地域によって、はざぎ、はさき、はさぎ、など濁点の付け方が違うだ。農道(水路)の脇にずらっとモクセイ科の【トネリコ】(通称タモギ)の木が並ぶ様は、昭和30年代までは新潟平野にごく普通の風景だった。
トネリコの並木にモウソウダケを何段も横に渡して、荒縄で縛り、稲束を乾燥させる棚を作る。私も下から稲束を投げ上げたことが記憶に残っている。バインダーやハーベスタ、コンバインなどの収穫機械の普及により、ほ場内で生脱穀するようになり、「はざ木」はその役目を終えた。我が家の「はざ木」はヒラタケやシイタケの原木になった。(その後はカブトムシの繁殖場所となった。)
しかし、現在でも新潟平野の何カ所かで貴重なはざ木の並木が保存されており、実際に稲の乾燥も行われている。
2010.1.11 新潟市西蒲区夏井のはさ木 背景は「多宝山」
トネリコの並木にモウソウダケを何段も横に渡して、荒縄で縛り、稲束を乾燥させる棚を作る。私も下から稲束を投げ上げたことが記憶に残っている。バインダーやハーベスタ、コンバインなどの収穫機械の普及により、ほ場内で生脱穀するようになり、「はざ木」はその役目を終えた。我が家の「はざ木」はヒラタケやシイタケの原木になった。(その後はカブトムシの繁殖場所となった。)
しかし、現在でも新潟平野の何カ所かで貴重なはざ木の並木が保存されており、実際に稲の乾燥も行われている。
2010.1.11 新潟市西蒲区夏井のはさ木 背景は「多宝山」