嫁はんの弟だから まあ義理の弟になるんだが 小さいころから知ってるから普通に弟。弟は今 沖縄糸満のリゾートホテルの営業さん。今日緊急事態宣言が東京と沖縄に出て それが来月22日まで・・てんだから もう夏は壊滅。かわいそうに 昨日メールしたら 昨日は出張で大阪で今日は広島だそうな。大阪はまん延防止が出てるし 広島は線状降水帯で大雨 おまけに新幹線は新大阪-博多間止まってるし・・仕事とは言え あまりにも可哀想な出張だ。普通 出張ってたら 一仕事終えて一杯やって知らない街をうろうろするのが楽しみだが 弟は一滴も呑めないうえ この大雨だ。緊急事態が来月22日まで延長だから沖縄のリゾートホテルって全滅だろう。さて あたしは・・というと今月の26日に精神科の予約がある。自転車でちょいと行けるところならいいのだが 前にも書いたように登戸から小田急で小田原まで行って 小田原から今回土石流のあった熱海まで東海道線で行って そこから伊東線で伊東 そこから先は伊豆急・・って 感染者は東京が896で神奈川が322。兄弟揃って呪われてるなー・・と思うw はーらいたーまへ きーよめたーまへ じゃ無理か・・
一昨日書いた杉本秀太郎文粋の2 京住記だが 先週は4700円台で送料を入れたら5000円超えてたので高いよー・・と書いたのは読んでくれてる人の記憶にあるだろうが さっきamazonの欲しいものリストから図書館で借りて読んで いらない本を削除してたら 杉本秀太郎文粋の2 京住記が2600円台に落ちてる。ほぼ一週間で2000円落ちるって どういうこと?とか思いながら 徒然草も洛中生息も花ごよみも持ってるのにポチったあたしは大馬鹿者だw まだ一冊送料込みで3000円切ってるのがあるので欲しい方は今だ。洛中生息だけでも 送料入れたら2000円超えるのでお得。今日の東京のコロナ新規感染者は896だ。昨日の920に比べたら少しは減ったがまあ完全リバウンド。オリンピックの頃には1000人を超えてるだろう。杉本秀太郎文粋の2 京住記だけど 定価4200円+税だから古書で2600円台て多少割高感はあるものの 一度外で呑んだらそれくらいは軽くいくから 無駄遣いでもない(みんな持ってるだろ?という話はおいといてw) もう長いこと自粛生活が続いてるわけだが 本さえあれば自粛も苦にならん・・というのはありがたいことだ。
アラジンの赤いチェック柄のポットというか昔風に言えば魔法瓶を使ってる。注ぎ口がちょいと欠けたが保温力には関係ない。振り返ってみれば 若い頃から石油ストーブもアラジンのブルーフレームだった。今となっては旧式だろうが対流式のストーブで炎が青いのはこれだけ。山でも薪ストーブが暖まるまで補助で国産の対流式ストーブを使ってたが これも炎はオレンジ色だ。石油ストーブを使ってた方はみんなオレンジ色の炎しか記憶がないと思うが アラジンは青なのだ。戻るが このポット もう20年以上使ってるが その保温力は落ちないので もし落として割っても次もアラジンだろう。嫁はんが仕事で請負先に出るので 朝コーヒーメーカーで落としたコーヒーを午後まで熱いまま保温できるのはこれしかない。実家で使ってた象印かなんかのワンタッチポットは4時間くらいでぬるくなっちゃうので シンプルなのが一番ということになる。蓋は昔ながらのねじ込み式だ。なんでもシンプルなものが機能的で耐久性にも優れているというのはありがちな話で 昔は結婚すると奥さんの趣味か贈る人の趣味か知らんが花柄のホーロー鍋を使ってる人が多かったのだけど(それ以前の世代は金色のアルマイトの鍋だ) ホーロー鍋って結構焦げ付くし 急冷するとホーローが割れてゴミになる。