私はメンタルチャットの管理人

メンタルチャットでおこるさまざまな非日常

同じ研究者でも

2021-07-18 15:30:08 | メンタルヘルス
格の違い・・というのはあるのね・・と強く思った。井上章一の京都ぎらいが出た時に 本屋でチラ見してこいつ何言ってんだ?とは思ったが 古本屋で1円で積んであるのをみると つい買っちゃったのだが まあ最初から最後まで京都の人・・というか洛中の人に見当違いの論理で喧嘩売ってるだけだけで 中身がスカスカなのにはあきれた。井上章一は嵯峨の出だけど まあ京大工学部建築学科で院卒だけど 結局この人 杉本家の調査に行った時に”あの辺のお百姓さんがうちへよう肥汲みにきてくれたんや”‥というので侮辱された・・と思って杉本秀太郎氏ならびに梅棹忠雄氏まで攻撃してるけど 杉本氏って昭和6年生まれだ。戦前の京都洛中を知ってるし 当時の嵯峨も知ってる。対して井上章一氏は昭和30年生まれ。24年も違えば 見てるもん違うのがわからんのかな?と思う。戦後も長い間 汲み取りのお便所はあったわけで 京都は比較的下水道の整備が早かったから水洗化も早かったが あたしみたいに三重の県庁所在地ですら 下水道の普及は随分後になってからで 子供の頃は友達の家が農家だったから 普通にうちにも肥汲みにきてた。それで普通だったし 農家さんて大変やなぁ・・としか思ってない。そういう時代が戦後長い間あったわけで それを知ってるのか知らんのか知らんが 変に受け取って侮辱された 洛中はみんな敵 洛中中華思想である・・と決めつけて 一人で喧嘩売ってるに過ぎない。まあ京都ぎらいはだれがつけたキャッチコピーかは知らんが うまくできてて新書大賞まで取ったらしいけど 洛中に暮して 京友禅の仕事を一生の仕事にしよう・・としてたあたしから見ても こいつ馬鹿じゃね?とか思った。京都に二面性があるのは歴史の中で常に施政者が変わってきたから 対外的な物言いと 仲間内の物言いが違うのは当然だ。表立って批判すれば次にどんな奴が勢力を拡大するかわからんから 表向きはどっちつかずの当たりのいい京言葉になったわけで コインの裏表というだけ。で やめときゃいいいのに京都まみれ・・て第三弾を出した。その前に京都ぎらい官能編ての出してるが これは図書館にも古本屋にも無かったんで読んでない。で 京都まみれ 朝日新聞出版 2020年4月初版・・てのがあるのを知って 図書館検索したらある。まあ井上章一の程度が知れてるから 買う気にはならんが図書館にはあるので予約入れたら10日たっても来ない。たまたま100円以下であったので 100円なら待つよりいいか・・と買ったのだけど これが週刊誌より中身が無い。こちらでも杉本秀太郎氏を叩いてるけど 前の京都ぎらいも京都まみれも杉本氏没後で反論されないようになってから出してる。正直せこい・・としか言いようがない。論破されるのを恐れてのことだとは思うが あんた研究者としてどうなのよ?って話である。で 京都まみれだけど 井上論理は よう知らんけどこうらしい だからあかん・・の連発。一応京大だけど 国際日本文化研究センターでは杉本氏の部下だったみたいだが(今は所長らしい) 専門以外の知識に乏しく まあ理数系というので仕方ないのだけれど 物事の一部しか見えてないわけで 薄いなぁ・・というのがあたしの感想だ。よって この京都まみれは薄い上に蒸し返して よう知らんけど洛中は・・とくるから 馬鹿の相手はもうたくさん・・というのが本音だ。確かに杉本氏 フランス文学者の部分はようわからんけど 京都の町家の当主としてすこぶるわかりやすいし 洛中中華思想なんかも無いのだが 言われなき逆恨みというのは怖いものだ。井上章一もええ歳こいて とんでもないお馬鹿をしたものである。そしてそれに気づいてないで第三弾だすとこなんか もう救いようがない馬鹿だと思う。100円だけど損した気分。
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既に

2021-07-18 13:39:54 | メンタルヘルス
杉原秀太郎文粋2 京住記で 路傍の花として読んでるのだけど 洛中生息が全文でなかったこともあり これはどうなのか興味があったので図書館で借りてきた。といっても 既にamazonでポチってるのだが なんか日本郵政 配達が遅れてます。申し訳ございません。とか 配送状況見たら書いてあるので 図書館検索したらあったので単行本と文庫両方あったのだが 単行本の方を借り出してきた。 みちの辺の花(改題) 杉本秀太郎(文) 安野光雅(絵)講談社刊 1994年初版 定価をみたらびっくりの3000円 これ既に単行本は絶版で 講談社学術文庫からカラー版で1430円で出てる。図書館から借り出してきた方も27年前の本らしく ページの三方が薄く変質しているけれど 厚手の上質紙で 文庫の方がどうなのかは知らんが あたしなら単行本をお薦めしたい。で 内容的には文粋2には安野氏の水彩素描を除いて全部収録されてるけれど この挿絵が素晴らしいのでこちらを買うことをお薦めしたい。元々 小原流の月刊誌「挿花」1992年1月~93年12月号まで連載されていた「路傍の花」を改題したもの。なので 全部で24話だ。日本古典文学の花でもありエッセイでもある。挿絵がシンプルだが淡い色合いで特徴をよくとらえていて素敵。杉本氏の文の中には 文粋5冊中3冊を読んだわけだが それに出てくる太田垣蓮月だのメーテルランクだの古今和歌集だの出てきて ああここにも・・という感じだ。文粋2でも書いたけれど これは古典文学の花だ。花ごよみも悪くはないのだけど どちらかと言えばこちらを読まれることをお薦めする。となると 文粋2ってどういう位置づけか?と言えば 徒然草も単行本が安く買えるし みちの辺の花も安く買える。従って新編・洛中生息をお持ちならバラで買われたらいいと思うし もし持ってなければ両方買え・・みたいな無茶な話になってしまうw で 目の前には 文粋4 蔦の細道 太田垣蓮月 江戸の散文 と 文粋4 幻城 荷風断腸 伊東静雄があるわけで この2冊を読めば 文粋全5冊を読破したことになる。1~3はとりあえず返却して 未だ迷ってる文粋3だが これは 絵 隠された意味 と 異郷の空―パリ・京都・フィレンツェを買えば代替えできるので迷うところだ。ああ 続・洛中生息も含まれてて これだけ高くてほぼ2000円なので 迷ったまま連休に突入するようだ。
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