万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0839 春の野に0768

2013年01月08日 | 万葉短歌

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万葉短歌0839 春の野に0768

春の野に 霧立ちわたり 降る雪と
人の見るまで 梅の花散る  田氏真上

0768     万葉短歌0839 ShuC107 2013-0108-man0839

はるののに きりたちわたり ふるゆきと
  ひとのみるまで うめのはなちる
田氏真上(でんじの まかみ)=原文では、「筑前目田氏真上」。読下しでは、「筑前目(つくしのみちのくちのさくゎん) 田氏真上」。「筑前目 筑前国の四等官。筑前は上国で、<目>は従八位下相当官。」「天平十七年(745)十月頃、諸陵寮大允(だいいん)従六位上であった、田辺史真上であろう(…)。
【編者注】「梅花歌卅二 并序」の第二十五首。
【訓注】[真名仮名全対応]春の野(はるのの=波流能務)。霧(きり=紀理)。降る雪(ふるゆき=布流由岐)。梅の花(うめのはな=烏梅能波奈)。散る(ちる=知流)。