あたしは変に物にこだわりがあって20代で業務用のアルミの寸胴鍋を無理やり買った。21センチのやつだが 未だに一番使う鍋だったりする。フライパンも卵料理用に普通のテフロンでもない鉄のフライパンを馴染ませて使ってるし 肉は鋳物のスキレットだ。結局長く使われてる道具には理由がある。まあ卵焼き機は銅のが欲しいけど 頻度考えたら・・でテフロンだけどw アルミの寸胴鍋は乾かすのに空焚きしなきゃ一生ものだ。いい道具があれば 美味しい料理が作れるわけでは無いけど 料理の楽しさは味わえる。なんでも安けりゃいい・・今使えたらそれでいい・・テフロン剥げたら買い替えればいい・・そういうものではないのは 道具って何でも同じ。車だってそう。
昨日 小山田浩子の小島を取りに行ったら 入口の所の除籍本コーナーにあった。 除籍されてるんでご自由にお持ちください・・という本。 日本の庭 写真 内田忠行 世界文化社刊 2007年初版で 1800円もする日本庭園の写真集。まあ 除籍本て借りる人が少なくて 新刊のためにスペースを空ける為に放出される本なのだが これはなんで除籍になったのかわからないくらいに素敵な写真集だ。amazonで調べてみたら 古本で750円くらいからなので儲けだ。内容は日本庭園をあんまりうるさい解説をせずに 関係ありそうな人の短いエッセイとともに淡々と日本庭園の紹介が続く。写真も押しつけがましくなくいい雰囲気を切り取ってるので 大当たりだ。そもそも庭に縁のある生活をしてこなかった‥と言うか庭のある家に住んだ記憶がほとんどない転勤族なので 最初に意識したのは 従姉妹の所の日本庭園だけど 子供には理解できるわけもなくああ広い庭だなぁ いいなぁ・・というくらい。親父が自衛隊だったから転勤してして住むのはみんな庭の無い官舎だし その後東京で吉祥寺に住んでたが庭なんか望むべくもない。あたしは 学生時代から京都で賃貸だったから 隣のお寺自体が庭みたいなもんで殊更意識したことは無い。仕事で東京に出てきたけど 最初は賃貸やら都営だったからこれまた縁がないどころか庭自体に縁がない。中央線沿線を何か所か越して今の部屋 まあ中古マンションだけど買ったから これまた庭には縁がない。郊外に戸建てでも買って 庭があって嫁さんが 少女趣味というか英国趣味だったりすると小さいながらもイングリッシュガーデン・・となるのだろうが 残念ながらマンション。そこで 庭付き戸建てにステップアップするのが普通なんだろうけど 東京でそれなりの庭付き戸建てなんか 結婚してゼロからはじめたうちらには到底無理。一時の気の迷いで町田の公社の賃貸に越したけど あまりのボロさと仕事場までの足がどうにもアカンだので結局中央線に舞い戻る。が中央線沿線て結構な高級住宅街が多くて であっけなく断念だ。で 何をしたか?というと 一足飛びに山梨の山奥で二拠点生活を始めちゃった。なので庭はぜんぶ借景だ。あー自然ていいよなぁ・・と言う生活が続いたので とんと庭には興味がなかったのだけど 死にかけて死ぬなら京都で・・と思うようになって日本庭園の奥深さに今更気が付いた阿呆なのだ。京の町家杉本家にも立派な坪庭が出てくるし この本に出来る枯山水も苔むした庭も鳥肌が立つくらい素敵なのに今頃気が付く。都会 それも東京にいれば余程の大富豪でもない限り洋風建築になるから 日本庭園て相性が悪くてみんな洋風ぽい庭園になっちゃうのだけど 根っこが関西というか京都にあると 寺社なんかの名庭園を嫌でも知るわけで イングリッシュガーデンなんぼのもんよ?とか思う。 まあ車は英国車のオープン2シーターなのは笑えるがw つくづく日本人で良かったな・・と思わせるような本だ。