急いで何処へ行く？来月から東京を発着とするＧＯＴＯトラベルが規制対象から外れるようで 新聞のパック旅行広告にはＧＯＴＯトラベル適用でいくら・・というのが目につく。ＧＯＴＯトラベル自体恒久的な制度としてならいいのだろうが 所詮予算が切れたら終わり。まあ新幹線で日本横断だののぞみで行って京都7日の休日とか ワゴンタクシーで一気に回るお遍路とか 見てるとすごいし ＧＯＴＯトラベルなら結構格安。だが 普通に働いてる人が平日にそんなに休めるか？以前に 駆け足でポイントだけ見て楽しいのだろうか？あたしは2拠点生活もしたし バイクであちこち行ったけど 車で長旅はしない。閉ざされた空間で高速を切り裂いて目的地に行くのが嫌いなのだ。むしろ行く道程を楽しみたい方だし 名所旧跡には興味は無いから 夏の東北の田んぼの真ん中でキンキンに冷えたコーラが飲めたらそれでいい方で 更に東京にいると首都圏脱出だけで一苦労だ。だから高級外車で高速飛ばして高級ホテルで温泉入ってフランス料理・・とか 何がいいのかわからん高級音痴である。旅はローカル線の普通電車に限る。まあ伊豆まで病院行くのが今のところの小旅行だが 小田急もロマンスカー使えば楽だろうな・・とは思うものの 快速急行の方がいいし 伊東線の踊り子にも乗りたいとも思わない。伊豆急は一見有料特急か？と思うような展望室付きのリゾート２１だって普通電車である。運がいいと黒船電車かキンメ電車に普通運賃で乗れる。ぼーっと田舎の家々や田んぼや海岸を見てれば それ以上何がいるのか？とすら思う。あーローカル線だとトイレ付車両は欲しいがｗ 昔の友人の友人でフェラーリのＦ４０を買ったのがいる。当時５千万だったそうだ。数年後にはフォードのＧＴ４０って有名なレースカー（もちろんナンバー付き 市販のフォードＧＴではない）を買ってそれが１億だったらしい。何をしてる人か知らんが 金あるなー・・と思ったけど羨ましくもない。負け惜しみだろう・・と言われちゃうかも知れないが あたしは英車の古いオープン２シータ乗りだ。エアコンなんか当然ない（大雨でもない限り常にオープンなのであっても意味が無い）。英国は緯度が高いからいいんだろうが 日本の高温多湿だとすぐにオーバーヒートしてラジエターを増やす意味で夏場でもヒーター入れたりする（ヒーターコアに冷却水流して温度を下げる）。当然夏は汗だくで地獄だ。今年みたいな３９度とかだったら熱中症で死んでる。最高速だって１４０に届かない。最近の軽の方が何倍も速いｗ でも８０までで峠道走るとこれ以上何がいるのか？と思う。先日癌の手術をした青森の友人はRVF400で峠を攻めてた。八甲田アスピーテの高速コーナーを１５０で回るらしいｗ 物足りないのでCBR1000を・・と言ってたのだが あれは車重がドライでも230キロを超える。いくらパワーがあっても重たければ慣性モーメントがでかすぎてひらひら切り返せない。そういう話をして結局CBR600に落ち着いた。あれだとドライで190キロいかない。大満足で改造しまくってたのだが 今は抗がん剤でそれどころではないらしい。あたしも 大動脈乖離で手術してから車もバイクも寝かせたまま。体力がガタ落ちなのだ。で 最近は青春18きっぷの旅とかローカル線の旅なんかの本を買って 夏の田んぼ見にいくぜー・・とか思ってるがそれまで生きてれるだろうか？来年には車もバイクも復活させて 京都に拠点を・・と思ってるが それくらいの上限でいい・・というか それが望みである。上を見ればきりがない・・からあきらめたのか？と言われたらそうではない。金をかければかけるほど 失うものが多い・・というのを実感として知ってるからだ。まあ本棚にはフェラーリだのランボだのの本はある。最近までＣａｒMagazineも定期購読してたから嫌いでは無いけれど 自分が乗って似合うか？と言われたら絶対似合わないｗ 死ぬまでにケータハム７を・・と思ってたけど あれも旅には使えん。旅する道具で今欲しいのは110CCのスーパーカブだ。 一台30万 嫁はんと2台で60万 もう20万も足せばエアコン付きの軽が買えるんだけどねｗ
