未来社会を夢見る山下ゆみのブログ

アラ還真っ只中の暮らしと関心ごとを綴っています。最近の日本、おかしなことが多すぎる!と行動に。

議会報告(2016年3月)その1

2016-03-28 13:43:55 | 泉佐野市議会
 3月4日に行いました、私の質問と教育部・こども部の部長ならびに市長・教育長からの答弁の一部をご紹介します。

1.子どもの貧困対策について
(1)実態把握の方法と現状
(2)取り組むべき課題とその具体化

 質問:大阪府の子どもの貧困率は、沖縄県に次いで全国2位の高さです。本市の実態をどのように把握していますか。先生方、SSW(スクールソーシャルワーカー),SC(スクールカウンセラー)らで情報共有はできていますか。就学援助制度の申込み・利用状況は?
 教育部長答弁:就学援助の利用状況から、本市の子どもの貧困率は全国平均並みの6人に1人、と類推されます。就学援助制度の認定基準は生活保護基準の1.0倍以下で、認定率は84%。経済的に厳しいため申請しているにもかかわらず16%が非認定となっていることから、認定基準を緩和したいと考えています。
 こども部長答弁:SSWやSCと福祉関係機関との連携が重要と考えています。教育支援センターでの教育相談、中学校給食も生活支援の有効な手段。学習支援サポーター、学びんぐサポーターによる学習支援を行っています。府・市の奨学金の周知も行っています。
 こども食堂については、先に実施している京都市のNPO法人「山科醍醐こどものひろば」から講師を招き、関係団体も出席して研修会をしました。利用しやすく、利用することで不利益につながらないシステムの構築が必要と考えています。委託先を公募するか、民間の団体を助成するか、本市に合う運営方法を検討していきます。
 質問:市営住宅への入居は困窮度により優先されますが、(抽選に外れた場合)民間の賃貸住宅家賃の補助の制度はありますか。
 市長答弁:貧困の基準を何を持って言っておられるのかというのもありますし、市としてすべて適用するというのは難しいのではないかと思います。
 質問:就学援助制度の認定基準緩和の具体的な内容は?
 教育長答弁:来年度から、生活保護基準の1.2倍に引き上げたいと考えています。
 質問:高校中退の実態は把握していますか。
 教育長答弁:正確なデータはありませんが、授業料の無償化で、経済的な理由での退学は減っていると思います。

 その他の質問については、追ってご紹介していきたいと思います。

2.公共施設の再配置計画案について
(1)市民・利用者への説明と意見の聞き取りは行われたか
(2)再配置の目的と問題点
(3)長期的視野に立つ公共施設の配置を

3.窓口業務の民間委託について
(1)市民課窓口業務の民間委託の現状
(2)窓口業務の民間委託の中止、予定の撤回を求める

4.障害者福祉について
(1)就労支援の実態と課題

5.投票率向上の取り組みについて
(1)期日前投票所の増設について
(2)若い世代の投票を促す取り組みについて

 

愛犬と早朝散歩

2016-03-27 10:33:41 | 日記
今朝はうちの犬を連れて散歩に出かけました。私の散歩は歩くだけでなく、大抵いつも何かしらの「ついで」が付いています(^_^;)

今朝の「ついで」はポスター貼り替えとしんぶん赤旗の見本紙届け。今週来た赤旗写真ニュースと志位委員長の「未来ひらく」ポスターを、掲示板をつけさせていただいている所へ貼りに行きました。私の作業中、愛犬は草を食んだりキョロキョロしたりして待っています。ご褒美はささみチップ(^_^)v

掲示板のあるお宅の向かいは農地で、昨年末から圃場整備が行われています。今月半ばまでの予定でしたが、まだこんな状態で遅れているようです。



帰り道の畑に見慣れない花が。何でしょうか?



泉佐野でたくさん栽培されているキャベツ(たまな)をバックに犬の写真も撮りました(*^_^*)




市議会3月定例会が閉会

2016-03-24 06:59:54 | 泉佐野市議会
 3月議会が会期を1日残し、昨日閉会しました。
 
 開会初日(3/2)から、市長の「施政に関する基本方針」の発表とそれに対する各会派・議員からの質問と続き、中盤は予算特別委員会を含む各種委員会の開催、最終日となった昨日は、本会議で33議案+追加4議案の採決と追加報告案件1件(泉佐野市土地開発公社の経営状況)の報告、議員発議の意見書案2本の採決がありました。全会一致または賛成多数ですべての議案が可決されました。私たち日本共産党議員団は、「ワタリガニの普及の促進に関する条例制定について」「平成28年度一般会計予算」ほか11の議案に反対し、他は賛成しました。

