トヨタ 世界販売台数 グループ全体で1082万台余 5年連続トップ NHK 2025年1月30日 15時40分
トヨタ自動車が発表した去年1年間の世界での車の販売台数はグループ全体で1082万台余りで、ドイツのフォルクスワーゲンを上回って5年連続で世界トップとなりました。
トヨタが発表した去年1年間の世界での車の販売台数は、ダイハツ工業と日野自動車を含むグループ全体で前の年より3.7%少ない1082万1480台となりました。
これは国の認証取得の不正問題やリコールで一部車種の生産が停止し、日本国内での販売台数が前の年より20%近く減ったことなどが要因です。
一方、海外では北米やインドなどでの販売が好調で、世界全体としては4年連続で1000万台を超えました。
この結果、ドイツのフォルクスワーゲンの去年のグループ全体での世界販売台数、902万台余りを上回り、5年連続で世界トップとなりました。
また、トヨタ単体では世界販売台数のうち、EV=電気自動車やハイブリッド車などの「電動車」の割合が44.6%を占め、これまでで最も大きくなっています。
一方、トヨタ単体の国内での生産台数は312万8351台と、前の年より7.2%減りましたが、トヨタが雇用や技術力を確保するために欠かせないとしている年間300万台規模は維持しました。
存在感増す中国勢
このほかの日本の主な自動車メーカーの去年1年間の世界全体での販売台数は、ホンダが4.6%減少して380万7311台、日産自動車も0.8%少ない334万8687台で、世界最大の中国市場でEVや充電が可能なプラグインハイブリッド車が急速に普及するなか、両社とも中国市場での減少が響きました。
これに対し、EV=電気自動車などの販売を拡大してきた中国の新興メーカー、BYDは前の年より41.2%増えて427万2145台と、ホンダと日産を初めて上回りました。
一方、世界2位のアメリカ市場では、ハイブリッド車やSUV=多目的スポーツ車の好調な需要を背景にホンダや日産も含めて現地に進出する日本メーカー6社すべてが前の年より販売を伸ばしました。
ただ、トランプ大統領の就任に伴い、車の脱炭素や関税の政策で先行きの不透明感が増していて、各社とも対応を迫られそうです。
トヨタ自動車が発表した去年1年間の世界での車の販売台数はグループ全体で1082万台余りで、ドイツのフォルクスワーゲンを上回って5年連続で世界トップとなりました。
トヨタが発表した去年1年間の世界での車の販売台数は、ダイハツ工業と日野自動車を含むグループ全体で前の年より3.7%少ない1082万1480台となりました。
これは国の認証取得の不正問題やリコールで一部車種の生産が停止し、日本国内での販売台数が前の年より20%近く減ったことなどが要因です。
一方、海外では北米やインドなどでの販売が好調で、世界全体としては4年連続で1000万台を超えました。
この結果、ドイツのフォルクスワーゲンの去年のグループ全体での世界販売台数、902万台余りを上回り、5年連続で世界トップとなりました。
また、トヨタ単体では世界販売台数のうち、EV=電気自動車やハイブリッド車などの「電動車」の割合が44.6%を占め、これまでで最も大きくなっています。
一方、トヨタ単体の国内での生産台数は312万8351台と、前の年より7.2%減りましたが、トヨタが雇用や技術力を確保するために欠かせないとしている年間300万台規模は維持しました。
存在感増す中国勢
このほかの日本の主な自動車メーカーの去年1年間の世界全体での販売台数は、ホンダが4.6%減少して380万7311台、日産自動車も0.8%少ない334万8687台で、世界最大の中国市場でEVや充電が可能なプラグインハイブリッド車が急速に普及するなか、両社とも中国市場での減少が響きました。
これに対し、EV=電気自動車などの販売を拡大してきた中国の新興メーカー、BYDは前の年より41.2%増えて427万2145台と、ホンダと日産を初めて上回りました。
一方、世界2位のアメリカ市場では、ハイブリッド車やSUV=多目的スポーツ車の好調な需要を背景にホンダや日産も含めて現地に進出する日本メーカー6社すべてが前の年より販売を伸ばしました。
ただ、トランプ大統領の就任に伴い、車の脱炭素や関税の政策で先行きの不透明感が増していて、各社とも対応を迫られそうです。