今手元にあるのが図書館で借りてきた 北欧神話と伝説 (講談社学術文庫) ヴィルヘルム・グレンベック の元本。なんでこんなもんがカートにあるのかは知らないが とにかくある。今は講談社学術文庫から出てて1672円もする。当然読みたいがこれだけ出すなら 片岡義男を買った方がいいので放置してあったのだが 先に書いた彼女の体と・・とを検索したついでに・・と図書館検索してみたらあったのでラッキー・・と借り出して来たら元本 昭和46年初版だから71年 カートに入れてたのは文庫で2009年初版で480ページもある。大阪のおかんが十二指腸穿孔して生死の境にいるので文庫で480ページも・・てどうよ？とか思ってたのだが 借り出したら文庫ではなくてハードカバー ぱらぱらっと見たら二段組みで文字が小さい。288ページなので読めるかな・・と思ったが2ページ目で既に投げたのだが どうしたもんだろう。23日の晩から帰るのだが 返却期限は今月の30日 延長しても帰ってきてからでは遅いので一度返すか？と思っている。延長操作してみたが 10/3までにしかならないので 戻ってくるのは7日の朝なので もう絶望的。で 思うのだが北欧神話だのオーディーンだの どう考えてもあたしの趣味ではない。まだ2冊来てないのがあるので それが来たら一度返してこようと思ってる。予約待ちしてるのは ルポ老人受刑者 アイヌと神々の物語の2冊 どちらも次の順番だし 老人受刑者は来てしまえば2日もあれば読める 。 アイヌ・・はまた一度返すかも というのも山と渓谷社の文庫なのだが1210円は高い・・というのは毎度のいいわけで 544ページもある。これも一筋縄ではいかなそうである。 大体350ページくらいが2日で読める限界なので これも絶望的。まだ隠し玉で サイゴンのいちばん長い日と 私たちは中国が世界で一番幸せな国だと思っていたがあるのだが これは買ったので返さなくていいので また後程。どちらも読んだけど面白かった。さて 大阪のおかんだが来週にはＩＣＵを出てリハビリに移れそうなのだが コロナで面会がほぼ無理っぽい。どうしたものか・・
苦しんで読んだのは久しぶり。彼女の体とその他の断片（Her Body and Other Parties) カルメン・マリア・チャド著 エトセトラブックス刊 2020年初版だ。元々日経だったか週刊誌の書評から拾ってきた本でamazonのカートに入れてあったのだが 海のものとも山のものともわかんない代物。書評では海外でいくつか賞を取って評価が高いので 読んでみたいな・・と思ってカートに入れたのだが なにせこれがデビュー作 内容がさっぱりわかんないしamazonのレビューにも星はついてるものの日本からのレビューは無し・・と五里霧中というか暗中模索というか やっぱりさっぱりわからない。これが安かったり 古本がこなれてれば えいやっ・・と買うのだが 2400円＋税 amazonで2640円というお値段で二の足を踏んでた。何気にうちの図書館検索したらヒットして 予約したらその場で準備中になったので 誰も知らないか読みたい人がいないんだろうｗ で早速取ってきたのだが これがやたら難物。全体が8つの中短編から構成されていて 寓話あり ドラマの焼き直しあり ホラーあり 今風の純文学で語っているのが男子なのか女子なのかわからない。あらかじめ著者はレズビアンでラムダ賞のレズビアン文学部門を受賞してる‥と言う予備知識が無いとそれすらわからない。4人の訳者が翻訳しているので文体がころころ変わるのも難しくしてる。あたしの読んだ限りでは・・だが フードカッターでみじん切りにした具材を目の前に出されて さあ 何が入っていてこれをどう料理して何を作ろうとしてるのか即答しろ・・と言われてるような多少強迫的な部分があり 更に混乱する。詩的であり散文的であり恣意的であり私小説であり純文学なのだ。3ページ読んで投げ30ページ読んで投げ50ページ読んで投げ わけわからんが2640円だしなぁｗと無理やり読んだわけだが わけのわからん話が345ページもある。で 買えば2640円だしなぁ・・と思うところが貧乏人なんだが これはうちの本棚には不要だから読まねば・と無理やり1日半で読んだ。感想？わけわかんないよ。ごった煮のシチューみたいなもん。いろんな味がして中に何が入ってるのかわからん。まあ 純文学・・って他人の頭の中で何が起こってるか見せて それをどう解釈して理解するか？みたいなところがあるのだけど この作品って現代的な純文学と言う感じで至極難解だ。面白くなければ小説ではない・・というと絶対あんた文学音痴でしょ？と言われそうだがｗ まあ読んだ それでカートから削除した・・という結論である。口直しに 友人が貸してくれたオール讀物 今年の直木賞の少年と犬 馳 星周著が載ってるやつを貸してくれたのでそれを読んだ。全体は6つの短編の連作なんだが全部載せると単行本が売れなくなるので そのうち3つだけ・・というのがせこいｗ まあ直木賞だけあって平易にサクサク読めてわかりやすい。残りの3編を読みたいな・・と思ったが1760円出して本棚に入れたい本じゃないので図書館検索したら88人待ちだw 待ちがあると最大2週間しか借りれなくて延長ができないから 単純に計算して44か月待ち ほぼ4年待ちだ。そうまでして読みたいなら一度呑みを我慢すればあっさり買えるのだが そう思う人はいないっぽい。まあ 賢い犬と人々の日常を描いた作品だが ごった煮的な本を読んだ後では 素麺でも食べてるようで気楽であるｗ いいか悪いかは別として あたしは日本人だよなぁ・・と思う。脂ギトギトや血の滴るような料理より 美味しい漬物でぶぶ漬けの方が好きなのであるｗ