 昨日の本会議の途中議員協議会が開かれ、追加案件の説明に続き、報告案件として「泉佐野市公共施設再配置計画」の報告と質問が行われました。12月議会で説明のあった「計画案」が「計画」として決定されたものです。「社会福祉センター」ほかの5施設について、移転や耐震化の計画です。

 この計画については、年末からその内容を広く市民のみなさんにお知らせすべく、ニュースを作って配ったり「市民連絡会」で街頭宣伝するなどしてきました。
 交通至便な「社会福祉センター」は耐震化が必要ですがそれをせず売却し、現・保健センターに移転。保健センターは市役所内に移転。大西町の佐野公民館隣の「さわやかルーム・青少年センター」は、樫井の「南部市民交流センター」に移転。社会福祉センターと同様に耐震化の必要な、南部・北部の市民交流センターは耐震改修して、公民館機能も持たせる複合施設にするとなっています。
 いろいろ問題がありますが、なんと言っても大問題は「社会福祉センター」をダンバラの「保健センター」に移転させるという無謀な点でしょう。泉佐野駅から徒歩圏内の「社会福祉センター」を手放すことは、どう考えてももったいない。市民の声です。しかも、自転車などで多くの高齢者が通われているこの施設が、坂道を上らなければ行けない保健センターに移れば、利用できなくなる方が多く生まれることは容易に推測できます。
 ところが「計画」には移転の「メリット」として、「コミュニティバス等の交通手段により、施設利用者のアクセスは確保されます。」などと書いてあるのです。とんでもない!コミュニティバスは3コースで一方向の循環だけ、「運行本数の拡充もバス停の増設も困難」と担当部長が答弁しているではありませんか。

 なぜ社会福祉センターを耐震改修して使い続けるという方法は検討されずに、即売却という結論なのでしょうか。納得のいく説明はありません。

新郎新婦

2016-03-21 12:36:04 | 日記
 と言っても、我が家の息子や娘の結婚の話ではありません。息子の高校の同級生が昨日めでたく結婚式を挙げられ、出席するために息子が東京から帰省していました。

 LINEで送られてきた披露宴の写真は、ケーキカットの後、新婦が新郎にケーキを食べさせてあげる場面でした。最初大きなケーキにやや引き気味の新郎ですが、無事に召し上がったようです(^o^)

 私にも「新郎」や「新婦」の母になる日が来ますように!

一万人の演説会

2016-03-21 11:54:22 | 日本共産党
 先週の金曜日の夜は、泉佐野市役所横から出る貸し切りバスに乗って、朝潮橋の大阪市中央体育館で行われた「日本共産党演説会」に参加しました。

 ゲストスピーカーお二人、元大阪市長の平松邦夫さんと憲法学者の小林節さんからは、率直な日本共産党に対する見方や、この間果たしてきた役割への評価と今後への期待が語られ、おおいに笑い、励まされました。

 

 参院選予定候補のわたなべ結さんからは、仕事や暮らしで厳しい環境に置かれ苦しんでいる人たちの生の声が紹介され、弱い人たちを助けるという決意がみなぎる力強い発言に、「必ず国会に送りたい!」と惜しみない拍手が送られました。もちろん私も、こんな素晴らしい候補者を絶対落とすわけにいかない!とあらためてその当選に力を尽くしたいと思った次第です。

 志位委員長の訴えは、安倍政権の悪政・無策ぶりに斬り込みつつ、政治を変える展望を指し示す具体的な提案も随所に折り込まれ、何度も「そうだ!」「そのとおり!」と共感の拍手が沸き起こっていました。

 大門みきしさんは今月いっぱい病気療養に専念とのことでお話を伺えなかったのは残念ですが、来月から国会に復帰されるとのこと、またあの大門節で議場を味方につけて論戦されるのが楽しみです。

 司会は清水ただしさん、最高!

