みなさんこんにちは！最近めっきり涼しくなったなーと思っていたら、また夏復活！？ってぐらい暑くなったりで気をつけないと風邪をひいてしまいそうです。こちら野鳥園ではセミたちもまだまだ元気でがんばっています。
さて、前回冬鳥であるコガモが飛来したことお伝えしましたが、この時期はエクリプスが多くみんなメスに見えてしまいます。前回の探鳥会でもエクリプスが多く遠くからだと雌雄の識別が非常に難しい状況になっています。エクリプスって何？と思われる方も見えると思いますので少し説明します。エクリプスとはカモ類などで見られる特殊な羽衣のことです。夏羽（繁殖羽）が鮮やかな目立つ羽色のカモ類の成長雄は、繁殖期間の後期に体の羽毛を換羽し、メスと同じような地味な羽色になります。簡単に言えば繁殖能力がなくなってくるとメスっぽい羽色になり、繁殖能力が高まってくるとオス特有の鮮やかな羽色になっていく、ということになります。もう少し秋が深まってこればオスたちも鮮やかな目立つ羽色になってくると思います。そういう変化を見ていくのもこの時期の楽しみですね。
９月も中旬になりますと、朝夕は過ごしやすくなってきました。
しかしながら、日中の野鳥園樹林地内では、セミのツクツクボウシが、夏が過ぎ去るのを惜しむかのように一生懸命鳴いており、草原では複数のトンボが優雅に飛んでおります。
さて、このところの野鳥園では、冬鳥であるコガモたちが数十羽園内の池に飛来して羽を休めており、午後になり風が出てきますと池を見渡せる樹林地の高木にはオオタカの若鳥やチュウヒといった猛禽類たちが顔をだし、コカモたちの様子をうかがっているように見えます。
さて、８月２３日（日）に巣箱づくり教室を実施しましたところ、定員１５名のところキャンセル待ちの方を含め２０名の参加者となりました。当教室は、廃材で板状からのこぎりを使用して作成するため、参加した人の中には、巣箱の組み立てキットで作成すると思い、のこぎりなどを使用したことのないお母さんと子供さんの参加者は、急遽お父さんに電話で応援依頼をしている参加者もありました。教室の終了時間近くともなりますと、皆さん思い思いの巣箱が完成しており、来春が非常に待ち遠しく楽しみであるお話をいただきました。参加者の皆様の巣箱に野鳥たちが子育てしている姿が目に浮かびます。また、廃材等を提供していただきました王子木材緑化㈱名古屋支店千葉工場長様、ありがとうございました。ここでお礼を述べさせていただきます。
９月６日（日）は、久方ぶりのミニ探鳥会（第４回）です。まだまだ日中は暑いため、野鳥たちも木々の中に隠れてしまうものが多く、なかなか見つけ出すことができませんが、それでもカイツブリを始め２０種の野鳥を観察することができました。その中で特にミサゴが２羽空中で旋回する姿には参加者の方に大サービスをしているように思えました。なお、９月以降は月にミニ探鳥会（１時間コース）、探鳥会（２時間コース）を各１回開催しますので、皆様の参加をお待ちしております。詳しくは、ＨＰ、イベントページ、ミニ探鳥会、探鳥会をご覧ください。
平成２１年９月１３日に観察できた野鳥
カイツブリ、カルガモ、マガモ、コガモ、カワウ、ダイサギ、アマサギ、オオタカ、チュウヒ、ミサゴ、ツバメ、ショウドウツバメ、キジバト、ハクセキレイ、スズメ、イソシギ、セイタカシギ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ドバト以上２０種
みなさんこんにちは！この夏はどう過されましたか？梅雨が長くなかなか夏本番！という日が少なかったので今年は少し残念な夏になってしまった方も多かったのではないでしょうか。
ここ弥富野鳥園では最近セイタカシギの姿を確認することが多くなりました。深池に干潟ができていればたいがい見ることができます。夏ということで鳥の種類は多くありませんが、これから秋になっていきますとマガモ、コガモなどのカモ類、シギ、チドリ類、ツグミなどもやってきます。バードウォッチングするには良い季節になってきますのでみなさんぜひ足をお運びください。お待ちいたしております。
