夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです | |
クリエーター情報なし | |
文藝春秋 |
僕は、村上春樹が持つ整然とした雰囲気が好きだ。
この人、あるいは、この人の小説に出てくる人物のように生きる能力があればどんなに良いだろうと思う。
他にも好きな部分はある。大した小説家だと思うし。
ただ、僕はこの人のような整然とした感じを持つ小説家を他に知らない。
誰かからの影響でることは間違いない。
それが誰なのか僕が知らないから惹かれるのかも知れない。
ヒーローに対する憧れとは質が違うが、これも憧れの一種だ。
憧れさせてくれて、気を張って生きれば手に入りそうな気がする。
だから僕はこの人の小説を読むのかも知れない。
そんなことを考えながら本書を読んだ。