2020-0902-man3705
万葉短歌3705 竹敷の3442
竹敷の 玉藻靡かし 漕ぎ出なむ
君がみ船を いつとか待たむ 玉槻
3442 万葉短歌3705 ShuH223 2020-0902-man3705
□たかしきの たまもなびかし こぎでなむ
きみがみふねを いつとかまたむ
〇玉槻(たまつき)=前歌参照。
【編者注】遣新羅使人等の歌(3578~3722、一四五首)の第128首。「竹敷浦・・・歌十八首」の第6首。女。左注に、「右二首対馬娘子名玉槻」。
【訓注】竹敷(たかしき=多可思吉)。玉藻(たまも=多麻毛)。靡かし(なびかし=奈婢可之)[下記注]。み船(みふね=美布祢)。
【編者注-〈なびかふ〉関連】02-0194(長歌)靡相之(なびかひし)、-0196(長歌)靡相之(なびかひし)、07-1396於礒将靡(いそになびかむ)、10-2013靡見者(なびかふみれば)、15-3705多麻毛奈婢可之(たまもなびかし)。