抱えているのが 黒川能 ぐるぐる問答森見登美彦対談集 太陽と乙女(森見登美彦エッセイ集)と誰もが知ってる谷崎の細雪の4冊 さっき 生きるための選択と京都ぐるぐる案内を返してきて 森見氏の小説じゃない対談とエッセイを借りてきた。で 対談の方のぐるぐる問答を読んでるのだが これが面白くない。作品と作家本人とは別物だとは思うが それにしても面白くないのである。で 黒川能も並行して読んでるのだが 船曳由美と谷崎は東大 森見登美彦や万城目学は京大だ。まあ東大→官僚 京大→研究者というイメージが強いのだが たまに玉川徹なんておかしいのが京大だったりするので 世の中色々だな・・と思う。森見氏は今は奈良に住んでいて 熱帯を書いたころは東京だったらしいが 夜行や熱帯は専業作家になってからの作品だがどうも面白くない。有頂天家族は三部作らしいので3が気になるところだが・・amazonのレビューを見てると 夜行あたりで才能て枯渇するのね‥と書いてた人がいたが その気持ちはわからんでもない。まあ この4冊を梅雨が明けるまでに読み切って 7月入ったら一度京都に行こうと思ってる。見たい物件が何件かあるのである。まあ7月なので・・というか病院が7月2日なので 今年は水無月が食べれないがまあそれはいいだろう。祇園祭も中止なので 去年の粽をどうするべきか?と悩んでいたら八坂さんに納札所があるらしくそこに納めればいいようである。じゃ 今年の粽はどうすんだよっ?と思ってたら 長刀だけは通販するらしい。1個千円は通常価格 3個までは送料360円らしいのだが もう一年頑張ってもらおうか?と思ってるのである。うちの長刀の粽は外に下げていたら台風で飛ばされて跡形もなくなっていたのを 嫁はんが必死で探し回ってえらく遠くの植え込みに落ちてたのを無事に回収してきたくらいご利益があるから 2年頑張れるだろうと思う。実は今年は菊水の粽を買う予定だったのだw 細雪は千ページくらいあるのでどうせ誰も待ってないから延長するか 買っても1200円なんで 思い切って買おうか悩み中である。しかし 本好きなのに 谷崎読んでない・・ってて笑われそうで 未読なんて口が裂けても言えない言えないw
実はこれを借りるつもりではなかったのである。 森見登美彦の京都ぐるぐる案内 著者は森見登美彦であるw 新潮社刊 2011年初版 これ書店で現物見たら絶対買わないであろう。ぐるぐる問答森見登美彦氏対談集を借りようとして 取ってきてから あれ?である。これ94ページしかない京都案内で半分は写真 後の半分が散文的な説明で 紹介されてる場所が 氏の作品に出てくる 出町界隈 百万遍界隈 疎水 伏見稲荷 鞍馬・・と 学生時代京都にいたあたしには何の目新しさもないところばかりである。まあ百万遍ハイライトが出てるのは偉いが あそこは京大の第二学食と言われてるくらいだから当然である。これで1400円も取ろうというのだから恐れ入る。イラスト状の地図はついているが 京都に縁のない人には おおよそこの辺・・くらいでしかないだろう。あきらかに読者を絞り込んで出された本である。というわけでぱらぱらみて あーdeepな京都は無しかよ?と思いつつ返してくる。賛否両論の氏のエッセイ集 太陽と乙女が まだ準備できました・・にならないのでまだ行けないが。今読んでるのが 黒川能 黒川能 1964年、黒川村の記憶 船曳由美著 集英社刊で ほぼ400ページ 定価で3600円だからほぼ4千円近い代物だが これは面白い。ただ次に待ってる人がいるので2週間しか借りれないのが痛いところだ。そして何を血迷ったのか 次に控えてるのが谷崎の細雪である。文庫だが4センチ近い厚みがあるので一筋縄ではいかないだろう。今ちらっとみたら929ページもある。ちなみに黒川能は392ページ なぜか最近厚い本ばっか読んでる気がする。
メンタルチャットのメンバさんに どんな本読んでる?とか訊かれたので さすがに スーパーカブだのトウガラシとか言えなくて 佐々涼子のエンド・オブ・ライフとか水村美苗の日本語が亡びるとき・・とか読んでるよ?と答えておいたのだが まあ実際最近読んだし(それも2回も)水村美苗はamazonで買ったのでまんざら嘘ではないがw で 彼女が感動した 枕元に置いて寝る‥と言う本を紹介してくれたので 図書館検索したらあったので借りてきた。生きるための選択 英題がIn Order To Liveて そのままじゃんw パク・ヨンミ著 満園真木訳 辰巳出版刊 2015年初版 1700円 北朝鮮での生活 次が脱北して中国での無国籍者としての生活 モンゴル経由で韓国に出国して 実態を国際社会に向けて発信しはじめたところで終わる。本人は命がけの経験だが 読んだ感じではハリウッドのヒーローアクション映画みたいで 最後はハッピーエンドなのはほっとするところだ。まあ あたしも社会主義というか 毛沢東時代を多少は知ってるので そういう意味からの資本主義に対する批判はあるにせよ 一党独裁ならまだしも世襲で一族が権力の頂点にいるとこんなに政権は腐敗する なおかつそれが今日まだ維持されていることに驚きを感じえない。これを読むと 戦後一時期占領されてたとはいえ 日本て正しく成長したんだな・・と思わずにはいられない。まあ細部に目をやれば問題のある国ではあるが 日本て本当に平和でいい国だな・・と思うし日本人に生まれて良かったな‥と思う(はちゃめちゃだったのは戦前の昭和だけだが)というわけで 本書 どこの図書館にもあると思うので興味のある方は一読されるといいだろう。近くて遠い鉄のカーテンどころか 謎のカーテンに覆われてる北朝鮮を知るにはいい本だと思う。
