東日本大震災復興公演として薪能が屏風ヶ浦を背景に行われました。
薪能は、主として夏場の夜間、能楽堂や野外に臨時に設置された能舞台の周囲にかがり火を焚いて、その中で能を演じることだそうです。
始めに狂言「棒縛り」おかしいところでは大いに笑ってくださいと言われたがあまりに現実離れで笑えない。
能は「船弁慶」です。頼朝に追われた義経一行が静と別れて船出をするのでする場面です。謡の響きはなかなか心地よいのですがゆったりした舞は少し私には合わないようです。
それでも義経伝説の地、犬岩と屏風ヶ浦を背景日本古来の伝統芸能を公演してくださったアイデアは素晴らしいです。チケットも800枚は完売だそうで当日、立見席で入った方もいました。
なんといっても遠慮がちにライトアップされて浮かび上がる屏風ヶ浦の背景の美しさにしばしば幽玄の世界に浸ることができました。
駐車場にはボンネットバスが待機していました。