フォークの神様ボブ・ディラン氏がノーベル文学賞である。すごいよな・・と思う。完璧に反体制のフォークシンガーが世界のノーベル賞だよ？ アメリカの体制側からは非国民呼ばわりされてたけど それが評価されるんだから まあノーベル賞の委員会もすごいと思う。長年の地道な活動が実を結んだ・・というところかな。個人的には文学賞でもいいけど平和賞だったら良かったのに・・と思わなくもない。まあ彼の詩は文学なんでそれもありかと。掲示板見てると ディラン？だれ？ ミュージシャンが文学賞？なんて ディランを知らない人が色々好き勝手言ってるが ＡＫＢやジャニタレみたいに商業音楽のタレントとは違い 自分で考え創り歌う社会に向き合う姿勢が評価されたんだと思う。あたしの時代には反戦のシンボル 平和のシンボル フォークの神様って思われてる人だからね。まあ その時代を知らない人には 誰？ミュージシャンがなぜ文学賞？て言う人も多いみたいだが まあ理解できなくて当然だし無理に理解しなくてもいい。多少歌詞に惹かれるなら読んでみればその一端はわかるだろう。わかりやすいところでは ７０年代のエレクトリックに転換する前のディランがいいと思うが あくまでも個人的感想である。つい先日まで誰の話題にも上がらなかったのに ノーベル賞取った・・ということで ディランの曲を全曲聴きたいがコンプリートを売ってるとこ教えて・・なんて勘違いする人も出てくるわけでｗ 時代ごとのコンプリートはあるし まあ５０年活動してるから お勧めアルバムって何十枚もあるのだが 今聴いても多分理解できないようなプロテストソングもいっぱいあるので 賞を取ったから本屋に走る・・みたいなのでわかるとは思えない。そういやハルキストが速報 やっと村上春樹が文学賞受賞・・てデマ流してたんだが あたしも嫌いじゃないので ほとんど古書で持ってるが ハルキストには悪いが正直 何がいいのかさっぱりわからん。どうしてこんなつまらん 社会的に何も問題定義してない人がノーベル賞候補になるのかすら理解できん。まあノルウェイの森は良く出来てるとは思うが 持ってるけど 読み始めたきっかけだけど 他はどうか？と言われたら 持ってるけどいつ放り出してもいい・・と思うような作品ばかりである。作家としての面白さは森見登美彦氏には劣ると思うｗ 結局 文学にしても音楽にしても 社会に対してどういうスタンスで作品にするか？という意味では ディランは評価されるのが遅すぎたし 村上春樹は一生無理だろうな・・と思ったりする。まああくまでも個人的感想だけどね。
友人て定義の話だけど。あたしはいろんな人に助言をもらって まあその時は理解できなくても後からわかる・・というのがあって それはありがたいな・・と思うのである。まあ メンタルチャットなんかやってるから どうしようもなくて愚痴を吐くのはわかるんだが それが人間としてどうなのよ？みたいな発言はしないとしても 単に迎合するような発言で慰めればいいとは思わない。その場はそれで収まるし言った本人も気分良く終わるので 万事めでたしめでたしなんだろうが 肝心の問題の解決からは目をそむけてて何も解決しない。問題を先送りしただけである。なので あたしはそういう対応はしないし あたしもして欲しくないのである。友人として何が出来るか？と言えば 間違ってるな・・と思えば正そうと思うし 別の切り口を提示しなくちゃいけないと思う。まあどうでもいい知り合いなら そうやね・・と相槌を打って終わりなんだけどね。友達認定してれば 相手に嫌なことでも言わなくちゃならない。それが正しいと思ってるからそうするわけで。あたしの親友には こっちが調子悪いのにずけずけと物を言われたが。 そういう友達は大事だと思うし 金払ってでも大事にすべきだと思う。元のあたしの部屋に住んでるが 家賃もらってない。あたしが死んだら部屋ごとあげるみたいな話もあるが 当人は生活保護じゃ～とか阿呆なこと言ってるｗ まああたしが提示するのは別の切り口だけなんで あたしが正しいとか思って無いし こうするべきだ・・と押し付けようとも思わん。ただ物事にはこういう見方もあるよ？て提示しただけで 意見が違うみたいね？と言われるのは どうかなぁ？と思うだけ。みんな意見が違うんだし 友人の忠告は参考にしてくれてもいいと思うんだけどね。まあ気に入らない人だったとしても いろんな人の存在が今の自分をつくってるんだし そういう感謝の気持ちみたいなもんを持って事象を見直してみたらどうかなぁ？と思うのは あたしの勝手な思い込みなんだろうか？あー本エントリは予告無しに改訂することがあります。ご了承ください。
