今朝の信州は気温19度曇でした、朝4時半は曇ってい
ましたが雨は降っていませんでした。念のため傘を持
ってのwalkingでしたが途中6時頃から小雨が降り始め
6時半の家に帰着するころ、本格的な雨の朝です。
9月10日に私らのみどり湖水芭蕉公園の秋の草刈りや
清掃、苗の植え込みや水路整備などの作業がありまし
た、会員28名のうちの15名の参加で、朝9時から11時
半までの作業、お昼のお弁当を皆で食べて解散として
きました。水芭蕉は1つの肉質の花序(肉穂花序)には
数十から数百の小花があり、それらが雄蕊(ゆうずい)
と雌蕊(しずい)を持つ両性花です、仏炎苞が開いた
時点で、多くの小花は雌蕊が露出しており受粉可能で
雄蕊は花序の表面には現れていないが、開花の後数日
しますと、花序の表面を押し上げるようにして雄蕊が
出現し、多くの花粉を放出する。この時に自花受粉す
ることもあるようですが、その後雄蕊からの花粉の放
出が続く。このように最初は雌蕊だけが機能し、やが
て雄蕊が機能を始めるという開花システムを雌性先熟
と呼び、イネ科などの風媒花の特徴のようです。
受粉後、花序は大きく成長し、緑色の肉質の果穂(か
すい)になり、種子が完熟した果穂は、ぼろぼろと崩れ
果肉をつけたままで種子が散布される、種子は軽くて
水に流される。種子は褐色で大きさ約5 mmの半球型を
してます、実生は条件の良い場所に定着すると3年程度
で開花するまでに成長する。とありますが、実際は我々
公園では5年から7年位の年月を経て花を咲かせます
葉などの汁にはシュウ酸カルシウムが含まれ、肌に付
くとかゆみや水ぶくれを起こすことなどがあります。
根茎はかつて腎臓病や便秘などの民間薬として利用さ
れたこともあるようですが、薬効についての根拠は無
く、逆にアルカロイドが含まれているため、服用する
と吐き気や脈拍の低下、ひどい時には呼吸困難や心臓
麻痺を引き起こす危険があるので利用は禁物である。
ツキノワグマは、ミズバショウの葉や花を食用とする
場合がありますが、これは冬眠後などに体内の老廃物
等を排出するための、嘔吐剤・下剤として食べるためで
あり、人間は絶対に真似して行けないようです。
そんな水芭蕉なので、我々も草刈りや花の終わった茎
や葉を刈り取ったりには十分注意して作業してきました