既に暦の上では立春が過ぎ、2月も後半になりますと徐々に気温が上がり、春めいていく日々を、ここ数年の同時期に感じておりましたが、今年はまだまだ寒い日が続きます。
つい先日のことですが、野鳥園上空ではチュウヒ2羽がノスリやカラスに追われ、そのあとでオオタカやハイイロチュウヒのメスが園上空に飛来している姿を観察することができました、相変わらず猛禽類天国といった状態となっておりますが、夕暮れになり、あたりが暗くなると、どこからかカモたちが事務所前の人工池に飛来してきており、静かな野鳥園事務所までその鳴き声が聞こえるようになりました。
本日2月21日より、第9回企画展といたしまして辻田忠氏による「鶴の色鉛筆画展」を3月14日(日)まで開催します。色鉛筆により、ここまで野鳥を描写することができるのかと思うほど一見する価値があります。
さて本日第9回探鳥会を開催したところ21名の参加者がありました。本日の目玉は、なんといっても探鳥会コース上空を長い時間チュウヒが旋回していたことです。双眼鏡を使ってこれだけ近くに見られることはなかなかないことで、まさに猛禽天国といったところでしょうか。
平成22年2月21日に観察できた野鳥
カワウ、ハシビロガモ、アオサギ、クサシギ、オオタカ、ノスリ、チュウヒ、ハイタカ、ミサゴ、ケリ、キジバト、カワセミ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、メジロ、スズメ、ホオジロ、セッカ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス以上26種