今朝の信州は気温が16度曇り空、まだお日様が顔を見
せてくれません。今朝4時からのラグビーW杯フラン
ス大会 1次リーグD組 日本28―22サモア後半
ひやひやしながらも勝ちました、最後までよく我慢強
くサモアの強烈アタックに耐えてくれました。
今夜は、満月です、たまたま中秋の名月と満月が一致
して、満月望。月と太陽の黄経差が180°となる日。更
に天文学的満月のようです。そこで国立天文台の資料
をお借りして今年の中秋の名月を語ってみます、今夜
18時58分に満月を迎える「中秋の名月」とは太陰太陽
暦の8月15日の夜に見える月のことを指します。中秋の
名月をめでる習慣は、平安時代に中国から伝わったと
言われています。日本では中秋の名月は農業の行事と結
びつき、「芋名月」などとも呼ばれることもあります。
今年の中秋の名月は満月と同じ日ですが、実は、中秋
の名月と満月の日付がずれることは、しばしば起こり
ます(例えば、来年の2024年は、中秋の名月が9月17日
満月が9月18日と日付がずれます)これは次の理由です
2021年9月21日・・2022年9月10日・・2023年9月29日
2024年9月17日・・2025年10月06日・2026年9月25日
2027年9月15日・・2028年10月03日・2029年9月22日
2030年9月12日
- 中秋の名月は太陰太陽暦の日付(新月からの日数)で決まるが、満月(望)は、太陽、地球、月の位置関係で決まる。
- 月の公転軌道が楕円形であり、新月(朔)から満月(望)までにかかる日数が13.9日から15.6日と大きく変化する。
詳しくは、国立天文台暦計算室ウェブサイトの「名月必ずしも満月ならず 」をお読みください。
また、太陰太陽暦の9月13日の夜を「十三夜」と呼び
日本ではその夜にもお月見をする習慣があります。
十三夜は、「後(のち)の月」「豆名月」「栗名月」
とも呼ばれます。今年の十三夜は、10月27日です。
欧米にはお月見のような風習はありません。ですが、
英語には毎月の満月の呼び名があり、秋分の日に最も
近い満月のことを Harvest Moon(ハーベストムーン)
と呼ぶそうです。ちなみに、日本では十五夜以外にも
風流な月の呼び名がたくさんあります。十五夜よりや
や遅い時刻にためらいがちに出てくる16日目の月を指
す「十六夜(いざよい)」がその代表です。
17日目の月は、月の出を立って待つので「立待月」、
18日目は座って「居待月」、19日目は寝て「寝待月」
20日目は夜更けまで待つので「更待月」。月の出まで
の時間はのびていきますが、それをのんびりと待って
いる表現が面白いですね。
十五夜のお供えは神様に収穫を感謝するため、もとは
掘った里芋を高く盛るのが主流だったようです。中秋
の名月が別名「芋名月」とも呼ばれるのはここからき
ています。それが江戸時代になると、五穀豊穣への感謝
も込めて収穫した米で団子が作られるようになり、今日
まで定着していきました。団子が丸いのは月に見立てた
とする説が有力のようです。そして、一緒に飾る植物の
代表はススキです。神様がおりてくるための対象となる
ものを「依り代(よりしろ)」といいますが、本来は
依り代として稲穂を飾りたいところ、収穫前で入手で
きないためよく似たススキが選ばれたといわれます。
また、ススキはの鋭い切り口は魔除けになるとされ、
お供えしていたススキを軒先に吊るせば1年間無病息災
で過ごせるという言い伝えもあるそうです。今日のよう
に満月と中秋の名月が重なる年は次7年ごとの事です。