昼間はまだそこそこ暑いが 夜は窓を開けっぱなせば結構いい風が入ってくるようになった。やっと秋の気配。さて これもamazonのカートに入れてた一日江戸人 杉浦日向子著 新潮社刊 初版は平成10年だから1998年 当時は小学館から出てる。 文庫になったのが平成17年だから2005年。著者の杉浦日向子氏って確か漫画家だったよなぁ・・という記憶があるが 本書もイラストが多用されてて分かりやすい。江戸時代の庶民や将軍の暮らしを解説したものである。江戸時代 たかだか２００年弱くらい前のことだが 時代劇で見る以外当時の暮らしは知らない。もっとも時代劇もちゃんと時代考証されてるかどうかは疑問だが・・。さて杉浦日向子氏 最近見ないな・・と思ったら2005年下咽頭がんで既に彼岸の人である。享年46歳。なんか最近読んでる本の著者はほとんどが彼岸の人でそれも癌で若くして・・というのに驚くが あたしも運が悪ければ高い確率で大動脈乖離で彼岸の人だったので あんまり言えない。さて 本書 前半は面白い。へぇ・・という発見があって面白いのだが 後半は相撲や春画でだれる。資料としてはわかりやすいし良く調べてあるな・・と思うが どこまで本当かは疑問。面白かったので買うかどうか迷ったのだが amazonの古本で送料入れて350円前後だが 新本は605円なので 微妙すぎる。これが2500円くらいで700円位と言うなら即ポチるところだが 悩む。まああたしは京都オタクなので江戸はどうでもいいか・・ととりあえずカートには残したが保留だ。その差250円なら新本だろう。なんか 安い時計が趣味である。それもメタルのギラギラした奴じゃなくて 100均の薄いデジタル腕時計とか5千円以下で買える電波腕時計・・それも中古をヤフオクで1000円くらいで買うのが好きｗ で シチズンの廉価ブランドのＱ＆Ｑのまあ葬式にしていっても大丈夫な白文字盤の電波時計が何度合わせても遅れる。電波を拾ってないぽい。裏蓋を開けてみたらCR1620なんて100均には絶対無い電池が使われてる。本体が壊れてるのか電池が無いのかわからないので amazonでポチった。中国製は嫌なのでパナソニック製 160円である。これに交換してもダメならゴミなわけで まあいいいか・・と言うところ。友人に変な電池使っててさー100均にないし頼んだ・・と言ったら 言ってくれれば持ってたのに・・と言われてがっかりであるｗ
amazonのカートに入れてたやつだがあんまりにも高いので放置してたやつ。洛中洛外をゆく 葉室麟著 ＫＫベストセラーズ刊 2018年初版だ。amazonでは追悼葉室麟・・てなってたので亡くなったのかと初めて知った。2017年に病没 享年66歳。ご存じの方も多いと思うが2012年に蜩ノ記で直木賞。これはなんか気になったなのと売れた本なのでかなり安かったので買ったが 面白かった。氏は歴史・時代小説家で まあ見てきたような話を書く作家である。実際はどうだったのかは知らないが 残されたものから話を膨らませるわけだから まあ実在の人物を描いているにしても小説である。本書はソフトカバーにもかかわらず上質紙で amazonで見てたら2036円もするから 気楽に買える値段ではない・・が裏を見てみたら1350円＋税だから絶版の希少価値って値段だろう。帯に自著解説＆人生論 死もまた良し・・とあるがその通りの内容である。葉室ファンにはいいかと思うが どうにも面白くない。図書館の本なので返さなきゃいけないんだが3時間もあれば読めてしまう。葉室麟の足跡を辿る・・という意味ではちょいと変わった京都案内とも言えるのだろうが あたしは学生の街京都にしか興味が無いので 尾形光琳だの緒方乾山 海北友松 小堀遠州‥と言われてもああ あれを描いた 作った人ね・・くらいの興味しかないので 肩透かしであった。amazonの言い値で買ったら激しく後悔してるだろう。 これは明日返してこよう。