まあ一時期国分寺の米軍ハウス 立川に米軍基地があった関係で国分寺にはまだ米軍軍属が住んでたハウスが残ってたから そこにも住んでたが アメリカ人て広い芝生がありゃそれでいいみたいな雑な感覚なので 当時は庭はBBQできる広い芝生・・て思ってた阿呆なあたしもいるのだがw 今米軍ハウスが残ってるのは福生くらいのもんで(横田がある)若い人は そのアメリカ臭に惹かれて移り住む人も多いらしいが。それたけど こういう本を見ると本当に日本庭園て計算され尽くした美しさというのを感じる。除籍本コーナー覗かなければこの本にも出合えなかったし こういう本に出合えて良かったなと思う。ちなみにあまりにも有名すぎる杉本家の坪庭も出てるし杉本秀太郎氏の一文も載ってる。図書館にあれば借り出して来ればいいと思うし amazonで古書も買えるからそれもありだろう。期待を裏切らない一冊だ。ちなみに拾ってきた本はあまり読まれた形跡もない美本で儲けたなーというのが感想w
七夕生まれには似つかわしくないロマンのかけらもないがw 大体ぞろ目の日というのは ろくなことがない。あたしが急性大動脈乖離で倒れたのも1月11日だしなぁ・・と全く関係ない話で申し訳ない。さて 朝メールをチェックしてたら 図書館から予約資料確保のお知らせがきてたので 雨が降ってないのをいいことに取りにいってきて 仕事もしないで読んでたw 小島 小山田浩子著 新潮社刊 2021年4月30日初版というから新しい。七夕生まれの友人が返本のバイトをしてるので一日遅れだが日経と各週刊誌が読めるので どっちから拾ったかわからんが 新刊書評から なんとなく拾って図書館検索したらあったので借りた本 1か月くらい待ったけど それくらいで新刊がタダで読めるなら文句はない。タイトルにもなってる小島は新潮に掲載されてた短編・・というか この本自体が雑誌に掲載されてた短編14本を合本したもの。新潮の他には群像やら文藝界なんかに掲載されてた作品が載ってる。著者は知らないけど 書評に惹かれたので借りてみたけど 日常を切り取って 心の様を丹念に描く・・要は純文学だ。著者何者?とカバーをみたら 2014年に穴で芥川賞作家になってる。まあその受賞作さえ知らない文学音痴なのはご勘弁願いたい。昼前に取って来て 何度も投げだしそうになりながら 5時間くらいで読んじゃったが 面白くない。日常の・・という身近なテーマなんだけど それも普通にあーだこうだ思うことが活字になってるだけで なんでこれが1800円+税だから1980円も出すに値するのかわけがわからん。面白ければ2000円出していいとは思うけど 少なくともあたしにはさっぱり面白くなかった。その辺のおばちゃんがうだうだ言ってるのとなんら変わらん。これで 著者の個性みたいなものが強く出てるならまだいいのだが。まあ 後ろの方で広島東洋カープの話が出てきて ああこの人広島の人ね・・と思うぐらい。まったく図書館さまさまである。買ったら一作目で投げ捨ててヤフオクに出品してると思うくらいつまんない。この前に杉本秀太郎文粋の2 京住記で 収録されてる洛中生息 花ごよみ 徒然草(杉本秀太郎氏解釈)なんかを読んでるから 余計に落差が大きすぎる。 あー ちなみにこの文粋の2巻だが 5冊の全集のうちの一冊で筑摩書房から1996年に出たやつだが 元々4200円とお高いうえ あまりにも読者を選ぶので 今は絶版で amazonのマケプレみると程度の悪い古書が5000円近いので図書館で借りる以外手が無い。古書店では5冊セットで2万円くらいなので財力があれば別だがw まあ これについてはまた別に書くとして この小島だが あたしは時間の無駄だったな・・という感しかない。欲しい人はまず図書館で借りて読まれることをお薦めする。