初夏の竹を生ける│大和未生流の稽古 2019-05-06 | アート・文化 竹 萩原朔太郎 ますぐなるもの地面に生え、 するどき青きもの地面に生え、 凍れる冬をつらぬきて、 そのみどり葉光る朝の空路に、 なみだたれ、 なみだをたれ、 いまはや懺悔をはれる肩の上より、 けぶれる竹の根はひろごり、 するどき青きもの地面に生え。 (竹とその哀傷│角川文庫「月に吠える」, p28, 角川書店, 1963)