未来社会を夢見る山下ゆみのブログ

アラ還真っ只中の暮らしと関心ごとを綴っています。最近の日本、おかしなことが多すぎる!と行動に。

介護保険運営協議会

2017-01-24 18:22:25 | 介護保険制度
午後、介護保険運営協議会を傍聴しました。
12月議会で請願として取り組んだ「新総合事業の報酬」の件も含め、今年4月から1年かけて、保険給付サービスから市の事業に移行される、要支援1、2の方のデイサービスとホームヘルプのサービスが今とどう変わるのかについての説明もありました。

出席されていた事業所代表の方から「新総合事業についてわからないことが多く、事業者も、報酬が減額になるなど不安を抱えており、連絡会をつくった。」「地域の福祉を守るために協力を」とのご発言もありました。

担い手不足が心配されていますが、短期間の研修だけで家事援助ならできる、というのは、「介護の重度化を防ぐ」「元気な高齢者は介護の支え手に」などという「介護予防」の理想を叶えるものとなり得るのでしょうか。

課題は山積していると感じました。



写真は我が家の金柑です。
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泉佐野母親大会

2013-03-03 19:05:21 | 介護保険制度

 昨日午後、泉の森ホールのマルチスペースで、泉佐野母親が開催されました。
 「安心できる?私たちの老後」ー今の介護保険で大丈夫でしょうかー というテーマで、大阪社会保障推進協議会の日下部雅喜さんを講師に迎え、制度のあらましや問題点をじっくり学習しました。

 泉佐野市の保険料が大阪府内で6番目に高いこと、利用する人が増えるとみんなの保険料に跳ね返ってくること、限界を迎えて利用しにくく改悪されようとしていること…。次々と安心どころか「心配」だらけの中身がわかって、参加者のみなさんから、驚きの声やため息が聞こえてきました。

 現役のヘルパーさんからは、現場の大変さと頑張り、家族の方の大きな支えになっているヘルパーさんの仕事の専門性が紹介され、思わずほろっとしてしまいました。

 最後に、日下部さんから「制度への不満を、一人でも多くの人が正規のルートで『高すぎて払えない!』と声を上げることで示すことが大切。」との提起がありました。そういう手を使いこなすことも、制度の改善につながるんですよ、としっかり伝えなければと思いました。
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介護保険料、下げられる!?

2012-08-18 21:09:46 | 介護保険制度
 泉佐野市の第5期介護保険料が5,322円で大阪府内で6番目の高さということは、以前にもこのブログに書いたと思いますが、大阪府で一番高いのは大阪市で5,897円で、あと岸和田市、能勢町、東大阪市、堺市と続き、その次が我が泉佐野市です。
 逆に最も保険料が低いのが豊能町で4,158円。続いて泉大津市、高槻市が4,500円未満です。

 このように介護保険料は計画に基づいて自治体ごとに決められていて、それぞれの自治体の条件(被保険者の人口やその所得分布、サービス供給体制、など)で変わってきます。あまりに高い保険料を少しでも下げるために一般財源の繰り入れについて相談する保険者があったそうですが、大阪府からは各市町村宛に「保険料抑制のため一般財源を繰り入れすることは、いわゆる『3原則』に抵触するのでだめですよ。」という内容の通達が出されました。「3原則」とは何か、というと、厚生労働省が平成23年7月の「第5期介護保険事業(支援)計画の策定に係る全国会議」で示した「単独減免(保険者独自の減免制度)に対して、①保険料の全額免除、②収入のみに着目した一律減免、③保険料減免分に対する一般財源の投入、以上三つは適当でない。」というものです。おかしいですね。「単独減免」に関しての原則を、保険料全体に広げて解釈しているのです。
 公費半分、保険料半分で制度設計されているので、一般財源という被保険者以外から徴収しているものを投入することはならない、という理屈も述べられているようですが、納税者はみんないつか介護保険の被保険者になりますから保険料は低い方がいいですね。

 昨日、大阪社会保障推進協議会(大阪社保協)さんでこの問題についての会議があり、参加しました。今後、大阪府との懇談や保険料の高い自治体の第5期計画の内容検討の機会を計画していただいていますので、さらに学習を深め、保険料抑制の運動を強めていきたいと思っています。
 
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