なので 本書は山初心者には買ってでも読んで欲しい本。みんな自分が遭難するのなんか想像したことは無いと思うが ヘリが飛んで捜索隊が入ったら タダじゃないどころかとんでもない金額の請求が来ることは覚えておいて欲しい。なので保険は忘れずに。あたしだって 健康体からいきなり倒れて生還率3%でも助かったが請求は3000万だったから 保険は大事だ。 
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