2020-0922-man3725
万葉短歌3725 我が背子し3462
我が背子し けだし罷らば 白栲の
袖を振らさね 見つつ偲はむ 狭野弟上娘子
3462 万葉短歌3725 ShuH257 2020-0922-man3725
□わがせこし けだしまからば しろたへの
そでをふらさね みつつしのはむ
〇狭野弟上娘子(さのの おとかみの をとめ)=3723番歌参照。
【編者注】中臣宅守・・・六十三首(3723~3785)の第3首、悲別歌群8首(3723~3730)の第3首。女。
【訓注】我が背子(わがせこ=和我世故)。けだし罷らば(けだしまからば=気太之麻可良婆)[「ひょっとして・・・都を離れて」]。白栲(しろたへ=思漏多倍)。