万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0845 うぐひすの0774

2013年01月14日 | 万葉短歌

2013-0114-man0845
万葉短歌0845 うぐひすの0774

うぐひすの 待ちかてにせし 梅が花
散らずありこそ 思ふ子がため  門氏石足

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うぐひすの まちかてにせし うめがはな
  ちらずありこそ おもふこがため
門氏石足(もんじの いそたり)=原文では、「筑前掾門氏石足」。読下しでは「筑前掾(つくしのみちのくちのじょう) 門氏石足」。「筑前掾 筑前国の三等官。従七位上相当官。」「門部連(かどべのむらじ)石足。大伴旅人上京の際に、惜別の歌を詠んでいる。」 第568歌参照。
【編者注】「梅花歌卅二 并序」の第三十一首。
【訓注】[真名仮名全対応]うぐひす(宇具比須)。梅が花(うめがはな=宇米我波奈)。散らず(ちらず=知良須)。思ふ(おもふ=意母布)。