風の雑記帳

平凡でもかけがえのない毎日が過ぎていく。
風景や触れ合い、心の断片を切り貼りして綴ってみる。

入所

2012年12月13日 | からだ、健康
遠い昔、私の祖母が寝たきりになったときは、母が家で世話をしていた。
その頃は紙おむつ的なものはまだ一般的ではなかったように思う。
それだけでも、その大変さが分かる。

母は家で田畑の仕事をしていたから、毎日家にいられた。
だからずっと付き添って、家族と共に祖母の介護も出来たのだと思う。
家族にそういう人がいなければ自宅介護は難しい。
介護は24時間待ったなしであるから。

夜中も起き出す病人なら、勤めを持っている者や高齢者には相当な負担がかかる。
体だけでなく、精神的にも追い詰められる。
よくニュースで耳にする”介護疲れで、、、”という状況は、決して他人事ではなかった。


急遽お願いした訪問介護では到底追いつかず、施設への入所を決めざるを得なくなった。


30分おきにトイレに行きたがる義母に、施設ではどう対応してくれるのだろう。
反面、食事や体調の管理、入浴、衣類の洗濯等、自宅よりは快適に過ごせることだろう。

家族はもとより本人の負担を軽減する為にも、そういう施設を利用させて頂くという選択はありだと思う。
たとえ期限付きではあるにしても。


そんな義父母の姿を見ながら、そう遠くはない自分たちのことも想像している。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする