みなさんこんにちは！
本日、愛知県尾張県民事務所海部県民センター主催による、親子ふれあい自然観察・体験教室を、ここ弥富野鳥園で開催し、約６０名の方々が参加されました。
＜本館前にて＞
午前中は観光バスで東名阪自動車道の弥富、蟹江ICへ行き、サギの集団営巣地を観察。午後からは野鳥園２階にて工作教室を行いました。
集団で営巣しているサギなど普段なかなか見ることができないので、参加された方々はサギの多さに驚いたのではないでしょうか。また、午後からの工作教室ではみなさん真剣なまなざしで作品づくりに取り組んでいました。
＜工作教室の様子＞
みなさんこんにちは！
久々の気ままに野鳥図鑑のコーナーです!!! さて、今回はカルガモをご紹介したいと思います。
カルガモは全長約６０cmあり、カモの仲間ではかなり大きい部類に入ります。河川、池、沿岸海域、水田地帯など比較的身近に観察できる野鳥です。コガモ、オナガガモ、ハシビロガモといった他のカモ類は、冬鳥なので初夏から秋にかけて日本では見ることはできませんが、カルガモは留鳥なので年中観察することができます。（たまに北へ渡ることを忘れた？カモも見かけます。中には日本で繁殖するカモもいます。※マガモなど）
植物の種子などをよく食べ、頭だけ潜り、おしりを上げて採食している姿をよく見かけます。
カルガモといえば「カルガモの親子」が有名ですね。４月～５月にカルガモがいる池や河川をよく観察して見ましょう。運がよければ子供を引き連れて泳いでいる可愛らしいカルガモの親子に出会えるかもしれませんよ。
＜野鳥園内水路にて＞
＜あの～重いんですけど＞
みなさんこんにちは！暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。熱中症などには十分気をつけて夏を乗り切りましょう!!
さて、本日、夏季恒例行事のストーンペインティングを行いました。
ただの石ころが絵を描くことによってすてきなアート作品に大変身!!
しかし、普段石に絵を描くということはなかなかないですから、凹凸のあるキャンバスに大苦戦!!
でも、最後はきっちりと見事な作品に仕上がっていました。
この教室は明日も行います。まだ若干空きがありますので、ご希望の方はご連絡ください。
＜製作中です＞
＜参加者の作品～上手ですね～＞
今日は野鳥園のとなりにあるＩＫＥＡさんの社員の方々が、環境活動の一環として訪れ、保護地内の野鳥観察及び園内の清掃活動をしていただきました。
朝、９時３０分、まず野鳥観察から行いました。野鳥保護地に入り、カワウのコロニー、深池周りを観察しました。カワウの営巣も終わりに近づいてきましたが、カワウの愛らしい幼鳥の姿や成鳥のエメラルドグリーンの美しい眼などを間近に観察することができました。
＜カワウのコロニー前にて＞
深池ではカルガモが逆さまになってえさを食べている様子やセッカの「ヒッ ヒッ ヒッ」という声を聴くことができました。１時間ほどの観察会となりましたが、８種類の野鳥を観察できました。
観察会の後は小公園内の清掃を行いました。昼近くなりとても暑くなりましたが、みなさまのがんばりのおかげで、大変きれいになりました。ありがとうございました!!
＜小公園内にて清掃活動＞
＜みなさんお疲れ様でした!!＞
４日目
この日は５時に起床、外は残念ながら雨模様。しかしこういう日の方がヤンバルクイナも安心して近くまで出てきてくれるだろうと期待して出発です。
車で出発してすぐに近くからヤンバルクイナの声が聴こえてきました。かなり大きな声です。どうやら宿のすぐ側まで来ているようですが姿は見えません。期待に胸を膨らませ林道に入ります。
しばらくして、ちょっと開けた牧草地になにやら大きな黒いかたまりを発見しました。何かなぁと車を降りカメラを向けた瞬間、バッと飛び上がり林の方へ一目散に姿を消してしまいました。どうやらリュウキュウイノシシだったようです。初めて見ましたがかなり大きく感じました。こちらに向かってきたらどうしようかと思いましたが、予想外の生き物に会えてとてもラッキーでした。
さて、ヤンバルクイナ探しです。ゆっくりと慎重に車を走らせます。すると出てきました！藪から出てきたらと思ったら、すばしっこく道路ぎわを走り、またすぐ藪の中へと入っていきました。さらにその後も、雨降りのせいなのか、道路を横切ったり、少し入り組んだあぜ道に出てきてくれたりと、まさに大盤振る舞いです。しかし残念ながら写真に収めることはできませんでした。ま、しっかりと目に焼き付けることができたので、撮影は次回のお楽しみということで・・・・・・ でも残念!!
さて４日間すごした奥集落に別れを告げ、雨は降り続いていましたが、こういう日こそ安心して鳥が姿を見せてくれるはず、とプラス思考で一路、野鳥の宝庫“金武”に向かいます。東シナ海を望む国道を南に向かい、途中コンビニで昼食を買い、高速道路を乗り継いで１１時頃に到着しました。
雨は降り続いていましたが、水田には期待通りたくさんのシギがいました。一生懸命何かをついばんでいます。初日観察した時同様にタカブシギが多かったですが、雨のせいか初日よりも動きがみんな活発です。
＜タカブシギ＞
しばらくすると“コッコッコッ”という声が聴こえてきました。何だろうと思いスコープで探してみるとシロハラクイナでした。土手の土をほじくり返し、ミミズを探しているようです。
＜シロハラクイナ＞
そのほか観察できたシギ、チドリ類はムナグロ、イソシギ、ウズラシギ、ヒバリシギ、オジロトウネン、アオアシシギ、チュウシャクシギ、タシギ、オオジシギ、私的に初観察となったコシャクシギ、ハリオシギを観察できました。ツメナガセキレイも初日同様観察できました。バンやアマサギ、チュウサギなどもあいかわらずたくさんいました。
＜ヒバリシギ＞
＜バン＞
そろそろ飛行機の時間もあるので那覇に向かう準備をしようと思っている時に、いも畑の中に見慣れないカラーリングをした鳥を発見しました。スコープでよく観察してみると、なんとアカガシラサギでした!! 冬羽のアカガシラサギは見たことありましたが、夏羽の美しい色をしたものを見たのは初めてです。やはり野鳥の宝庫“金武”は最高です!!!
さて、今回の探鳥旅行で観察できた鳥は以下のとおりです。
ハシビロガモ、カラスバト（リュウキュウカラスバト）、キジバト（リュウキュウキジバト）、ササゴイ、アカガシラサギ、アマサギ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、クロサギ（黒色型）、クロツラヘラサギ、ヤンバルクイナ、シロハラクイナ、バン、ムナグロ、コチドリ、セイタカシギ、オオジシギ、ハリオシギ、タシギ、コシャクシギ、チュウシャクシギ、アオアシシギ、タカブシギ、イソシギ、オジロトウネン、ヒバリシギ、ウズラシギ、ミサゴ、サシバ、コノハズク（リュウキュウコノハズク）、アオバズク（リュウキュウアオバズク）、アカショウビン（リュウキュウアカショウビン）、カワセミ、コゲラ（リュウキュウコゲラ）、ノグチゲラ、サンコウチョウ（リュウキュウサンコウチョウ）、ハシブトガラス（リュウキュウハシブトガラス）、ヤマガラ、シジュウカラ（オキナワシジュウカラ）、ツバメ、シロガシラ、ヒヨドリ（リュウキュウヒヨドリ）、ウグイス、メジロ（リュウキュウメジロ）、オオヨシキリ、セッカ、アカヒゲ（ホントウアカヒゲ）、イソヒヨドリ、オオルリ、スズメ、ツメナガセキレイ、キセキレイ、ビンズイ、カワラヒワ、アオジ、ドバト、シマキンパラ以上２８科５９種
番外編 オリイオオコウモリ、リュウキュウイノシシ、マングース、アサギマダラ（チョウ）、ヤモリ、オキナワシリケンイモリ、ヤンバルヤマナメクジ（巨大！）、アカマタ（無毒のヘビ）、ヤギ
今回の探鳥旅行はまずまずの天気にも恵まれ、たくさんの野鳥＆野生の生き物に出会うことができ、とても充実した４日間でした。まだまだ沖縄本島には、他にも探鳥スポットがたくさんあるので、次回は違う時季に、別の場所で探鳥したいと思います。
沖縄は観光も楽しいですが、こういった自然観察もとっても魅力的です。みなさんも機会がありましたらぜひ沖縄へ!! 新たな魅力にはまること間違い無しです!!!
