万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0853 あさりする0782

2013年01月22日 | 万葉短歌

2013-0122-man0853
万葉短歌0853 あさりする0782

あさりする 海人の子どもと 人は言へど
見るに知らえぬ 貴人の子と  大伴旅人

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あさりする あまのこどもと ひとはいへど
  みるにしらえぬ うまひとのこと
大伴旅人(おほともの たびと)=原文に作者名はないが、依拠本推定による(以下、第857歌まで)。第847歌、第316歌参照。
【編者注】題詞原文は「遊松浦河序」。中国「遊仙窟」「文選」にならった漢文序。その最後に「因贈詠歌曰」とあって、この歌になる。次歌の「答詩曰」と合わせて贈答歌形式の、作者による虚構作品。
【訓注】[真名仮名全対応]あさり(阿佐理)。海人(あま=阿末)。子ども(こども=古等母)。人(ひと=比得)。見る(みる=美流)。貴人(うまひと=有麻必等)。