京都の人にはそうだろう。あたしもそう思うが でも東京もまんざら捨てたものでもない。今の部屋は東京なのに地方都市みたいで気に入ってるし なにより今年倒れた時に 東京で無ければ多分助かって無かったろう。さらに西の昭島で最高の治療が受けられたのは東京だったから。京都なら府立医大か京大病院だったろうが 助かってたかと言えば怪しいかも。まあ山梨だったら完全に手遅れだがｗ 仕事にも恵まれた。京都じゃ仕事は無かったし 大阪でもどうなってたか怪しい。上司フクロにしないで名古屋にいたら ろくな仕事はできてなかったろう。東京に出てきたから 面白い仕事ができた。いい同僚にも恵まれた。上司にも。吉祥寺や国分寺の親が借りてた家も好きだった。吉祥寺のＪａｚｚ喫茶のママさんや知り合った成蹊の学生なんかも好きだ。東京にいたから山梨の山奥で田舎暮らしもできた。信州も東北もバイクで走り回ったし お気に入りの古い車やＪＢＬのオーディオなんて物欲にもまみれた。まあ悪いことばかりじゃないんだよ。いいこともいっぱいあった。好きな街で部屋を買った。足場だね。中古のボロだけど。で 本とＣＤに埋もれて今ここにいる。なんで 無駄とは思わないのだが やっぱり東京 特に都心は意味ねぇ・・と思う。気に食わない田舎なんである。東京は。 京都が一番。 なんだ結局そこに落とすのか・・と言われりゃそうなんだが 時々 津のはちみつまんじゅうが食べたくなるのである。え？津の名物は平治煎餅だろ？と言われそうだが はちみつまんじゅうと千寿の天むすなのである。人生最後に食べたいのは河原町のひさごの鱧の箱寿司なんだけどねｗ
読み終えた。昨日図書館から取ってきたのだが一気に読んでしまった。京都の平熱 哲学者の都市案内 鷲田清一著 ２００７年初版なんでもう１０年近く前の本だが・・読んでて泣いちゃったよ。あたしの京都がそこにあるんだから。京都本といえば最近話題の京都ぎらい 井上章一著とか 京都のお医者さんの柏井 壽氏の一連の京都本があるのだが 前者は逆説的に京都を愛する本 後者は観光本では無い京都目線の観光本（なんのこっちゃｗ）なんで まあ柔らかいいうたら柔らかい。本書は前から気にはなってたのだが今更観光本だの京都論を振り回すのもなんや格好わるいな・・と思ったので一歩おいて見てたのだが 日経の書評でタイトルだけ出てたんで ちょいと調べて見たら２０６系統で・・とあったので これは買いだな・・と思って買った。ついでに図書館検索したらあったんで こっちも借りたわけだ。一昨日ご用意できました・・になったので昨日取りに行ったのだが帰ってきたら買ったほうも届いてたｗ すさまじく無駄だが本書に関しては買って良かったとしみじみ思う。著者は下京生まれの京大文学部の哲学者なんだけど まあ三代続いた京都人だが 京都で生まれ育った人が京都をどう見てるんか？というところに興味深々だったりする。あたしは三重の津の生まれで まあ京都は長かったが地元ではないので 考え違いしてる部分は多いんだろうな・・と思ってたのだが 本書を読んでまあ大体地元の人の感じる住む京都というか思想の京都みたいなものと 概ね同じだったのでほっとした。あたしも上京区七本松通中立売下がる・・なんて住所を持ってたから立派な偽京都市民なんであるｗ まあ住んでいないとわからん 四条のマンホールや河原町の蝶類図鑑が出てきたのには思わず涙腺が緩む。観光客が絶対行かない・・というか行く意味の無いＪａｚｚ喫茶なんだから。荒神口のしあんくれーるも出てくるし 泣くよなぁ・・２０６系統 京都って東京のように無駄にだだっ広くないなので 移動は自転車か市バス。まあその昔はちんちん電車だったので まあその名残ではあるのだが。２０６系統というのは京都駅からぐるーっと市内を回ってまた京都駅に戻ってくる路線である。あたしも良く使うが どちらかというと２０５系統のほうが多い。昔西陣にいたので使う系統は５２系統だったが これはもう無い。