千早 茜 著 「しろがねの葉」
読書歴には載せてなかったが、昨年11月に借りて読んでいた。
直木賞受賞 おめでとうございます。
家から逃げ、夜目が利くと言われる少女ウメが途中で山師に拾われ
銀山で暮らし始め、幾多の困難や災難を乗り越えてしぶとく生きて行く話。
いつも読む千早茜氏の本とは雰囲気が違って、目から鱗だった作品。
千早 茜 著 「しろがねの葉」
読書歴には載せてなかったが、昨年11月に借りて読んでいた。
直木賞受賞 おめでとうございます。
家から逃げ、夜目が利くと言われる少女ウメが途中で山師に拾われ
銀山で暮らし始め、幾多の困難や災難を乗り越えてしぶとく生きて行く話。
いつも読む千早茜氏の本とは雰囲気が違って、目から鱗だった作品。
昨年借りていた本を返しに、今年初の図書館。
本を返して新刊コーナーを覗いていたら、なんと!!
読みたいと思っていた本が、そっとそこにあった。
ラッキーな始まりだ。
山本文緒著 「無人島のふたり 120日以上生きなくちゃ日記」
図書館では、雑誌類を数冊ソファに座って目を通す。
料理とか本関係とか旅とか暮らしとかの本。
自分では買わないので図書館で読ませてもらう。
コーナーの一角に福袋があった。
図書館員の方が選んだ本が二冊入っていて、貸し出される仕組み。
ヤングとかキッズとか一般とか年齢の分類もあり、中身も色々。
私は、これを選んでみた。
入っていた本は、こちら。
自分では選ばなそうな本だけど、読んでみるか。
昨年亡くなられた山本文緒著「自転しながら公転する」を読んだ。
島清恋愛文学賞、中央公論文芸賞を受賞した超大作。
続いて、遺作と言われる「ばにらさま」
もう一冊、
58歳で余命宣告を受けた著者の闘病日記「無人島のふたり」を読みたい。
図書館で探そう。
湊 かなえ 「湊かなえのことば結び」
今読んでいる最中の本。
コロナ禍真っただ中の2020年6月から2022年3月まで、
96回にわたるFM大阪のラジオ番組の内容が一冊の本になった。
湊かなえ氏は因島出身で現在は淡路島に住まわれている作家さん。
この本を読んで興味を持ったのが、因島や淡路島について。
え~~、梨みたいな9層のジューシーな玉葱、生で食べてみたい。
普段巷で売っている玉葱は12層らしい、玉葱早食い競争なんてあるの?
牛丼マップ、ハモに生シラス、鳴門海峡の渦潮、一回は見たいなぁ。。
そんな感じで読み進めているところ。。。
南木 佳士 「山中静夫氏の尊厳死」
2編のうちの1編。
安楽死ではなく”尊厳死”を書いた本。
死にゆく者の苦しみ、数多の看取りの中で疲弊して行く医師の姿。
石田 衣良 「ペットショップ無惨」
4つの話の一つがこのペットショップの話で、一番印象に残る。
ホームセンターやペットショップの動物たちの行く末は無惨という。
信じられないような信じたくないような。本当なのだろうか、、。
詳しく書評を書く訳でもないけれど、最後まで読んだ本はこの「本いろいろ」のカテゴリーに載せて来た。
最後まで読んだ本の中で、ここに載せなかった本もある。
載せなかったではなく載せたくなかった本が、斉藤かおる著『春馬くんとの“未来の雑談”~三浦春馬の勉強ノート~』
この本は発売と同時に読ませてもらったが、私的には読後感が最悪だった。
発売前からいろいろ騒がれていた本ではあったが、危惧されていた恋愛話の他に、金銭的な事まで書かれていて驚いた。
仕事上で知り得た生徒の話をどんな権限で書いたのか、亡くなってはしまったけれどそれでも守られるべき人としての尊厳は存在するはず。
レビューでは、暴露本であり★一つさえつけたくないという最低評価の方々の痛烈な批判と怒り。
反面、素晴らしい内容だった、師弟愛、書いてくれてありがとう、何度も感動、、、の高評価の感想。
FB繋がりなのか、はたまた本にも載っている団体関係の方々なのか、どうしてこのように好意的に読めるのか、私にはわからなかった。
著者は自分に酔っておられる、何か勘違いされているのではないか?
かつて、本を読んでこれほどまでに怒りが込み上げてきたことは無い。
そんなモヤモヤした日々の中、先日コラムニストの今井舞氏がコラムを発表された。
読後の不快感、嫌悪感の出所を、端的に書いて下さっていると思った。
死してなお、これ以上痛めつけられることは許されない。
中山七里 「越境刑事」
サスペンス好きには堪らない中山七里本。
今回は、留学生が殺され更に拉致された留学生を追って中国に乗り込む高頭冴子。
そして、中国で自らも拉致され監禁されてしまう。
その凄惨さに、一刻も早く結末を読んで安心したくて一気に読んだ。
中山七里著の「護られなかった者たち」が映画化され、それを最近アマプラで観た。
でも、犯人の幹ちゃんは、原作では男だったのに、映画では女になっていた。
こういう小説の映画化って、原作と違ってくるから、どうなんだろうって思う所がある。
真下みこと 「茜さす日に嘘を隠して」
青羽 悠 「青く滲んだ月の行方」
で、2冊を並べると、繋がる。で、話も登場人物同じだった。
是非2冊で読んで欲しい。
最近読んだ三冊。
額賀 澪 「モノクロの夏に帰る」
終戦、原爆、原発、震災、、立場や地域や諸々の条件で受け止め方は変わって来る。
住野 よる 「腹を割ったら血が出るだけさ」
本音で生きられない、作り物の自分との狭間で葛藤する物語
五十嵐律人 「法廷遊戯」
法廷ミステリーサスペンス
西尾 潤 「無年金者ちとせの告白」
女ひとり老後に年金は必要不可欠。年金があっても年金だけでどうか?という世界。
年金がなければ、ちとせのように足腰の痛みに鞭打って70半ばでも働かざるを得ない。
小説のような殺人とは縁がなくても、老後の生活には色々考えさせられることが多い。
五十嵐律人 「不可逆少年」
五十嵐律人氏の本に嵌っている。
今回は、家庭裁判所調査官と更生して行く少年少女たちの話。
今回借りた本は、初めて読む作家さん。
沢村 凛 「カタブツ」
今日は概ね晴れていたけれど、家の中で本を読んで静かに過ごす。
エアコンをつけようかつけまいか悩むが、風が入るのでつけないで済んだ。
夕方雨となり、暗くなると窓は閉めなきゃで、今度こそエアコンの出番かな。
最近借りて読んだ本2冊。
村田紗耶香 「信仰」
村田ワールド、炸裂していた。
柚月裕子 「チョウセンアサガオの咲く夏」
6話の短篇を集めた一冊。故郷の話、瞽女の話、他。