京都行の夜行バスが復活してるか見たついでに(まだ復活してない)図書館の予約状況を見たら 1冊準備出来ました・・になってる。こないだ借りた スーパーカブはなぜ売れる 中部博著 集英社インターナショナル刊 2018年初版を読んじゃったので 小田実のなんでも見てやろうと返しがてらに取りに行った。自粛解禁されたのと自転車なんですっかりマスクを忘れて行ったのは大失敗である。さて なんでも見てやろうについては書いたので スーパーカブはなぜ売れる‥の方だが まあ開発の歴史とか推移 世界のカブとその類似品についての話だから 普通の人にはどうでもいいっちゃーどうでもいい。あたしは 旅するバイクが欲しいのだけど 嫁はんも乗るから都合2台で コーナーをしゃかりきに寝かしてとか 高速ぶっとんで・・とかもうハナから頭に無いんで 東北の3桁国道や県道をもそもそ走って 荷物がいっぱい積めて 水田の中の農道でちょっと休憩・・とかしたいだけなので 50キロで移動できて軽くて燃費が良くて大量の荷物が積めて 威圧感の無いバイク・・たらカブしか残らなかったんで参考資料で借りたけど つまんなかったw 海外のカブの話なんかどうでもいいのだ。で これも返してきて 取ってきたのが トウガラシ大全 スチュアート・ウォルトン著 秋山勝訳 草思社刊 2019年初版だ。なんとなく内容はわかるのだが 気にはなるが新本なら2000円もする。まだ新しいから古本買っても値段が変わらんので買う気ゼロで 図書館検索したらあったので借りてきた。一部 トウガラシとは何か? 生態学的な解説と 種類のカタログ 二部 中南米原産のトウガラシがどうやって世界中に広まったか?という歴史的や地政学的な解説 三部 トウガラシの文化 辛さに対する考察というか文化としてのトウガラシ論・・というわけで大体予想してた通りの学術的+主観的考察の本である。半日で読んじゃったからもういいw で 買わないから 前から欲しくて図書館にない 寿岳章子氏の過ぎたれど去らぬ日々 1981年初版と 井上里津子氏の さいごの色街 飛田 2011年初版をポチって760円・・こっちの方がはるかに本棚に収めたいのである。欲しい本は大半買ったが どうしても欲しいのは4000円近くするし(今待ってる黒川能・・がそれくらい)貧乏人には図書館は強い味方である。 薪を炊く・・が図書館に在架してると検索には出るのに 探したけど見つかりません・・とつれないお返事 これも3千円以上するので発掘待ちである。嫁はんには佐々涼子のエンド・オブ・ライフを無理やり読ませてる。あたしがいつ彼岸の人になるかわからないので読んでおいた方がいいだろう・・という考え。開高健ノンフィクション賞を取った氏のエンジェルフライトは手元にあるし・・みんな自粛疲れみたいだが あたしは蔵書でまだ読んでないのを楽しみながらここ2ケ月おくってたから(今月初めに図書館再開したし)結構充実してたのだ。京都には行きたいがw
世代って外食する習慣が基本的にない。まああたしが地方都市で育ってきたから・・というのもあるかもしれないが。なんかお祝いの時に外食した記憶はあるけれど 今思えばごく普通の家庭料理のアップグレードされたものしか食べてない記憶がある。夜中の番組で 吉田類の酒場放浪記とか孤独のグルメとか町中華で飲ろう・・とか見てると まあそれは美味しそうなのは認めるけど やっぱり食の原点は日々の家庭のご飯だな・・と思う。母や伯母や嫁はんや はたまた自分でこさえたもので一杯やるのが一番・・て思うのはあたしが貧乏だったのか地方出身だったからなのかも知れないけどw 学生時代にどうしても欲しくて買った寸胴鍋がある。もう20年以上も使ってるので ほぼ人生の相棒みたいなもんだが。これで何でも作る。鋳物のスキレットもある。東京出てきて東中野で仕事しいてた時何を食べていたのだろう?ああ これも失われた記憶だ。いつも吉祥寺で降りて行きつけのJAZZ喫茶で食べていたのは鶏のから揚げや支那スパか。酒はホワイト(ホワイトホースではない)だ。あとビールか・・戻るが昨今のグルメ番組を見ても今一つぐっとくるものはない。観てるのが庶民向けの番組にもかかわらずこれである。どの番組も値段が出るので えーっこんなとことで夜な夜な呑んでたら お金がいくらあっても足らないじゃないか・・と思う。業務スーパーや向かいのスーパーで安い食材買ってきて ひと手間かけて友人と安酒を少し呑む・・それでいいよなと思う。自粛解禁されて 歌舞伎町の人出は13%up 11人が飲食店関連というけど お家が一番なのだw