今朝の信州、天気は晴れ気温が20度と平年並みでした
が風がなかったので、少し汗ばむwalkingでした。
大学や高校、官公庁、企業などの給食・食堂運営を手
がけるホーユー(広島市)が、自己破産を検討している
ようです。しかし、経営危機にあるのはこの業界の多く
の中小企業、売上高10億円未満の、中小給食事業者の
四分の一に近い23.8%が赤字と予想されている。
ホーユーの場合を例に撮れば、1994年7月に設立されて
29年キャリア、中国・四国地方を皮切りに、北は東北
地方から南は九州地方まで営業所を展開している。所が
コロナ禍による食堂閉鎖で売り上げが減少していたのに
加え、コロナ後の物価高騰や人手不足に伴う人件費の
高騰で収益が急激に悪化した。
経営破綻の引き金になったのは入札制度です。契約期間
中は値上げもままならず、経営破綻に追い込まれた。
報道によると、食堂運営がストップした自治体に対して
ホーユーから値上げの要請はなかったみたいです。一方
同社の山浦芳樹社長は入札制度下では値上げ要請をした
ところで回答まで数カ月はかかり、1食当たり30円位の
値上げがせいぜいで手間暇がかかるだけだから要請し
なかったというが、これも怠慢に入るのでしょう。
全国の給食事業者も同様の問題に直面している。東京
商工リサーチによると、給食業界の昨年度売上高合計
は大企業(11社)が前期比2.7%増の5698億6200万円
中小企業(206社)が同4.5%増の6393億7300万円と、
コロナ禍の終焉(しゅうえん)で回復基調にある一方
同年度の利益合計は大企業が同18.7%減、中小企業が
27.3%減と、いずれも大幅減益となっているようです。
売り上げを確保するために、採算と利益をギリギリま
で絞って、入札し一旦入札したものは、該当年度はそ
の金額のままで年度末まで、国は従業員の賃金を精一
杯上げろ!!!原材料費は、我々の家庭の消費生活を見れ
ばわかるように、今年の諸物価の高騰について、国民
皆が頭を悩ませています。でもこの入札制度で決めら
れた価格は、契約上原則として変更は出来ません。そ
んな中での経営は、相当大変と思われますが、恐らく
第二のホーユーが現れることに、懸念がぬぐえない。
岸田総理のお膝元の会社ですが・・社会的影響が大き
いので、広島県も今年のサミット開催で、国が大きな
社会資本整備をしたので、多少の融通は効くはず、な
んとか、子供たちの給食だけは、確保してあげてくだ
さい。そして入札契約制度についても再検討をお願い
したいものです。
信州の我が街塩尻市のブドウが最盛期で~す。
町中があま~い香りに包まれています。









