昨日、29年度2回目の都市計画審議会が、りんくうタウン駅ビル内の都市計画課の会議室で行われました。バイクで空港連絡道を突っ走って行ったので寒かったです(>_<)
めずらしく学識経験者の先生方のご欠席が多く議員も二人欠席でしたが、定数14名中8名の出席で下記の議案について説明を受け、全員異議なく承認しました。
ひとつめの議案は、南部大阪都市計画道路の変更です。府において計画されていた「大阪岸和田泉南線」(一部区間では大阪岸和田南海線という名称も有り。)を廃止して、並行して走る予定の「泉州山手線」を優先して整備するということに伴うものです。内容は、廃止される区間の道路と沿道部分の帯状の土地の用途を、道路ができることを前提に「第一種住居地域」と変更していたものを、道路が造られなくなってもそのままにするということです。従来は「第一種低層住居専用地域」であったのですが、すでに新しい基準の建物が建っており、元の基準に戻すと「既存不適格」が生じるというのが理由です。
道路ができるものとして緩和された基準で建てられた訳ですから、これは当然のことだと考えます。
それにしても計画が持ち上がった当初から相当年数が経っており、立ち退きの必要も考えてその間家の建て替えやリフォームなどができずにおられた住民さんもおられることでしょう。計画変更はさまざまな社会情勢の変化で避けられないもので、むしろ必要な見直しは行わなければなりませんが、そこに住んでいる当事者にとっては災難となったり幸と転じたり、複雑ですね。
この計画の見直しで、泉州山手線は貝塚方面から外環状線(国道170号線)へつながり、熊取町内の外環を経由して、紺屋の携帯ショップが立ち並ぶ辺りからフレンド幼稚園近くにつながる道路ができて、すでに空港連絡道(国道481号線)までできている大阪岸和田泉南線につながるそうです。和泉市方面から関空や和歌山方面への車の流れが、途中外環を経由することで、その近辺での交通渋滞が懸念されるのではないかと質問しました。その心配への対応として、外環の4車線化も計画されているとのことでした。
まだまだ年数はかかりそうですが、かなりの大工事になることは間違いありませんね。車中心のまちづくりでいいのか、歩行者にとって安全に過ごせる環境はつくられるのか、交通網の在り方自体についても、勉強したくなりました。
長くなりました。ふたつめ以降の議案については、また改めます