万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0861 松浦川0790

2013年01月30日 | 万葉短歌

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万葉短歌0861 松浦川0790

松浦川 川の瀬早み 紅の
裳の裾濡れて 鮎か釣るらむ  大伴旅人

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まつらがは かはのせはやみ くれなゐの
  ものすそぬれて あゆかつるらむ 
大伴旅人(おほともの たびと)=形式的には「後人」だが、依拠本に拠る。第316歌参照。
【編者注】題詞は、「後人追和之歌三首」。脚注に「帥老」(そちらう)。その第一首。
【訓注】[真名仮名全対応]松浦川(まつらがは=麻都良我波)。川の瀬(かはのせ=可波能世)。紅(くれなゐ=久礼奈為)。裳の裾(ものすそ=母能須蘇)。鮎(あゆ=阿由)。釣る(つる=都流)。