2020-0928-man3731
万葉短歌3731 思ふ故に3468
思ふ故に 逢ふものならば しましくも
妹が目離れて 我れ居らめやも 中臣宅守
3468 万葉短歌3731 ShuH273 2020-0928-man3731
□おもふゑに あふものならば しましくも
いもがめかれて あれをらめやも
〇中臣宅守(なかとみの やかもり)=第3723番歌注参照。
【編者注】中臣宅守・・・六十三首(3723~3785)の第9首、贈答歌群48首(3731~3778)の第1首。男。
【訓注】思ふ故に(おもふゑに=於毛布恵尓)[読下し<故/ゑ>訓は、集中ここだけ。「<ゆゑに>の約・・・」]。しましくも(之末思久毛)。離れて(かれて=可礼弖)。我れ(あれ=安礼)。