
ヒズボラ前最高指導者の葬儀 イスラエル軍は空爆繰り返す NHK 2025年2月24日 7時37分
イスラエル軍が南部に駐留を続ける中東のレバノンでは、イスラエル軍の空爆で去年殺害されたイスラム教シーア派組織ヒズボラの前の最高指導者ナスララ師の葬儀が23日、行われました。
一方、イスラエル軍はレバノンへの空爆を繰り返していて、緊張が広がらないか懸念されています。
レバノンでは23日、去年9月末にイスラエル軍の空爆で殺害されたヒズボラの前の最高指導者ナスララ師の葬儀が行われました。
葬儀の会場となった首都ベイルートの競技場にはヒズボラの旗などを持った多くの人が集まったほか、後ろ盾となってきたイランのアラグチ外相も出席しました。
カセム師
ヒズボラの現在の最高指導者のカセム師は「われわれは屈しない。殺害や占領は受け入れない」と述べ、イスラエルに対し抵抗する姿勢を強調しました。
一方、イスラエルのカッツ国防相は葬儀の最中、イスラエル軍の航空機がベイルートの上空を旋回したとSNSで明らかにし「イスラエルを破壊すると脅し、攻撃する者は終わりを迎える」と警告しました。
イスラエルとヒズボラの停戦合意では、レバノンの正規軍が今月18日までにレバノン南部に展開する代わりに地上侵攻していたイスラエル軍が撤退するとしていましたが、現在もイスラエル軍はレバノン南部の5か所に駐留を続けています。
さらにイスラエル軍は23日、停戦合意に違反しているなどとして、レバノン南部などのヒズボラの軍事施設を空爆したと発表していて、緊張が広がらないか懸念されています。
米の中東担当特使 今月26日から中東訪問へ
イスラエルとイスラム組織ハマスの6週間の停戦の期限が来月1日に迫る中、トランプ政権のウィトコフ中東担当特使は23日、アメリカメディアのインタビューに対し、今月26日から中東を訪問することを明らかにしました。
ウィトコフ氏によりますと訪問は5日間の日程で、イスラエルのほかカタールやエジプト、サウジアラビア、UAE=アラブ首長国連邦を訪れる予定だということです。
ウィトコフ氏は、イスラエルのネタニヤフ首相が停戦の継続を望んでいるとの見方を示したうえで、恒久的な停戦を目指す停戦の第2段階への移行について「われわれはそれが前進することを期待している」と述べ、協議の進展に期待を示しました。
イスラエル軍が南部に駐留を続ける中東のレバノンでは、イスラエル軍の空爆で去年殺害されたイスラム教シーア派組織ヒズボラの前の最高指導者ナスララ師の葬儀が23日、行われました。
一方、イスラエル軍はレバノンへの空爆を繰り返していて、緊張が広がらないか懸念されています。
レバノンでは23日、去年9月末にイスラエル軍の空爆で殺害されたヒズボラの前の最高指導者ナスララ師の葬儀が行われました。
葬儀の会場となった首都ベイルートの競技場にはヒズボラの旗などを持った多くの人が集まったほか、後ろ盾となってきたイランのアラグチ外相も出席しました。
カセム師
ヒズボラの現在の最高指導者のカセム師は「われわれは屈しない。殺害や占領は受け入れない」と述べ、イスラエルに対し抵抗する姿勢を強調しました。
一方、イスラエルのカッツ国防相は葬儀の最中、イスラエル軍の航空機がベイルートの上空を旋回したとSNSで明らかにし「イスラエルを破壊すると脅し、攻撃する者は終わりを迎える」と警告しました。
イスラエルとヒズボラの停戦合意では、レバノンの正規軍が今月18日までにレバノン南部に展開する代わりに地上侵攻していたイスラエル軍が撤退するとしていましたが、現在もイスラエル軍はレバノン南部の5か所に駐留を続けています。
さらにイスラエル軍は23日、停戦合意に違反しているなどとして、レバノン南部などのヒズボラの軍事施設を空爆したと発表していて、緊張が広がらないか懸念されています。
米の中東担当特使 今月26日から中東訪問へ
イスラエルとイスラム組織ハマスの6週間の停戦の期限が来月1日に迫る中、トランプ政権のウィトコフ中東担当特使は23日、アメリカメディアのインタビューに対し、今月26日から中東を訪問することを明らかにしました。
ウィトコフ氏によりますと訪問は5日間の日程で、イスラエルのほかカタールやエジプト、サウジアラビア、UAE=アラブ首長国連邦を訪れる予定だということです。
ウィトコフ氏は、イスラエルのネタニヤフ首相が停戦の継続を望んでいるとの見方を示したうえで、恒久的な停戦を目指す停戦の第2段階への移行について「われわれはそれが前進することを期待している」と述べ、協議の進展に期待を示しました。