ウルトラマン 第35話
怪獣墓場/亡霊怪獣シーボーズ登場
怪獣は天災であるという、ウルトラマンの思想が端的に出ている。
「ただ力が強い、というだけで攻撃されて放り出される怪獣がかわいそう」
というフジ隊員の言葉や
「地球のためにやむなくやったのだ、許してくれ」と
心の中でわびる早田隊員(ウルトラマン)の心情には
昨日の敵は今日の友、あるいは罪を憎んで人を憎まず的な
性善説的で楽天的な感覚があるな。
日本的な勧善懲悪ヒロイズムの王道であろう。
とはいえ、これも実相寺監督作品で、
暗いシーンや横顔のアップ、ストップモーションを使った格闘シーンなど
他愛も無い話の中に緊張感を保っているところは、流石だ。
氏の『ウルトラマン誕生』という著作には
監督としての思い入れから具体的な撮影技術まで、事細かに語られており
制作者のこだわり、作品づくりへの情熱がこれでもか、
というくらい伝わってくる。
大げさではなく、ものづくりのバイブルと言ってもいいのではないか。
喪服を着たフジ隊員のうなじの色気は、アンヌ隊員にひけをとらない、と
40年経っておじさんは改めて感心してしまうのでした。
怪獣墓場/亡霊怪獣シーボーズ登場
怪獣は天災であるという、ウルトラマンの思想が端的に出ている。
「ただ力が強い、というだけで攻撃されて放り出される怪獣がかわいそう」
というフジ隊員の言葉や
「地球のためにやむなくやったのだ、許してくれ」と
心の中でわびる早田隊員(ウルトラマン)の心情には
昨日の敵は今日の友、あるいは罪を憎んで人を憎まず的な
性善説的で楽天的な感覚があるな。
日本的な勧善懲悪ヒロイズムの王道であろう。
とはいえ、これも実相寺監督作品で、
暗いシーンや横顔のアップ、ストップモーションを使った格闘シーンなど
他愛も無い話の中に緊張感を保っているところは、流石だ。
氏の『ウルトラマン誕生』という著作には
監督としての思い入れから具体的な撮影技術まで、事細かに語られており
制作者のこだわり、作品づくりへの情熱がこれでもか、
というくらい伝わってくる。
大げさではなく、ものづくりのバイブルと言ってもいいのではないか。
喪服を着たフジ隊員のうなじの色気は、アンヌ隊員にひけをとらない、と
40年経っておじさんは改めて感心してしまうのでした。
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