当時住んでた部屋はまだあって 機会があるごとに行っては屋上でぼーっとしてたりする。隣のお医者さんは亡くなったらしく最近改装してビルごと売られた。こないだ行ったら整骨院が入ってたっけ。んなことはどーでもいいのだが 本書は生活目線での京都である。当然観光案内はひとつもない。普段の京都の町の人の日常を書いた本であるが京都の本質をつかんでると思う。この手の本で泣かされるとは思わなかった。すさまじく良質である。是非一読をお薦めしたい。講談社刊 １７００円 ソフトカバーだが文庫にもなってるのでこちらでもいいかと。ただ写真が素敵なのでソフトカバーの方をお薦めする。京都の写真ではない。普通の町の写真である。余談だが 仕事の都合でやむなく東京に出てきたあたしだが さすがに京都は遠い。拠点がもてないわけでは無かったが まあ色々あって３時間で行ける山梨の山奥になっちゃった。数年前にどうしても京都に部屋が欲しくて 山科の１Ｋを見に行ったことがある。都合１３０万の古い売り物件。買えない額では無かったのだが 維持費で死ぬ。昔から山科って京都市では無いｗという認識だったし まあ陽の当たらん陰気な物件だったので断念したのだが。いつまでも京都京都と言ってるので相方が さっさと探して決めてきたらええやん？とか言う。どうせ残り少ないんやし・・とｗ まあ明日死んでも不思議の無い体なので それもありかなーと思うが 未来に可能性を持てない今京都に行っても いい記憶が壊れちゃいそうで怖いのが本音だ。あたしは偽京都人である。京都人のプライドを持って気にくわない田舎の東京で生きてくのかな・・と漠然と思う。
読んでおけば良かったなーと今頃思う。まあ読み返しなんだが。沈黙の春 レイチェル・カーソン著である。まあ以前は環境問題なんか全然意識してなかったので斜め読みしてたんだが まあ再読してみて読みにくいのだが これを５５年前に書いた・・というのはすごいなと思う。今読むと遺伝子操作した生物農薬って有機農薬と同じくらい危険なのはご存知だと思うので 既に今の時点では古典でしかないのだが。でもこの時代に女性でこれだけロジカルな考え方ができる人材を育てたアメリカってすごいな・・と思う。まあ偉大な一冊なんだが考え方は素晴らしいし今の時代でも通用するのだが５５年前である。環境問題に興味がある方は読まれるといいと思う。すでに時代遅れなので 考え方を学ぶ上ではいい教科書になると思う。でもこの時代のアメリカってある意味すごい。まああたしがアメリカ文化に触れたのは音楽からで次が映画か・・そして消費の楽しさであるｗ ６９年のWOODSTOCKは未だに神だし先日ブルーレイもＤＶＤも買ったし 映画で言えばイージーライダーか・・元々バイク乗りなんでＨＤは好きだったが ピーター・フォンダやデニス・ホッパーそしてジャック・ニコルソンまで出てた豪華映画である。ステッペン・ウルフの曲が有名だが 個人的にはバーズやジミヘンの方が好きだったりする。ＦＸＷＧ欲しかったが買ったのは初期のＣＬ３５０弁当箱 まあこれで盛大に事故して足に穴開けた。アメリカってまあベトナム戦争で共産主義と戦ってた自由の国ってイメージがあるが まあ実際は差別と偏見な国なわけで 若い頃は左翼で北京放送聴いて 空自の親父に議論ふっかけてた阿呆ですｗ ま 映画は最後で南部でわけわからんまま銃撃されて終わるんだが 最初に観たときには？？？だったわけ。自由の国だろ？？？？なんである。まあ理解できるようになるにはアメリカの歴史をある程度知るまでかかるわけで 今のアメリカが自由の国か？と言われると う～ん建国の精神はどこ行っただよ？とは思うが まあネイティブを虐殺しつつ侵略して奴隷使ってた国で油取るだけのために鯨殺してた国なんで 知らないって罪なんだと思う。アメリカ好きだけど素晴らしいとは思わない。昔は中華人民共和国大好きだったが今は大嫌いなんだしｗ 以前に部屋買ったときに不動産屋に一度はＮＹ行った方がいいよ？１８０度人生が変わるよ？とか言われたが 結局山梨の山奥で人生変わった。パスポートも取ったが国内の方が何倍もいいので 一度も使わずに切れたｗ 振り返るとあたしを変えたのは京都だな・・てまた京都かよ？・と笑われるだろうが 実際そうなんで仕方ない。