 最後に、「参加者は一万人」とアナウンス。どよめきと「さあ、がんばるぞ!」の明るいみなさんの表情にあふれた帰りのごった返しでした。とにかくすごい人で、目印を持っていかなかったのでおひとり迷子にしてしまったのが反省(>_<)

3.18演説会は、志位さんと・・・

2016-03-16 23:51:25 | 日本共産党
 議会は来週までありますが、土日月の3連休の前に、大阪市中央体育館で日本共産党の演説会があります。

 先月は地元、泉の森ホールに市田忠義副委員長を迎えての演説会がありましたが、今回は志位委員長と大門みきし参院議員、そしてゲストスピーカーに憲法学者の小林節さんと元大阪市長の平松邦夫さん。こちらのお話も楽しみです。わたなべ結さんももちろん登場します。

 

 大阪市中央体育館というのは地下鉄・朝潮橋駅を降りてすぐですが、電車で乗り換えて行くのは大変という方は、泉佐野市役所横から送迎バスが出ます。利用料をいただきますが、電車賃より安上がりです。月曜日の夜の時点で座席に余裕があったので、まだ大丈夫だと思います。ご利用の方は念のためご連絡ください。

 山下ゆみ携帯番号:090-6973-6213




中学校の卒業式

2016-03-15 23:47:55 | 子どもは未来の担い手
 議会の方では予算委員会の最終日を迎えた15日、市内の中学校では卒業式が挙行されました。私も地元の新池中学校からご案内をいただき、来賓として参列させていただきました。

 6クラス、209名の卒業生が、義務教育の課程を終えて旅立っていきました。入場してくる時や校長先生から卒業証書を受け取り自席に戻る時、緊張したり照れくさそうにはにかんだりしている子どもたちの顔を見ていると、こちらも気持ちが引き締まる思いでした。この子たちの生きていく社会が、どうか平和で自由でありますように。そんな世の中を守る私たち大人の責任は重大です。

 国旗国歌条例がここ泉佐野市で制定されてから、このような行事での強制に重苦しい雰囲気を感じます。「君が代」は歌わない、と書けば、激しいバッシングに晒されます。「日本国籍返せ」とか「日本から出て行け」とかね(^_^;)
 「国旗国歌」について、憲法と法律と条例をごっちゃにしている無理解な方もいます。

 しかしこれらの考えの方たちも、今の憲法に守られて生きています。日の丸君が代を支持するもしないも個人の自由、という前提(残念ながらそうではないと誤解されているみたいですが)の社会で生きています。

 憲法擁護義務(第99条)違反の安倍政権がこのまま暴走したら、自分たちの身の上に何が起こるか、ぜひ考えてみてほしいです。

 
 午後は予算委員会を傍聴しました。各委員さんから出される質問とそれに対する答弁で新たに得る情報も多く、日々勉強です。
 予算特別委員会では、一般会計、国保その他の特別会計、水道事業会計、計8議案すべてが可決されました。

ダンバラ墓地の坂道に手すり実現!

2016-03-05 08:05:33 | まちづくり
 2月28日のこのブログに書きましたダンバラ墓地の坂道の手すりの件、まだまだかかりそうだなあ、と思っていたところ、なんと一昨日、生活産業部の部長さんが議員控室に来られて、「桜の頃までに手すり付けます。」とのこと!こんなに早く実現するとは、うれしい驚きです(^o^)

 「どうせつけるなら、おおぜいの人が訪れる花見までに。」ということになったそうです。今日帰りに寄ってみるとすでに工事が始まっていました。とりあえず仮設で、というのがこれです。

 

 「手すりがあったらいいね、と会う人たちと話してるんですよ。」とお電話くださったAさん、手すりができますよ!これで安心してお墓参りしていただけるとうれしいです。

就学援助制度の拡充

2016-03-04 08:21:57 | 泉佐野市議会
 昨日の議会、私の「子どもの貧困対策」についての質問への答弁で突然、「就学援助の認定基準を緩和したい」とのことばが教育部長から聞こえました。「えっ?聞きまちがいじゃないやろな。」と思ってたら、隣の高道議員から「そんなこと聞いてた?」と耳打ち。「いいえ、今初めてです!」という感じで、予想外だったのですがうれしい回答が得られました。

 再質問で詳しく確認すると、教育長から「来年度から、生活保護基準の1.2倍に。」とのことです。現行は1.0倍ですから、1.2になれば収入が少し多いためにこれまで認定されなかった世帯がかなり認定されることになるのではと思います。

 就学援助制度の利用状況などから、本市の「子どもの貧困率」も全国平均並みの6人に1人くらいと推定されるとのことですから、対策は待ったなしです。
「こども食堂」の開設に向けても検討が始まっており、スクールソーシャルワーカーの配置も府への要望が通り拡充されるとのことです。
 SOSの発信を見逃さず、家庭の貧困から辛い思いをする子がいなくなるようにしなければなりません。当たり前のくらしを経験し、学習の機会が奪われることがないよう、私たち大人が果たすべき責任は重大です。