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商店街の復権 ――歩いて楽しめるコミュニティ空間

2024-04-04 04:38:37 | メンタルヘルス
広井 良典 (著)?(カバーには編とある) 筑摩書房刊 2024/2初版 384P 1320円
多様な叡智を結集して新しい中心市街地をデザインする
商店街は過去の遺物ではなく、新たな動きが見え始めている。若い世代がカフェやコワーキングスペースなどコミュニティの拠点として商店街に関心を向け、クルマで買い物に行くのが難しい高齢世代が商店街に足を向ける流れも出てきた。コミュニティ空間としての「ウォーカブル・シティ(歩いて楽しめる街)」を求める動きも各地で起こりつつある。商店街のもつ新たな意味や価値に注目し、国際比較の視点や、まちづくり・交通など公共政策の観点も盛り込み、幅広い叡智を結集。未来の商店街のありようと、再生に向けた具体策を提起する。
だそうだが 広井さんが前書きと第一章を書いてるものの 他に7人の識者が書いたものを集めてるので まあ広井(編)が正しい。東京は下町なら商店街もあるんだろうが 基本は大規模店舗を核とした集約型が中心だろう。今の部屋は近くに商店街はあったが核となる中型スーパーが移転したので 元々寂れていたがなしくずしに崩壊した。隣接して古い団地があったから高齢の方が便利に使ってたと思う。商店街は崩壊したが近くに中型スーパーがあるし 移転したスーパーも元の場所の近くなので お年寄りはちょいと不便になったくらいで買物難民が出るほどではない。東京多摩地区でもこれだ。東京に限れば特色のある個人商店は別として大規模店に集約されていくのは必然だろう。本書 行政サイドや識者の地域再生みたいなもんをもっともらしく分厚い新書にしてるが 読んだ限り上から目線だし 分析して問題点を洗い出し 若い力を入れて商店街というか街を再生しようという書き方なので極めてつまんない本だ。こういうのって 買う側が商店街に何を求めるか?という視点が欠落してる。店主が高齢化して事業の継承ができなくて閉店して・・という点もあげられてるが 需要がある店はかならず家族が後継者になる。あたしは半分京都なのでそういう何代も続く地域に愛されてる個人商店を見てるので 潰れる理由はそこではない。需要がないから継ぎたくないので潰れるのだ。京都は七本松中立売下ルにいたが近くに中立売商店街と千本商店街があって人通りも多かったのだが先日行ったら見事なシャッター通りになってた。昔からあるのは 名店と言われる神馬て居酒屋とか今出川の静香って喫茶店 あとはゲイの発展場で有名な千本日活くらいか‥元々西陣で働いてた人たちの歓楽街だったので寂れるのは当然だ。これどうやっても昭和の賑わいは無理だろう。観光地でも何でもないし。では商店街が全滅したか?といえば 京都に限るが老舗ではないが 何代も続く個人商店は元気だし 地域のおばちゃん・おばーちゃんでにぎわってるから お客に愛されている個人商店が核になってる限りは大丈夫。 魅力が無ければ笛吹けど踊らずなだけ。それに就業形態が変わって早く閉まる個人商店とは時間軸が違う。専業主婦が魚さばく時代じゃないしね。
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